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角屋 もてなしの文化美術館3 特別公開2、総評(壬生・島原散策17 最終)


写真は、大広間の松の間

最後に最高の貴賓席の”青貝の間“です。
ここはあらゆる所に螺鈿(らでん)の装飾があり、非常にきれいです。
さぞや作業は大変だったろうと思われます。
また南側の障子が“明り窓”になっており、十分な採光があります。
これが螺鈿を輝かせるのです。
よく考えてあります。

また今でいうベランダもあり、その上の屋根が吊り上げ方式になっていて柱がありません。
もちろん景色を見る邪魔にならないようにです。
これは1Fの松の間も同じです。

そして本来、刀は下の刀箪笥に預けるものですが、新撰組は刀を2Fまで持って上ってきた上に、柱を斬りつけた跡も残っています。

非公開のお部屋が4つぐらいあるようですが、これだけでも十分満足できます。

総評
芹沢鴨暗殺のくだりが目的なら1Fだけでもいいですが、行ってみて思うのは“2Fには是非行った方がいいです”。
事前に予約が必要だったり、参観料が1000円から1800円になるなど敬遠要素はありますが、僕は十分満足できる内容でした。


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角屋 もてなしの文化美術館2 特別公開1(壬生・島原散策16)


写真は、庭園の臥龍松と右奥に茶室の曲木亭(重文)

ここからは事前に予約が必要です。
揚屋は“2階にあげてもてなす”ことから揚屋といわれるとの説もあり、是非行っておきたいところです。

案内の方について階段を登ると、まずは通りの表側の“緞子(どんす)の間”と“翠簾(みす)の間”です。
襖絵などは真黒ですが、これは当時の明かりの蝋燭のすすと、銀地に描いたものは銀の酸化で真黒になるそうです。
しかしこのおかげで江戸時代の“奢侈禁止令”の際に見た目の地味さで、破却の難を逃れたりしたそうです。
ここの壁は赤壁で、これは高級料亭の証だそうで、花見小路の“一力”も赤壁です。

さらに表側には“扇の間”もあります。
ここは浅葱色の九条土壁で、ここも天井には58枚の扇面が貼られ、欄間も扇型です。
また最奥には舞台があります。
舞台は幅が細く、1人分ぐらいの幅ですので、三味線を弾かれたりしたそうです。
また舞台は結構高いです。
これは襖を外して“翠簾(みす)の間”も繋げた大宴会の後方でも、演者の顔が見えるように高くなっているそうです。

次に中心部の“草花の間”と“馬の間”です。
馬の間の襖絵は円山応挙の“少年行の図”で、馬が描いてあるため、“馬の間”というようになったそうです。

通りの裏側には“桧垣(ひがき)の間と”青貝の間“があります。
桧垣の間は薄黄色の聚楽壁です。
ここも天井から欄間まで桧垣模様です。
さらにここの障子の骨が面白いです。
縦は蛇が進む時のような波型、横は1本と2本の直線が交互に並びます。
これを右斜めから見ると、2本の部分が前に出ているように見え、左斜めから見ると逆に凹凸しているように見えます。
もちろん目の錯覚です。



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角屋 もてなしの文化美術館1 通常参観(壬生・島原散策15)

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写真は、角屋(すみや)の外観

年中開館していないので注意です。
2011年は3/15~7/18までと9/15~12/15までで、月曜日は休館日です。
例年大体この時期です。
入館料は1000円で、2階の特別公開は事前に電話予約が必要で(075-351-0024)、さらに800円必要です。
特別公開は定時案内で、10:15、13:15、14:15、15:15の1日4回で、約30分です。
各回の定員は20名です。

通常参観
入って最初に資料館があります。
次に進むと正面に大きな庫裡(台所)があります。
料理は自前なので、大きな台所がある訳です。
右手には本来の正面玄関があり、柱には刀傷があります。

靴を脱いで上がり、帳場を過ぎると奥には網代の間があります。
ここのお座敷はすべてそうですが、内装にすごく凝っています。
天井の模様から付書院と襖の欄間まで、ここは網代模様です。

中庭を経て奥に入ると、大座敷の松の間です。
ここで毎時10分、30分、50分に説明があります。
前庭は白砂と緑の苔の枯山水庭園で中央に大きな臥龍松や紅枝垂れ桜があり、奥には茶室の曲木亭もあります。

ここが新撰組の芹沢鴨が大宴会をした後に、八木邸で暗殺された“最後の晩餐”の場所です。
ここの付書院の欄間は良く見ると“松葉模様”です。
襖絵もきれいで説明もあり、30分は十分楽しめます。
予約なしでは以上です。




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輪違屋(壬生・島原散策14)


写真は、主の間

輪違屋(わちがいや)は元来“置屋”ですので、ここで宴会はしておられませんでした。
しかし明治維新で明治天皇と共に多くの公家や武家が東京へ行ってしまったのを機に経営拡大に乗り出し、輪違屋でも宴会をするようになったそうです。
ですから元は御主人の書斎などを改装されたのでそうです。
現在でもお茶屋として営業されており、芸舞妓のいない島原では太夫さんが来られて“かしの式”などをされます。。

通常内部は非公開ですが、2014年と2023年の京の夏の旅で特別公開されました。

玄関を入り拝観料600円を納め、右手の玄関から上がります。
真っ直ぐ進むと左手に大階段のある部屋があり、ここから2階へ上がれます。
その階段の隣の廊下から奥の座敷へと続きます。

