伊東家のデスク

オタクの備忘録など

5月半ばの頃について

2022-05-16 18:59:14 | 雑文
・『北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝』
 実際に『北斗の拳』が80年代の作品だからこそ許されたネタである。これで『北斗』が90年代の作品だったら、ただ寒いだけだった。80年代の妙な勢いという背景の力は偉大である。

・『灼熱カバディ』21巻
 遂に星海対英峰開始。これが楽しみで仕方なかった。

・『吼えろペンRRR』
 なんだかおかしいなぁ。多分、『新』よりも面白くなっているのだが、その理由がよく分からない。ギャグネタそのものは半自伝の色が濃すぎて弱くなっているはずなのだが、さてこの面白さの理由は。

・『ニニンがシノブ伝ぷらす』
 何を書いてもその作家の味しか出ない作家がいる。古賀亮一がまさにそれ。『ゲノム』にしろ『忠犬ディディー』にしろ、古賀マンガは何をどうしたって古賀マンガにしかならないのである。これは古賀亮一最大の長所である。

・『シン・ウルトラマン』
 見てきた。大満足の80点。ウルトラマン映画・こじらせたオタ向け映画として優等生らしい作りに徹していて、そこが良いのだけれど、物足りなさが漏れなくついてくる。そのため、どれほど楽しめても点数そのものは80点が精一杯というところ。
 大満足は、まずはリボーンされた怪獣・宇宙人どもが最後のあいつを除き「らしい」良さを保っていたあたり。特に冒頭のあいつらを見た瞬間、危うく叫ぶところだったよ。
 ウルトラマンの人類愛あたりは手堅くやったという感じで特筆すべきところはないが、全権特使の描き方は巧かった。
 あとは全体を流れるもやもやした緩さだろうか。そうそう。『ウルトラマン』ってこうだよ、こう。てっきり最近の流れでハードSFでいくのかと思ったら、しっかり空想特撮に徹していて頼もしかった。
 初代ウルトラマンあまり知らない人と見に行ったのだが、あちらは諸々のネタにニヤニヤすることなくひたすら楽しめたらしいので、それも良しとしよう。