ウィングス・グレイテスト・ヒッツ(1978)
1.アナザー・デイ
2.心のラブ・ソング
3.007/死ぬのは奴らだ
4.ジュニアーズ・ファーム
5.幸せの予感
6.バンド・オン・ザ・ラン
7.アンクル・アルバート~ハルセイ提督
8.ハイ・ハイ・ハイ
9.幸せのノック
10.マイ・ラブ
11.ジェット
12.夢の旅人
ポール・マッカートニー(ウィングス)にとって、最初にして最高のベスト盤である、と僕は思う(笑)
先日の「サー・ナイト@BBA」でも、主に若い人たち(笑)に話したのだが、70年代(特に後半)のポールは凄かった。ウィングスを率いて大ヒット連発、ラジオをつければ、ウィングスの曲が流れない日はなかった、と言ってもいいくらい。しかも、どの曲も魅力的なメロディとアイデアに溢れた名曲ばかり、その時点で既にエバー・グリーンとしての輝きを眩いばかりに放っていたのだ。そんな絶好調だったポールのヒットを集めたアルバムである。曲目を見ただけでも完璧だ(笑) 懐かしさと感動で、気が狂いそうになる(笑) 唯一の欠点は「あの娘におせっかい」が収録されてない事だけだ(笑)
このベスト盤が出た後も、ポールはヒット曲を出し続け、80年代前半まではヒットメーカーの名を欲しいままにした。その後は....皆さん、ご存知の通り(苦笑)
このグレイテスト・ヒッツの他、ポールは『オール・ザ・ベスト』『夢の翼』の2種類のベスト盤を出している。が、どちらもこのグレイテスト・ヒッツをベースにしたような内容だ。結局、ポール・マッカートニーが一番光り輝いていたのは、ウィングスを率いていた70年代だったという事なのか。残念ではあるが。
余談だが、このアルバムのジャケットは、どこかの雪山に像を運び込んで撮影したものらしい。決して合成やミニチュアではないのだ。こんなエピソードにも、当時のポールの絶好調ぶりを感じてしまうのは僕だけか(笑)