goo

福知山城


写真は、天守閣。

アクセス
国道9号線を西に進み、沓掛ICから京都縦貫道に乗ります。
綾部JCTで舞鶴若狭道へ進み、福知山ICで降ります。
福知山ICから国道9号線を、福知山市街地方面に進みます。 
約3.3㎞先、土師高架橋を渡ってすぐの左手の側道に降ります。
東堀の交差点で右折し松縄手の交差点を通過して道なりに約1km進んだ左手に、福知山城があります。

福知山城は1579年頃、丹波平定に成功した明智光秀が丹波の拠点として新たに城を築いたのが始まりとされています。
以降江戸時代は城主を変えながら存続しますが、明治の廃城令で取り壊され石垣と銅門(あかがねもん)番所だけが残されていました。
昭和61年に再建されています。

お城の東側に大きな無料駐車場があり、その駐車場の東側からは大きな太鼓橋を渡ると東側にある坂から本丸に辿り着けます。
またその登り坂の麓には福知山光秀ミュージアムがあり、明智光秀関連の資料などが展示されています。入館料は500円です。

東側の登り坂を進みます。
途中で直進路と右手の石垣の下に出る道がありますが、どちらに進んでも大丈夫です。
さらに直進した場合、天守閣裏側の石垣の下の広場に出てきます。
広場の左手奥には銅門番所があります。
天守閣の周りを右回りに進むと天守閣の正面に出ます。

天守閣の正面には石段から登ってくる竜宮門があり、左手には朝暉神社(あさひじんじゃ)が、その右手には豊磐(とよいわ)の井という井戸があります。
朝暉神社は江戸中期にこちらの藩主となった朽木稙昌が父の稙綱を城中に祀ったことにはじまります。

天守閣への入口はこちらにあり、中に入れます。
入城料は330円です。
内部は鉄筋コンクリートの資料館になっており、天守閣最上階からは福知山市内が一望できます。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )

天龍寺 寿寧院


写真は、表門。

天龍寺の塔頭寺院の1つで、2/3の天龍寺七福神めぐりでは赤不動明王をお祀りしています。
紅葉には庭先で呈茶があります。

アクセス
嵐電の嵐山駅を出ると、目の前に長辻通があります。
長辻通を右に少し進んだ先に天龍寺の石柱があり、ここを50mほど進んだ左手に寿寧院の表門があります。

南北朝時代に龍湫周沢により創建されました。
その龍湫周沢筆の不動明王像は国宝です。
本尊は薬師如来像だそうですが、本堂には入れません。

表門を入ると正面に庫裏、右手に不動堂があります。
紅葉時はこの辺りに毛氈が敷かれた床几があり、500円で呈茶をしておられます。
呈茶時は庫裏のひと間に花が飾られており、お庭から拝見出来ます。
また不動堂も少し開いており、不動明王像にもお参り出来ました。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )

湯豆腐嵯峨野(旧富田屋旅館)


写真は、表門

湯豆腐嵯峨野は嵐山にある湯豆腐屋さんです。

アクセス
嵐電嵐山駅で下車します。
目の前の長辻通を左折し、約150m直進します
すると映像などでもよく見る渡月橋北詰の交差点に付きます。
ここを右折して、大堰川沿いを歩きます。
約350m進むと翠嵐ラグジュアリーコレクションホテルに付き当たるので、ここを右折します。
するとすぐ右手に羅漢像がたくさん並ぶ嵐山羅漢が見えます。
この右手に湯豆腐嵯峨野の新館があります。

こちらは手前に新館、奥に本館があり、本館は村野藤吾が設計したもので宗右衛門町の近くにあった富田屋旅館を移築したものです。

通常は食事でお邪魔出来ますが、今回は2020年11/13の朝日カルチャーセンター「関西建築遺産を訪ねる」で室内を見学した模様です。

今は新館から入りますが、富田屋旅館時代の本来の玄関は北側のパンとエスプレッソと嵐山庭園に面した部分です。

新館をまっすぐに抜けると、上写真のように広い庭園が拡がり、左手に本館が見えます。
靴を脱いで左手の応接室から入ります。
右手にあるライトも村野藤吾の設計だそうです。
応接室の左手には6畳の茶室があり、今は個室として使っておられます。

