Yeahwon Shin "Lua Ya" ECM, 2013.
ジャズ、というとかなり違うが、CDショップで置かれるとしたらそこだろう。ゆったりとしたピアノの演奏をバックに女性ボーカルがのるという内容。Yeahwon Shinはニュヨーク在住の韓国系シンガー。ヴォカリーズを多用しながら、童謡を歌うような感じで、透明感あふれる歌を聴かせる。ピアノは注目若手のAaron Parksだが、音数控えめでサイドに徹しており、これといった才気は見せない。アコーディオンが曲によって加わるが、奏者のRob Curtoについてはよく知ない。
ボーカルは清らかで、楽器もあまり自己主張しない。全体の印象としてはヒーリング系音楽である。日常の疲れを癒すように、聴き手を優しく慰撫する。ただ、一本調子の感があるのも確かで、収録曲にバリエーションや演奏スタイルの変化があってもよかったとも思う。また、個人的には毒気が少しあったほうが好みである。とはいえコンセプトは明確である。しょっちゅう聴くというものでもないだろうが、たまに取り出して聴きたくなるような音楽だろう。
ジャズ、というとかなり違うが、CDショップで置かれるとしたらそこだろう。ゆったりとしたピアノの演奏をバックに女性ボーカルがのるという内容。Yeahwon Shinはニュヨーク在住の韓国系シンガー。ヴォカリーズを多用しながら、童謡を歌うような感じで、透明感あふれる歌を聴かせる。ピアノは注目若手のAaron Parksだが、音数控えめでサイドに徹しており、これといった才気は見せない。アコーディオンが曲によって加わるが、奏者のRob Curtoについてはよく知ない。
ボーカルは清らかで、楽器もあまり自己主張しない。全体の印象としてはヒーリング系音楽である。日常の疲れを癒すように、聴き手を優しく慰撫する。ただ、一本調子の感があるのも確かで、収録曲にバリエーションや演奏スタイルの変化があってもよかったとも思う。また、個人的には毒気が少しあったほうが好みである。とはいえコンセプトは明確である。しょっちゅう聴くというものでもないだろうが、たまに取り出して聴きたくなるような音楽だろう。