JA7NI - AKITA GRABBER

2200m band Grabber for DX

アンリツ オートダイン受信機

2015-10-19 07:33:23 | 160m
秋田のDX仲間でオートダイン受信機と鉱石ラジオが話題になっていて、1-V-1を自作したJA7GYPさんがこられたので
アンリツのARR-5604Dに久しぶりに通電してみた。
パイロットランプが切れていて、電源入れても手応えないが、少しして中波放送が聞こえてきた。
再生の掛かり具合はスムーズで音量、音質も上々。ハム音も気にならない。

ARR-5604/D 仕様;オートダイン長中波  受信周波数14~4000kHz6バンド BCバンドにはLPFあり。
AFフイルターあり、 45VA、41Kg
高周波増幅2段ターレットコイル

ターレットコイルは大きい。(シャーシーなど清掃していないので、汚れあり)

電源トランスのすぐ上が5Y3整流管、その右VR-105,12AT7(AF増幅)
その上が6AQ5(AF増幅)と6AL5(リミッター)
中央のRF部分、手前から6BD6(RF増幅1),6BD6(RF増幅2),6AU6(再生検波)
真空管の間に見える多くの小さな管はコンデンサー。

Band-6にして3.5MHzを聞いてみた。
ダイヤル範囲が1.5M~4Mでバンドスプレットがないので選局はむづかしいが、CW,SSBとも思ったより安定に聞こえ一旦選局すればダイヤルをいじる必要はなかった。
SSBで周波数微調整は「REGEN(再生量)ツマミ」で十分使えた。
AFフィルターを「SHARP」にするとCW,SSBで混信は気にならなくなった。
CQを出すJCC移動局を聞いていたが、長時間ダイヤルいじる必要ないのには驚いた。
大きなターレットコイルと、スクリーンGの安定にVR-105を使っている事、それにローバンドである事が、周波数安定の要因なのだろう。
この受信機を巡視船宗谷が積んでいたそうで、さすがである。
何回も言うが、オートダインで周波数がこんなに安定なのは信じられないぐらいで、びっくりだ。

21:03JST 1.8MHzを聞いたら、N8OOが579に安定に聞こえこれまたびっくり。(アンテナは160m用デルタループ)
AGCがないので、N8OOを呼ぶJAの信号が大きすぎてこれまたびっくり。(その為の6AL5のLIMITERでした)
メーターはAF出力dBm目盛。