応接室の右手に進みます。
廊下を進むと左手に本来の玄関ホールがあります。
この玄関ホールの設えが非常に個性的です。

本来の玄関からアプローチすると、旧表門をくぐると玄関は竹格子です。
石畳は左手に続きます。
先に進むと側面は壁に、天井は網代天井と内路地になり薄暗くなります。
突き当りを右に曲がると前述の玄関ホールが拡がります。
玄関ホールは正面に蹲踞があり、廊下とは腰部分が移動する目隠し障子で視界が遮られています。
靴を脱いで右手から上がると一段段差があり前述の廊下になり、右手には2階への階段があります。

1階は廊下の右手前から楓の間、井筒の間、廊下を右奥に進んで離れがあります。
楓ノ間が1番広く12畳ほどあり、井筒ノ間は8畳ほどでともにお庭に面しています。
2階は廊下の右手(庭園側)に手前から牡丹ノ間、桜ノ間、五月ノ間、左手(道路側)には手前から菊ノ間、桔梗ノ間、葵ノ間がありました。
特に牡丹ノ間には2畳の琵琶棚があるのが特徴的でした。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )

京大 楽友会館(近衛latin)


写真は、latinの内部。

楽友会館は大正14年に京大の同窓会館として建てられ、国の登録有形文化財に指定されています。
今は1階の一角でレストラン「近衛latin(らたん)」を経営しておられます。

アクセス
市バスで近衛通で下車します。
東山近衛の交差点を東側(山が見える側)に進みます。
約80m進んだ左手に楽友会館があります。

京大創立25周年記念に分離派建築会の森田慶一が設計しました。
平成22年9月に改装を終え、当時の趣きを残した会議室や喫茶食堂を備えた会館として使われています。

外観はスパニッシュ・ミッションを基調としており、Y字型の柱に支えられた円みをもつポーチ屋根が印象的です。
中に入ります。
赤いカーペットが敷かれており、左右に事務所、正面のホールの奥に階段があります。
ホールの左手奥に近衛latinが、右手にはラウンジがあります。
ラウンジの内部も扉が開いており、見学出来ます。
2階への階段の途中にはステンドグラスがはめられています。
2階は廊下の左右に会議室が並んでいます。

近衛latin
営業は月から土曜日のランチが11:30~14:00、喫茶が14:00~17:00、ディナーは予約制で17:30~21:00です。
廊下の奥の正面にレストランがあり、その手前右手に特別室(大きな個室)もあります。
内部は広いフロアで、十数席あります。
大正のレトロな雰囲気ですが、近年改修しているのできれいです。

メニューもたくさんありますが、
ランチの場合は、
本日のパスタ(900円)+サラダ
本日のランチ(1200円)メイン+サラダ+パンorライス
がお得です。
メニューの詳細はHPに掲載しています。
また伝説のエビフライセット(2400円)も有名なようです。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )

華山寺


写真は、方丈前庭。

華山寺(かざんじ)は山科、元慶寺の北側にある臨済宗妙心寺派の寺院です。

アクセス
地下鉄東西線の御陵駅で下車します。
出入口3から地上に出て、左に進みます。
すぐ左手にあるローソンの脇へと左折します。
そのまま道なりに右に進んで、次の交差点を左折します。
こっから約1㎞直進します。
途中でJRの高架下をくぐり、最後は花山中に突き当ります。
ここを右折します。
約100m先の左手に華山寺の表門があります。

平安時代に東三条院詮子の御願により、その子一条天皇の即位に際して慈徳寺を造営したのが始まりだそうです。
中世は衰退し、江戸時代に愚堂東寔(ぐどう とうしょく)が慈徳寺の旧跡に華山寺を創建したそうです。
江戸後期に竹鼻の地蔵寺と東野の白河寺を合併しました。

表門を入ると左手に鐘楼、正面に庫裏、さらに右に方丈、右手最奥に開山堂があります。
庫裏の前には地蔵尊像と花山院の墓、開山堂の前には地蔵寺から移された盤珪塔と白河寺から移された梅天塔があります。

通常は建物の中には入れません。

2020年12/12の14:00~14:45に、山科郷士隊を率いて新政府軍に参加した比留田藤太の演劇があり、方丈に入りました。
庫裏から上がります。
左手に書院、右手に方丈があります。
2022/6/19の花園大学茶道部 和敬會 水無月茶会では、書院の8畳間でお茶席がありました。

方丈の前庭は苔と白砂の枯山水庭園です。
方丈の内陣中央には釈迦如来像がお祀りされていました。
方丈庭園の右手奥には方丈と廊下続きで開山堂があり、中には愚堂東寔像がお祀りされていました。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2021 1/24のおやつ報告(果朋)


