さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 カウナス その2

2015年06月26日 | 海外旅行
杉原千畝記念館の見学の後、旧市街地に移動し、カウナス城の前から歩き出しました。



カウナス城は、13世紀にドイツ騎士団の侵略を防ぐために築かれた城です。リトアニアと騎士団の国境になっていたネムナス川の畔にあるため、ここで戦闘が繰り返されました。15世紀にヴィタウタス大公の時代に再建されましたが、騎士団との戦いにも勝利で終わったため、城としての重要性は失われ、外賓の接客に用いられるようになりました。

カウナス城は、もともとは4つの塔を持っていましたが、現在残っているのは修復された一つの塔と城壁の一部だけです。



城の前の広場では、女性の一団が集まっていました。花祭りの参加者ということで、この一団とは、後に市役所広場で出会うことになりました。



石像。ヴィタウタス大公でしょうか。



城を取り巻く空堀に沿ってあるきました。昔は水を引き入れていたのでしょう。



小さい城ですが絵になる風景です。



リトアニアの国章であるヴィーティスと呼ばれる乗馬した騎士の絵の旗が飾られていました。この国章は、15世紀にリトアニア大公国の紋章になりました。



聖ゲオルギ教会の脇を抜けていきます。



ベルナルディン修道院。



古い十字架が飾られていました。



旧市庁舎の裏手に出てきました。



旧市庁舎は、1542年に建設が開始され、18世紀半ばに現在の姿に立て直されました。バロック式の白く美しい建物で、その姿から白鳥と例えられることもあるようです。高さ58メートルの塔が印象的です。



帝政ロシア時代には政治犯の牢獄として、その後は皇帝の別宅としても使用され、現在は市の結婚登記所になっており、館内の一部は陶器博物館になっています。



市庁舎広場に面して、二つの塔を持つイエズス教会があります。



広場から始まるヴィリニアウス通りに面して聖ペテロ&パウロ大聖堂があります。この後、入場見学することになりました。



市庁舎広場は、古い建物が取りましていました。





市庁舎広場には、自転車を吊るしたモニュメントが置かれていました。これはハンザ同盟を記念したもので、カウナスは、1441年にハンザ同盟の都市となり、同盟の商業事務所が置かれました。



探していくと、カウナスの市旗も見つかりました。



その一部拡大。

カウナスの市章は、頭に十字架を生やした牡牛が描かれています。
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