29Lib 分館

図書館・情報学関連の雑記、読書ノート、音楽ノート、日常生活の愚痴など。

甘美かつ流麗ではあるものの…

2009-11-12 21:11:05 | 音盤ノート
Claus Ogerman "Gate of Dreams" Warner Bros., 1977.

 最近買ったレコードの一つで、静岡市のすみやで\100で叩き売りされていたもの。既にCD化されている。

 いわゆるフュージョンと、弦楽器を中心としたオーケストラを組み合わせるという音楽。しかしながら、打楽器がリズムを刻むフュージョン的な演奏と、ストリングスが前面に出る甘美な演奏が、一曲の中で分離してしまっており、消化不良の感は残る。

 とはいえ、George Benson、David Sanborn、Michael Breckerら一流どころを配したソロの部分はなかなか聴きごたえがある。また、オーケストラのパートもそこだけをとって聴けばかなり魅力的な演奏である。そういうわけで、フュージョンと甘美なオケ演奏が交互にやってくる作品として聴けば、高く評価できるだろう。百円だし。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 文系の大学院の再考 | トップ | 知らず知らずのうちにつなぎ流行 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

音盤ノート」カテゴリの最新記事