写真は、果ルフェ(果物よせ、温州蜜柑)と果福(みかん)。

緊急事態宣言が出ており、さらに雨の週末でした。
拝観予定がないので、最近時間を持て余しています。
まだこの日までは大相撲があるのでマシですが、
来週から「どうしよう~~」って感じですw

さて1日中家に居るのも精神衛生上よくないので、お昼を食べてから長男と次男を連れてちょっとお出かけしました。

御池通をまっすぐ西へ進み、神泉苑をちょっと超え二条駅の手前まで歩きました。
そのあたりにあるのが果朋(かほう)さんです。
2020年の秋にオープンしたばかりの創作和菓子屋 さんです。

店舗は町屋をきれいに改装しておられ、テイクアウトのみです。
練り切りなどいろいろな和菓子がありますが、いずれも「映える」感じで創作感満点です。

3人でそれぞれに良さそうなものをチョイスしました。
僕と長男は果ルフェという瓶詰めのパフェ。
次男は果福という、果物の入った大福です。
まあ後者の方は最近よく見かける系ですねw

さて僕が頂いた果ルフェは「果物よせ」。
最上層はいちごとキウイの果実寄せ、
2層目はパンナコッタ、
最下層はフランボワーズ羊羹
の3層構造です。

これが税別620円です。

15時のおやつに早速頂きました。
上の内容を聞いて、なんとなくさわやかな味のイメージが湧いたでしょうか。
「その通りのイメージであってます」w

イメージ通りですが、メッチャ美味しいですし、見た目もきれいです。

お土産なんかにもいいのではないでしょうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

船岡温泉


写真は、外観。

船岡温泉は元は船岡楼という旅館でしたが、戦後から本格的に銭湯として営業しておられます。

アクセス
市バスで堀川通を北上し、堀川鞍馬口で下車します。
バスが来た方向に約60m戻り、鞍馬口通へ右折します。
鞍馬口通を約660m西に進んだ左手に、石垣のある外観の表門があります。

大正12年から営業を開始されました。
昭和8年に温泉の営業許可が欲しかった2代目が、日本で初めて電気風呂を導入し「特殊船岡温泉」として許可を受けました。

建物の脱衣所までの手前は大正時代の木造建築で、浴室などの奥は造り変えており鉄筋コンクリート。
国の登録有形文化財に指定されています。

表門を入ると、右手に番台があります。
営業時間は、平日(月~土)15:00~25:00、日曜日8:00~25:00。
入浴料は大人 430円、中人 150円(小学生)、小人 60円。

番台の奥の左右に男女の脱衣所の入口がありますが、左右の男女は日替わりで変わるそうです。

まずは脱衣所です。
天井の中央にはケヤキの格天井に配された見事な天狗と牛若丸の彫刻があります。
左右の脱衣所の隔壁の欄間は、第1次上海事変の肉弾三勇士戦争をモチーフにした透かし彫りです。
また右の脱衣所の側壁の欄間は今宮神社の祭礼、左の脱衣所の側壁の欄間は葵祭や上賀茂神社の賀茂競馬の透かし彫りです。

浴室に向かいます。
浴室の間の廊下はカラフルなマジョリカタイル。
中庭から見える廊下の外壁には、移築された菊水橋が配されています。
この菊水橋は、元々千本今出川の北側に架かっていたそうですが、
市電の延長による千本通の拡幅工事の際に、川を暗渠にしたため不要になった橋を買い取られたのだそうです。

さらに奥の浴室はくすり風呂、高温深風呂、あわ風呂、エスティジェット風呂、電気風呂や露天風呂など多彩なお風呂があります。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )

さらさ西陣(旧藤ノ森温泉)


写真は、外観。

さらさ西陣は、元々藤ノ森温泉という、西にある船岡温泉と同じ経営の温泉でした。
今は温泉時の内装を利用したカフェとして人気があります。

アクセス
市バスで堀川通を北上し、堀川鞍馬口で下車します。
バスが来た方向に約60m戻り、鞍馬口通へ右折します。
鞍馬口通を約450m西に進んだ左手に、さらさ西陣の唐破風屋根のある外観が見えます。

カフェは12:00~です。
唐破風屋根の玄関を入ると、元がお風呂ですので中央の壁で左右に分かれます。
左はカウンター、右はイス席のフロアです。
恐らく元は脱衣所だったのでしょう。
左手奥には2階への階段があり、通常2階には入れません。

