さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 カウナス その3

2015年06月29日 | 海外旅行
市庁舎広場に隣接する聖ペテロ&パウロ大聖堂に入場しました。 15世紀に建てられた教会で、内部はフレスコ画や彫刻で豪華に飾られています。 主祭壇には、何体もの彫刻が並べられていました。 キリストの磔刑像。 主祭壇の上にも像が飾られています。 壁には、15世紀にこの街を発展させたヴィタウタス大公の肖像画が飾られていました。 美しいパイプオルガンも設けられ . . . 本文を読む

さすらいの風景 カウナス その2

2015年06月26日 | 海外旅行
杉原千畝記念館の見学の後、旧市街地に移動し、カウナス城の前から歩き出しました。 カウナス城は、13世紀にドイツ騎士団の侵略を防ぐために築かれた城です。リトアニアと騎士団の国境になっていたネムナス川の畔にあるため、ここで戦闘が繰り返されました。15世紀にヴィタウタス大公の時代に再建されましたが、騎士団との戦いにも勝利で終わったため、城としての重要性は失われ、外賓の接客に用いられるようになりまし . . . 本文を読む

さすらいの風景 カウナス その1

2015年06月25日 | 海外旅行
タリン到着後、ヴィリニュスまでは南下を続けてきましたが、第五日目からは折り返して北上を開始することになりました。まずはヴィリニュスから北西に110kmほどの距離にあるカウナスを訪れました。 カウナスは、15世紀にはハンザ同盟年として栄えたリトアニア第二の都市です。第二次世界大戦直前の1920年、ヴィリニュスがポーランドに併合されると、カウナスは臨時に首都になりました。 カウナスは長い歴史を持つ . . . 本文を読む

さすらいの風景 ヴィリニウス その7

2015年06月23日 | 海外旅行
夕食後ひと休みした後、夜景見物のために再度出かけました。 夜の9時半を過ぎていましたが、ようやく暗くなり始めたところで、街灯りがきらめく夜景見物のためにはもう少し待つ必要があるようです。 とりあえず、大聖堂付近まで行ってみることにしました。 リトアニア国立博物館の前までやってくると、ヴィータウタス大公像がぼんやりと光に照らされていました。 大聖堂と王宮の間の小路を抜けてカテドゥロス . . . 本文を読む

さすらいの風景 ヴィリニウス その6

2015年06月22日 | 海外旅行
ヴィリニュスの旧市庁舎の脇にあるのは、聖カジミエル教会。 1604年にイエズス会によって建てられた、リトアニアの守護聖人であるカジミエルを祀った教会です。 奥にあるタマネギ型の塔が建物のバランスを崩していますが、これは帝政ロシアの時代に正教教会にされて付け加えられたものです。 第一次世界大戦のドイツ占領時にはプロテスタント教会にされ、ソ連時代には「無神論」博物館にさえなったという、時代に . . . 本文を読む

さすらいの風景 ヴィリニウス その5

2015年06月18日 | 海外旅行
ツアーで案内されたヴィリニュス観光は、市街地中心部を訪れておらず、少しものたりなさを感じました。幸い、トゥラカイ城からは4時にホテルに戻ってきたため、7時の夕食の間に市街地中心部へと歩きに出かけました。他のツアー参加者は、ホテル近くのショッピングセンターに出かけたようです。 まずはネリス川の河畔道路に出ました。ゲディミナス塔が近づいてきました。 橋を渡ると、リトアニア国立博物館の前に出まし . . . 本文を読む

さすらいの風景 トゥラカイ城

2015年06月17日 | 海外旅行
ヴィリニュス市街地を午前中観光した後、午後はトゥラカイ城を訪れました。ヴィリニウスからトラカイへは約30km程の近い距離にあります。 バスを降りると、湖の中にたたずむトゥラカイ城の眺めが広がりました。城内部の見学は自由行動で行うことになりましたが。この方がゆっくり見学できるので歓迎です。 人気の観光地とあって、湖畔には足こぎボートも並んでいました。 美しい城ですが、複雑な歴史を持って . . . 本文を読む

