自動車はエコカー減税の廃止による国内販売の大幅落ち込みと円高
電機業界は欧米景気減速による液晶テレビの売り上げ減と販売競争
の激化とやはり円高。昨日の新聞記事を読むとやはり景気の先行き
には暗雲が垂れ込めています。
一方、新興国需要を取り込んだ建機業界や設備投資のメーカーでは
円高の悪影響を吸収して通期業績をを上方修正する企業も見られま
す。同じ業種でも新興国需要を取り込んだダイハツは通期の業績を
上方修正しました。輸出比率8割のマツダは円高の影響をもろに受
けて営業利益段階では通期業績を引き下げました。
この円高であぶりだされた風景は企業の真の成長力です。これから
は同じ業種でも上位企業と下位企業とで企業間格差が一層開くでし
ょう。その結果あらゆる業種でM&Aが日常的に起こるかもしれま
せん。むしろこれからは強い企業はより強くなってもらわなければ
世界で戦っていけません。
今まで逆風に晒される事が少なかった内需企業の株が多く年初来安
値に沈んでいるのは日本株を取り巻く環境の厳しさだけでなく今の
ままでは内需企業の成長は望めないことを市場が警告しているのだ
と私は考えています。一方同じ内需株でも食品メーカーは旨く海外
市場を開拓できれば成長できる可能性はまだまだあります。問題は
一部のメーカー(アサヒやキリンなど)を除いて企業規模が小さい
ことです。
リスクのある海外市場を開拓するにはそれなりの規模が必要です。
日本企業の商品性はすばらしいものがあるのですからきっとアジア
の人々には受け入れられます。そのためには業界再編で規模拡大が
やはり必要です。この2、3年が勝負ではないでしょうか。
キリンとサントリーの統合が白紙に戻ったのはある意味食品業界で
は残念なことでした。あれで盛り上がっていた再編ムードが一気に
萎んでしまいました。日本の有力な企業には余剰資金が溜まってい
ます。きっと近い将来、世間があっと驚く再編話が出てくるでしょう。
電機業界は欧米景気減速による液晶テレビの売り上げ減と販売競争
の激化とやはり円高。昨日の新聞記事を読むとやはり景気の先行き
には暗雲が垂れ込めています。
一方、新興国需要を取り込んだ建機業界や設備投資のメーカーでは
円高の悪影響を吸収して通期業績をを上方修正する企業も見られま
す。同じ業種でも新興国需要を取り込んだダイハツは通期の業績を
上方修正しました。輸出比率8割のマツダは円高の影響をもろに受
けて営業利益段階では通期業績を引き下げました。
この円高であぶりだされた風景は企業の真の成長力です。これから
は同じ業種でも上位企業と下位企業とで企業間格差が一層開くでし
ょう。その結果あらゆる業種でM&Aが日常的に起こるかもしれま
せん。むしろこれからは強い企業はより強くなってもらわなければ
世界で戦っていけません。
今まで逆風に晒される事が少なかった内需企業の株が多く年初来安
値に沈んでいるのは日本株を取り巻く環境の厳しさだけでなく今の
ままでは内需企業の成長は望めないことを市場が警告しているのだ
と私は考えています。一方同じ内需株でも食品メーカーは旨く海外
市場を開拓できれば成長できる可能性はまだまだあります。問題は
一部のメーカー(アサヒやキリンなど)を除いて企業規模が小さい
ことです。
リスクのある海外市場を開拓するにはそれなりの規模が必要です。
日本企業の商品性はすばらしいものがあるのですからきっとアジア
の人々には受け入れられます。そのためには業界再編で規模拡大が
やはり必要です。この2、3年が勝負ではないでしょうか。
キリンとサントリーの統合が白紙に戻ったのはある意味食品業界で
は残念なことでした。あれで盛り上がっていた再編ムードが一気に
萎んでしまいました。日本の有力な企業には余剰資金が溜まってい
ます。きっと近い将来、世間があっと驚く再編話が出てくるでしょう。