奥は1段高くなっており、元々は洗い場と浴槽であったと思われます。
外壁にはカラフルなマジョリカタイルが目を引きます。
男性女性の浴室の間の隔壁も、すべてを取り払わず一部残しているものいいですね。
またこのフロアの床下は、今は物置の様になっていますが、古い浴槽が残っています。
また左手の手前のフロアと奥の旧浴室の間にトイレがありますが、
トイレの手洗いが昔の脱衣所の洗面台のままになっており、
古いタイル張りになっています。

喫茶メニューはドリンクやケーキもありますが、
ランチタイムは、980円で
・鶏唐揚げ~ねぎ塩だれ~(日替わり)のワンプレート+ドリンク
・豚汁うどん(日替わり)+ごはん、サラダ、一品+ドリンク
・牛すじカレー+サラダ+スープ+一品+ドリンク
の3つがあり、美味しかったです。

時折2階のスペースで展示イベントなどを開催されることもあるそうで、2階は板の間の広間になっています。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺

-
写真は、ホテルの玄関前(石柱から奥が浄教寺)。

三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺は、2020年9月末に元々現地にあった寺院の浄教寺とホテルが一体になった新しい形式のホテルです。
1階の奥が本堂で、手前がホテルのロビー、2階が食事を提供する「僧伽(さんが)小野 京都浄教寺」、それ以上の階が客室になっています。

アクセス
四条寺町の交差点から寺町通を南下します。
約100m進んだ左手に、三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺があります。

浄教寺の歴史
平安時代後期に平清盛の長男の平重盛が小松谷の邸内に四十八間の御堂に阿弥陀如来像と燈籠を造、鐙籠堂としたのが始まりです。
平家滅亡後荒廃していた寺院を室町時代に立誉上人が東洞院松原に移し、その際に後花園天皇から「浄教寺」の名を賜ったそうです。
豊臣秀吉の政策で現地に移転しています。

外観はホテルです。
ホテルの入口の奥に石柱がありその奥が浄教寺ですが、ガードマンがおられ関係者以外は立ち入り禁止です。
ただ浄教寺が燈籠堂と呼ばれていたためでしょう、石柱の前には大きな黒い燈籠があります。
また石柱の奥右手には鎮守社が、さらに奥には「内大臣平重盛公之碑」があります。

ホテルに入るとロビーがありますが、ロビーの右手に本堂を覗ける小窓がありました。
内陣に向かって左から観ることが出来ます。
ロビーにはかつての浄教寺で使われていた象鼻などが装飾として再利用されています。

さらに奥の右手のエレベーターで2階に上がります。
2階には福岡のグループ店「僧伽(さんが)小野 一秀庵」が県外初出店となる、「僧伽(さんが)小野 京都浄教寺」を開業しています。
朝食(6:30~11:00)、昼食(11:00~15:30)、夕食(17:00~21:30)とも宿泊者でなくても頂けます。

朝食はメインが違う3つのコースがあり、いずれも税込2,000円です。 
紫雲のメインは、僧伽ちらし、冷やしそば
光明のメインは、お茶漬け(鯛、野菜天ぷら)
青蓮のメインは鰻料理(卵とじ orかぶら蒸し)
青蓮だけメインが2択です。
さらにそれぞれ味噌汁か、かす汁を選びます。

写真のように品数も多く、デザートも付いており、総じて美味しかったです。
2000円は朝食としては決して安くはないですが、コスパは良かったと思います。

本堂 朝のお勤め体験
宿泊者限定で朝のお参りに500円で参加出来ます。
チェックイン時に申し込んでもいいですが定員(25名)あるので、宿泊予約時に申し込んでおいた方がいいです。
また毎週火曜日や朝の法要がない日もあるので、HPでチェックしておくべきです。
6:40に1階ロビーに集合。
6:50にホテルの方の誘導で一旦外に出て、左手の本堂正面から中に入ります。
本堂内部は中央に一段高い内々陣と内陣があり、その周囲が外陣です。
外陣手前にイスが並んでおり、参拝者はそこに座ります。
6:50~7:15頃まで法要で、途中でお焼香があります。
法要後5分ほどご住職のお話の後、自由見学です。
内部の写真もOKですし、宿泊者であればこの時間だけの見学もOKです。

内陣中央には本尊の阿弥陀如来像、左右に観音・勢至菩薩像、右手上には善導大師像、左手上には法然上人像がお祀りされています。
外陣の左右には仏画や書が掛けられています。
外陣左手奥には鎌倉時代の地蔵菩薩像、右手奥には平重盛像、内陣背後には釈迦牟尼仏像、外陣の背後には曼荼羅がお祀りされています。