さすらいの風景 ヴィリニウス その4

2015年06月15日 | 海外旅行
ツアーでのヴィリニュス観光の最後は、聖ペテロ&パウロ教会になりました。 聖ペテロ&パウロ教会は、1668年から7年間かけて建設されましたが、この教会の見どころは30年かけて造られたその内装です。 外見だけならば、数多くある教会とそう変わりはありません。 教会の中に入ると、思わず見とれてしまうことになります。 壁や天井の一面に聖書や神話の漆喰彫刻が施されています。2000以上もの彫刻 . . . 本文を読む

さすらいの風景 ヴィリニウス その3

2015年06月11日 | 海外旅行
ヴィリニュスの南に位置する夜明けの門から、反対の北にあるゲディミナス塔の見学のために移動しました。最初に見学した大聖堂はこの丘の下にあるので、いったり来たりになっています。 ゲディミナス塔のある丘は、14世紀、大公ゲディミナスがトラカイからヴィリニュスに遷都した際に、城が築かれた場所です。19世紀に帝政ロシアによりその大部分が破壊され、現在は監視塔として使われていたゲディミナス塔のみが残っていま . . . 本文を読む

さすらいの風景 ヴィリニウス その2

2015年06月10日 | 海外旅行
カテドゥロス広場からヴィリニュスの繁華街であるビリエス通りに進みました。 時間が早いため、開店準備や貨物車が入っており、通りの雰囲気を味わうにはあまり良い状態ではありませんでした。 通りの奥に見えてきたのは、聖ヨハネ教会の一部のようです。 ビリエス通りをさらに進むのかと思ったら、脇道に入りました。石畳の敷かれた小路も趣があります。 この小路にアンバーミュージアムギャラリーがあり . . . 本文を読む

さすらいの風景 ヴィリニウス その1

2015年06月09日 | 海外旅行
エストニア、ラトヴィアを横断して、三国目のリトアニアの首都のヴィリニウスまでやってきました。バルト三国の南下も終わり、ここで折り返すことになります。 ここの宿は、エコテルヴィリニウスでした。今回泊まった4ヶ国のホテルの中では、ここの設備が一番劣っていましたが、旧市街地になんとか歩ける距離にあったので、文句はありません。また、ヴィリニウスでは二泊の連泊になるので、1泊での移動と異なって、一息つくこ . . . 本文を読む

さすらいの風景 ルンダーレ宮殿 その2

2015年06月05日 | 海外旅行
ルンダーレ宮殿の見学を続けていきます。 ズボフの部屋 絵画が飾られて、プライベートの区域に入ってきたようです。 バラの間。 ピンクの大理石の壁に花飾りが付けられています。 オランダ風絵画の間。 一族のポートレートの間。 ビロン公の肖像。この宮殿の主です。 ビロン公を愛人とした女帝アンナの肖像。 愛人として使えるのも大変そうです。 ビロ . . . 本文を読む

さすらいの風景 ルンダーレ宮殿 その1

2015年06月04日 | 海外旅行
リガの観光を終えてヴィリニウスに向かいますが、その途中、パウスカの街近くにあるルンダーレ宮殿を観光することになりました。 リガからは、約70kmの移動でパウスカに到着しました。 バウスカは三つの川の合流点にあり、15世紀にリヴォニア騎士団はこの地の丘に巨大な城を建設しました。その後は、リトアニアとの貿易の中継地として発展しました。 現在のバウスカは小さな街で、それに見合ってバ、ウスカ市庁舎も . . . 本文を読む

さすらいの風景 リガ その5

2015年06月03日 | 海外旅行
聖ヨハネ教会を出て歩いていくと、ワーグナーが住んでいた家がありました。通り過ぎたところでガイドの説明があり、振り返って写真を撮りました。現在はコンサートホールになっているようです。 ワーグナーは、1837年から二年間、リガに住んでいました。ドレスデンからリガにやってきて、1839年でパリへ引っ越していきました。この時代のワーグナーは借金まみれで、夜逃げを繰り返していました。 ワーグナーの作品リ . . . 本文を読む

さすらいの風景 リガ その4

2015年06月02日 | 海外旅行
リガ大聖堂の見学を終えて、繁華街を歩いていきました。 ガラス張りの建物は、市庁舎の裏側のようです。 市庁舎広場に戻ってきました。 広場にあってひと際目を引く建物は、ブラックヘッドの会館です。未婚の貿易商人の友愛会であったブラックヘッドのメンバーによって、コンサートやダンスパーティーのための大ホールとして15世紀に造られました。1941年にドイツ軍の空襲によって破壊されましたが、リ . . . 本文を読む