ふれあいカフェ

鳳本通商店街からお送りします

【特集・編集後記(久しぶり)】

2015-10-02 14:03:35 | Weblog
マエストロ・だいすぎです(^^).
いつもの編集後記を
今日も独立させて書いてまいります。

前回は確か9月11日に出しているようですが?
相変わらずゆっくり過ぎるペースをお許しください。




≪カフェブログ・編集後記≫



徒然草」の七十段を
私だいすぎが感覚を空けながら(汗)
長いこといろいろと調べております平安時代の事件です。
天皇家に所蔵されているすごい琵琶が盗まれるという事件でした。

『物語られる (玄上) ・序説』
と言う森下先生の資料をお借りしました。

長い間時間をおいて書いておりますので
読みづらいコーナーになっておりますがお詫びします。
ここは独立させて書いているということで
お許しを願います。

この事件は承和六 (八三九) 年、 唐から招来されたと伝えられる
琵琶 ・玄上 (玄象)が盗まれるという事件です。
前回の続きです。

あの後鳥羽天皇が出てきました。
この後鳥羽天皇も芸能ごとが好きだったようですね。
鎌倉時代へ進んでいます。
では早速話を進めていきます。



院政期末の藤原師長以降
彼の政治的影響力が落ちてきますと
天皇家の力が増してくるという政治状況が生まれます。

これにより琵琶への天皇家との関わりが
また目に付くようになっていきます。

ところで「清暑堂神楽御遊」という言葉が出てきます。
これは宮中のライブイベントのようです。

「大嘗会の日の日の行事である神楽の後
催馬楽などの呂律の歌が行われた。」
と資料にはあります。
結構ハデにやっていたようです。

亀山天皇から後円融天皇という時代へ進んできます。

琵琶「玄上」が紛失した時期もあったようですが
楽器としては結構出番が多い楽しい時期だったのかも知れません。
まるでだいすぎのガットギターみたい。
そんなええもんか!

ところでこの「玄上」のことが詳しく書かれている古文書の一つに
『御遊抄』というものがあります。
詳しいことをお知りになりたい方は
これまでの文献もですが
この書物をご覧になられるとよろしいでしょう。
ここではあえて取り上げませんが
結構いろいろな書物が
説話として取り上げていることが分かります。
なかなか面白いです。
女性による守護が強調されるところも特徴といえば特徴ですね。

面白いのは古典芸能にどうやら共通している点ですが
最初はどうやらとても楽しく自由な雰囲気で
ライブイベントは行なわれていたようですが
時代が進むに連れて次第に
堅苦しいものへと変貌していくところです。
それは宮中も同じようでした。

亀山天皇の時代になって
どうも堅苦しい感じのライブになっていったようですね。

こういう傾向はあの歌舞伎も能狂言も同じです。
能狂言も最初は堅苦しくなくて
面白かったんでしょうね。

クラシック音楽もそうですが
1部愛好家たちや特権階級のものになってしまうとろくなことにはなりません。

落語はまだ時代が新しいのかも知れませんが
古典芸能という範疇にとりあえず入っていますので
そういうことにだけはならないようにしてもらいたいですね。


だいすぎ
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