なお見学は7:40までです。


なお宿泊者であれば、再建された新本堂にて、宿泊者限定で早朝6時30分からの「」や「写経体験」のプランもあるので、利用されてもいいでしょう。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )

ホテル ザ 三井 京都


写真は、表門の梶井宮門。

ホテル ザ 三井 京都は二条城の前にある三井系列のホテルで、2020年11月にオープンしました。

アクセス
地下鉄東西線二条城前駅で下車します。
2番出口から地上に出て、右に進みます。
約50m先、最初の交差点を右折します。
左手にANAクラウンプラザホテル見ながら1区画進み、
次の交差点で左折します。
約100m先の左手に、ホテル ザ 三井 京都の表門である梶井宮門があります。

江戸時代中期頃には、この地に三井総領家(北家)の邸宅 油小路邸があったそうで、その後江戸後期には福井藩邸になりました。

表門の梶井宮門は1703年、三井家時代からのものです。
梶井宮門を入った中庭には右手に十三重塔があり、左手が玄関です。
玄関を入ると、チェックインカウンターとコンシェルジュスペースで、その奥がロビーです。

ロビーの奥には敷地の中央をしめる巨大な庭園があります。
建物はこの庭園を囲うようにロの字に建っています。
東側が入って来たチェックインカウンターやロビー。
ロビーを左手に進んだ左手奥(南側)はシグネチャーレストラン 都季 -TOKI-(ガストロノミー鉄板)と、別棟で四季の間。
ロビーを右手に進んだ右手奥(北側)には、THE GARDEN BARとイタリア料理 FORNI(フォルニ)があり、北側から西側にも店内が続いています。
2階以上が客室です。
なのでこの西側の上の階の客室からは、二条城が目に前に見えるのでしょうね。

庭園は手前に広い池がありますが、西洋風の護岸が直線の浅いプールのような感じ。
そして庭園の中央は芝生で、右手奥側は苔がきれいでところどころに大きな鞍馬石の沓脱石が埋め込まれていたり、雪見灯篭があり、和のテイストも感じさせます。
左手奥には「四季の間」と呼ばれる広間を再現した離れがあります。

イタリア料理 FORNI(フォルニ)
FORNIとはイタリア語で複数の窯を表しており、ここにも薪窯が2つ並んでいます。
ピッツァはもとより、魚や肉もこの窯で焼くそうです。
ランチは11:30 ~14:30、ディナーは17:30~21:30。
座席は105席あるので、かなり広いです。
オープン間もない2020年11/23伺い、全4品のModerareを頂きました。
前菜、ピザorパスタ、メイン、デザートの4品で4500円のコースです。
5品のコースなら6500円です。

前菜からデザートまでそれぞれ4種類ぐらいの中から選べるため、かなりの組み合わせ(4×4×4×3)が出来るので、何度でも楽しめそうな感じです。
もちろんサービスも良く、美味しかったです。
最終的にはサービス料や選択での追加料金もあり、4人で3万円弱でした。

フランス料理と日本料理それぞれの食材と調理法を組み合わせた新たな鉄板料理を提供してくれます。
中に入ると右手に庭園の池が見え、そちらにテーブル席が並んでいます。
その反対の左手には1段高くなって、鉄板が目の前にあるカウンター席があります。
ランチは6900円の松花堂弁当からあり、こちらはテーブル席になります。
コースは8500、11500円、15000円があり、カウンター席になります。
ディナーは18500円、23500円、28000円、48000円などがあります。
カウンター席では、一部の調理を目の前で仕上げてくれます。

四季の間はかつてこちらにあった三井総領家の邸宅の奥書院を再現した部屋です。
1日1組限定の事前予約制で、都季 -TOKI-で出すフレンチの他に、懐石料理の提供も可能だそうです。
個室使用料も含めて予算は15000円~ぐらいだそうです。
都季 -TOKI-でコースの食事をした後に、「お庭を見たい」と言ったら内部を案内して下さいました。
玄関は棟の裏側、庭に面した反対にあります。
玄関を入ると縁があり、縁を右に回り込むと棟の中央に8畳間が2つあります。
2畳の深い床の間に火頭窓があり、襖絵は現代日本画家・朝倉隆文氏の四季をモチーフとした作品です。
目の前の庭には舞台があり、芸舞妓さんの舞をそこから観ることも出来るそうです。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル(旧川崎正蔵荘 延命閣)


写真は、表門。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテルは、川崎財閥の創設者 川崎正蔵の旧宅をマリオット・インターナショナル がリノベーションして
ホテル、レストランとカフェを営業しています。

アクセス
嵐電嵐山駅で下車します。
目の前の長辻通を左折し、約150m直進します
すると映像などでもよく見る渡月橋北詰の交差点に付きます。
ここを右折して、大堰川沿いを歩きます。
約350m進むと正面に翠嵐ラグジュアリーコレクションホテルの表門が見えます。

表門を入ると前庭があり、左手に「茶寮八翠」があります。
こちらは旧「八賞軒」で、大堰川を見ながらスイーツを楽しむことが出来ます。
内部には欄間は残っていますが、床は土足で上がるようにフローリングにリノベーションされています。

さらに先に進むと中門があります。
中門の右手に進むと本館で、左手に進むと庭園です。
庭園は芝生の覆われ、大きな松や紅葉があり紅葉時はきれいです。
ここから本館の外観も見えます。

本館に入ります。
本館の右手はホテル側で新築。
左手がレストラン「京 翠嵐」で、川崎正蔵の旧宅「延命閣」です。

まず最初に廊下の上に「翠嵐」の扁額があります。
そしてダイニングスペースに入ります。
恐らくここが本来広間で、中央に12畳ぐらいの部屋が2室並び、周囲に縁の間があったのではないでしょうか。

床の間には金砂子を用いられ、釘隠には川崎家の家紋入り七宝が使われています。
庭園からは1mほど高くなっており眺めがいいのと、手すりの形状から屋形船に乗っているような雰囲気になっています。

部屋の突き当り外には大きな円柱の蹲踞があり、元々は桂川の橋の橋脚を再利用したものだそうです。
この突き当り左手奥に離れに個室の松月亭があります。
こちらは部屋の使用料が別途22,000円必要です。

客室
2023/3/10のまいまい京都のツアー「嵐山を望む極上のラグジュアリーホテルへ!館内拝見スペシャルツアー 」で、客室を拝見しました。
ロビーに入って右手の自動ドアを出ると、中庭を経て客室棟に入ります。

3階には洛と庵の家族用露天風呂があり、45分毎で借りれます。
1番下のグレードだけは個室露天風呂がないためでしょう。
またその隣にはスウィートの玉兎(ぎょくと)間があります。
リビングには立礼棚が机代わりに置かれており、外には専用のお庭があります。
また襖を開けると、ベッドルームとつながります。

1階には下から2番目のゆずの葉の間があります。
お部屋は靴を脱いで入り、コンパクトながら露天風呂もあります。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )

対鳳庵

写真は、表門。

対鳳庵(たいほうあん)は、宇治市が運営しているお茶室で、平等院の裏手にあります。

アクセス
宇治橋西詰から平等院への参道を歩きます。
参道を約150m歩くと正面と左右道が分かれ、正面が平等院方面ですが、ここを左に進みます。
途中から石段を登ると、宇治川沿いの道に出るので、これを右に進みます。
約80mで再び二又になるので、これを左の坂の下の方へ進みます。
約60m進んだ右手に対鳳庵があり、その先に隣接して宇治市観光センターがあります。

呈茶を体験できますが、コースがいくつかあります。
そしてその支払いは先に宇治市観光センターで行い、お茶券を持って対鳳庵に行きます。

呈茶は抹茶の日と煎茶の日がありますが、煎茶は月4日程度でほとんどは抹茶です。

まずは抹茶の場合。
・薄茶1,000円:予約不要で1名様からOK。20分から30分で、場所は8畳の広間です。
・濃茶と薄茶セット3,000円:濃茶と薄茶の2席。3日前までに予約が必要で、1名からOK。約50分で、場所は小間の本席。
 そして基本は7月~9月、12月~2月の間のみ開催です(10月・11月も特別に開催することもあり)。

次に煎茶の場合。
・煎茶1,000円:予約不要で1名からOK。約30分で、場所は8畳の広間です。
・玉露1,400円:予約不要で1名からOK。約30分で、場所は8畳の広間です。
・玉露と煎茶セット2,000円:3日前までに予約が必要で、1名からOK。30分~40分で、場所は8畳の広間です。

最後にお点前体験。
・抹茶 or 煎茶2,400円:先に先生のお点前を見たのち、ご自分で点てます。3日前までに予約が必要で、1名からOK。約40分で、場所は立礼席です。

ふらっと行った場合は、抹茶の薄茶になる可能性が高いでしょう。
もし小間の本席に入りたければ、濃茶と薄茶セットを予約する必要があります。

内部です。
宇治観光センターに面して、表門があります。
表門を入ると、右手に露地庭園を挟んで小間の本席
正面の手前に待合、そして奥に広間。
左手には立礼席があります。

濃茶と薄茶セットの場合、待合で待っているとお声が掛かり、露地庭園を経て躙口から本席に入ります。
本席は三畳向切で、ここで濃茶のお点前をしてくださいます。
2020年からは新型コロナの影響で、回し飲みではなく1人1椀の形式になっています。

次は薄茶ですが、露地庭園を経て広間に移動します。
広間は8畳で、こちらで薄茶を頂きます。
こちらは点出しと書いてありましたが、当日は我々しかいなかったためかお点前して下さいました。

1時間弱で終了しました。


コメント ( 3 ) | Trackback ( )

仁和寺6 松林庵(きぬかけの路散策16)

写真は、松林庵の外観。

松林庵(しょうりんあん)は、仁和寺が2018年にオープンした古民家を改築した宿坊です。
元は北野にあった仁和寺の寺侍久富家宅を移築したものだそうです。
仁和寺での特別体験も込みではありますが、素泊まり1泊100万円で当時の耳目を集めました。
本来は宿泊しないと入れないのですが、コロナ禍でインバウンド需要が落ち込んだため、
2020年9月から10月に企画された「世界遺産 仁和寺 僧侶による特別プライベートツアーとご昼食」で、内部に入れました。
五重塔内部、経蔵内部、金堂内部など境内の2時間案内ツアーと、上幸さんの精進料理を松林庵で頂く3時間半で、
2名で37,400円、3名で52,800円、4名で66,000円、5名で77,000円、6名85,800円でした。

場所は収蔵庫の前の道を挟んで向かい側、御室会館の西側に松林庵の表門があります。
表門から苔と白砂がきれいな道を通り抜けて、御室会館の裏側、土塀を挟んできぬかけの路のすぐ脇に松林庵はあります。

1階はかなりリノベーションされており、2階の方が数寄屋建築の名残が強いです。
まずは1階。
玄関を入るとまずは4.5畳の間があり、その奥にテーブルのおかれた6畳間があります。
その正面左手に手洗いやヒノキのお風呂があり、正面右側に2階への階段があります。
この辺りは普通のマンションぐらいきれいです。
6畳の間の右手に8畳間がならび、リビングのようになっています。
こちらにはガラスの展示棚があり、皇室から頂いた宝物が並んでいます。
さらに8畳間の奥にもう1つ8畳間があります。
こちらには床の間や連子窓があり、外には苔のきれいな枯山水の庭園があります。
宿泊者が寝るならココでしょう。

2階へ。
階段を登ると、左手に3畳の元水屋があります。
右手には8畳間があります。
こちらにも床の間や違い棚が残っており、違い棚の柱は棈(あべまき)でしょう。
8畳間の奥には6畳間があり、この右手に2畳の茶室があります。
床の間と付書院があり、床の間に脇は無双窓になっています。
この2畳の茶室と最初の3畳の水屋が、木製の太鼓橋でつながっています。
しかもこの2室は階段を跨いでいるので、階段の真上にこの太鼓橋が掛かっているのです。

6畳間の奥にはもう1つ4.5畳の元茶室があります。
もちらはきれいにリンベーションされて何もないですが、天井が網代天井です。

最後に3畳の元水屋に戻ると、前述のように左手に2畳の茶室への太鼓橋があり、正面奥には10畳ぐらいのフローリングの展示室があります。
古文書などが展示してありました。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )

東本願寺6 渉成園2(枳殻邸) 特別公開

-
写真は、滴翠軒の内部。

渉成園でもいろいろなイベントやと特別公開があり、その際に通常非公開の建物内部が公開になることがあります。

下京・京都駅サマーフェスタ2013
2013/8/24の上記イベントで、園林堂内部の公開と閬風亭内部が公開されました。
園林堂
園林堂の手前の間には棟方志功氏の襖絵が、奥の仏間には阿弥陀如来像がお祀りされていました。
この時は内部には入れず、開けられた襖を外から見ました。

閬風亭
閬風亭は非常に広い大広間です。
ここから広大な庭園が一望できます。
内部にある”閬風亭”の扁額は石川丈山筆、”渉成園”の扁額は徳川慶喜筆です。
広間の奥の一角に嘉楽の間という8畳間があります。
明治天皇御行幸の際には、こちらで休憩されたそうです。

2014 秋の特別公開
2014/11/1~11/3に臨池亭と滴翠軒でのお茶席(500円)や閬風亭と園林堂の内部が公開されました。
臨池亭
まずは臨池亭に上がります。
手前から4畳、6畳、8畳間と並びます。
間の欄間は中国風です。
8畳間には床の間、違い棚があります。
前には大きな池のある庭園が拡がります。
滴翠軒
橋伝いで滴翠軒にも入れました。
滴翠軒は手前から3畳、6畳、8畳間で、笹の意匠の欄間。
床の間の袖壁は半円形になっています。

臨池亭を出て通常の庭園拝観をした後、帰り口にある大玄関から中に入ります。
雁行の廊下を進み、閬風亭へ。
閬風亭には漫画家・井上雄彦氏が宗祖親鸞聖人750回御遠忌を記念して描いた屏風”親鸞”が展示されていました。

園林堂
さらに廊下を進むと園林堂の内部です。
中央の6畳の仏間、左右に7畳の部屋、手前に4畳の部屋があります。
内部は棟方志功氏の襖絵です。
園林堂を出て廊下を進むと、臨池亭の向かい側から外に出て終了でした。

2017 京の夏の旅で、蘆庵内部が公開されました。
蘆庵
2階建ての茶室で、1階は7畳と板の間で8畳、奥に4畳の次の間があります。
奥の階段を登ると、手前の3畳の次の間と4畳半があります。
2階の窓からは傍花閣がきれいに見えます。

2021年12/5のそうだ 京都、行こうツアー「お庭の専門家とめぐる名勝渉成園」で内部に入れました。
漱枕居は縮遠亭に向かい際の船の待合です。
手前が土間で、土間の奥は3畳と4畳半です。
4畳半の天井は中央に正方形の枠に牡丹が描かれ、その正方形から台形状に駆け込み天井になっています。
池側の外には手摺付きの縁があります。

大玄関
本来の正門である南門を入ると馬車まわしがあり、その奥に大玄関があります。
大宮御所から移築されたもので、4間の広い車寄があります。
中に入ると2間の内玄関、その奥に8畳間が2つあります。
その奥の廊下右手を雁行状に進むと閬風亭です。

2023/5/4~5/12のARTISTS’ FAIR KYOTO2023で展示場として公開されました。
入場料は2,000円でした。
内部は向って右手の棟の手前に点前座のある3畳、奥に相伴席のような4畳間があります。
そして右手へ渡り廊下を挟んで3畳の小高い上段の間があります。
島の1番高いところにあるので、見晴らしがいいです。

左の間には赤松の床柱、二重棚に三角の地袋があります。
右の間には丸太柱に天袋があります。



コメント ( 1 ) | Trackback ( )

2021 1/16のテイクアウトランチ報告(鳥さき)


写真は、鳥さき弁当 2500円。

緊急事態宣言が出て、1月の拝観予定がなくなりました。
いつも土日は出かけているので、メッチャヒマw
そこで過去に撮り溜めた「美の京都遺産」を観て、
15:00頃からは大相撲w
来週末まではなんとかなりそうですwww

さてこうなった原因の新型コロナについてです。
個人的な見解ですが、外出自粛をすれば感染拡大防止の効果はあると思います。
しかしその効果を1とすると、ウイルスの活動性が低下する気温と湿度が上昇すれば、10ぐらいの効果で感染は収まってくるのではないかと。
つまりは春以降にならないと、目に見えて感染者数は減ってこないだろうな・・・。
外出自粛に付き合ってはいますが、早期収束には期待薄です。

さてそんな折、鳥さきのテイクアウト弁当が再開しました。
ミシュラン1つ星の「鳥しき」(東京)の京都分店「鳥さき」が、
テイクアウト弁当を1/12~2/7限定で再開しています。
通常テイクアウトはしておられず、食事をされた方のおもたせで出されているそうです。
お店は烏丸御池辺りです。

このお弁当、春先の緊急事態宣言中の5/30にも頂いています。
1折2500円です。
妻も気に入っているので再度注文しましたが、炭焼きの香ばしさや風味もあり、美味しかったです。

さて明日からの掲載です。
もう拝観報告はネタがありませんが、
昨年秋ごろに訪問した場所の新たな本編掲載がちょうど滞っているので、
そちらを順に掲載していこうと思っています。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
« 前ページ