廊下を進むと右手に広いお座敷が拡がります。
これが主の間です。
主の間に沿ってL字型に枯山水の庭園があります。
小石の小川に石橋が架かっています。
そして座敷を挟んだ反対側には苔のきれいな小さな露地のような庭園もあります。
右手にはキリタン灯籠があります。
“主の間”には新選組の近藤勇の書を屏風に仕立てて置いてあり、また襖には当時の芸舞妓が常連さんに書いた恋文が張られています。
今でいう“営業メール”のようなものだそうです。

先の大階段から2階へ上がります。
2階は短い廊下伝いに3部屋が見られました。
まず階段を登って左側、12畳の“傘の間”。
左手の襖には大きな道中傘が張られており、床の間には桂小五郎(木戸孝允)の書が掛けられていました。
そして右前方、6畳の“太夫の間”。
それ程大きくないこの部屋は太夫の控えの間で、この日は打掛が展示してありました。
最後が階段を登った反対側、“太夫の間”の向かいにあるのが8畳の“紅葉の間”です。
この部屋にはホンモノのモミジを乾燥させて、いくつも壁に塗り込んでありました。




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島原とは、揚屋と置屋(壬生・島原散策13)


写真は、島原の大門

島原とは
島原はもちろん、昔の花街です。
最初は豊臣秀吉の許可で、今の京都御苑の南側にありました。
それが徳川家康により、東本願寺の北側に移転になりました。
その約40年後、今度は徳川家光により、現在の場所に急に移転になりました。

当時は、朱雀野(しゅしゃかの)といい、島原とはいわれていませんでした。
しかし、急に移転命令が出たのもだから、移転はてんやわんや。
その状況が先年にあった“島原の乱”さながらであったので、ここが“島原”といわれるようになったそうです。

揚屋(あげや)と置屋(おきや)
揚屋はただの宴会場で、直接芸妓さんを抱えてはいません。
そこで、芸妓の所属事務所である置屋から芸妓さんを派遣してもらうのです。
そしてその置屋が「輪違屋」で、揚屋が「角屋(すみや)」だった訳です。

揚屋と茶屋
共に芸妓を呼んで宴会する点では同じですが、揚屋の料理は自前、茶屋の料理は仕出し(外注)です。
また揚屋では昼間から俳句を詠み、お茶席の後に宴会をしていたので、大座敷に庭園と茶室がないと条件を満たしません。
そしてココ角屋は、その揚屋の条件を満たす唯一の現存する遺構だそうです。




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2021 6/20の拝観報告2 最終(京都市考古資料館 旧貴賓室公開)


写真は、3階 旧貴賓室。

織成館へ行く途中、今出川通を自転車で走っていると京都市考古資料館の前を通りました。
何の気なしに何を今やってるのかなと見たら、「旧貴賓室特別公開 ~6/20」と書いてあるのを見つけました。
「今日までやん」。
ということで、過去に1度来たことはありましたが、帰りに寄ることにしました。
一応ですが京都市考古資料館の建物は元々西陣織会館で、本野精吾の設計です。

15:30頃着。
こちらは入館無料ですが、検温はしっかりされていました。
こちらのパンフレットを頂いたのですが、カジュアルで挿絵もあり親しみの持ちやすい感じのに変わっていました。
残念ですw
以前のは文字がカッチリ書いてあり、いかにもお役人さんが作りました的な、容易に他者を寄せ付けないような感じのでしたが、そういう系のが好きでした。
受験生時代から挿絵があったり、文字が大きい問題集とかはキライで、文字がギッチリで愛想がなく、「分からないなら、読まなくていい」みたいな感じの問題集とか解説が好きでしたw
以前のパンフレット、今まで以上に大事に取っておきますw

さてまずは3階へ。
部屋の公開と同時に、今回は今宮祭の蓮鉾や澤瀉鉾も展示されていました。
部屋の云々については今後の本編に掲載します。

そして2階。
2階は平安時代からの土器などが多いです。
正直土器系は・・・興味が薄いですw
1階は特別展で、伏見の酒蔵系の展示が多かったです。

15:50頃にこちらを出て、帰宅しました。

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2021 6/20の拝観報告1(織成舘)


写真は、2階の展示室。

日曜日です。
この日は次男が家にいるので、ランチの予定はなし。
お昼も自宅で頂きますが、さすがに午後は暇なので出かけます。

14:30頃に自転車で自宅を出て向かったのが、今出川通の堀川と千本の間を少し上がったところにある織成舘(おりなすかん)です。
西陣織の手織工場もある、西陣織のミュージアムです。

ここも長らく来ようと思っていたのですが、ずっと伸び伸びに。
今回”あるきっかけ”もあって、やっと来れました。
その”あるきっかけ”も近日公開しますw

HPをみていると月曜日が休館日。
そして工場見学が土日は職人さんがおられず、定時での案内制と書いていましたが、
土日も職人さんはおられますし、随時工場見学も可能でした。
まあ開館当初の人が多かった頃の記載がそのままになっているのでしょう。

ということで着いてすぐに、2階の最奥にある手織工場に案内されました。
そこでは職人さんが手織の方法や、ホンモノのジャガード機を見せて説明して下さいました。
京都検定の勉強をされた方なら、ジャガード機の名前はご存じかと思いますが、僕もホンモノを見たのは初めてでした。
また西陣織の分業制についてや、やはり後継者不足を訴えておられましたね。

工場のあとは2階の展示を自由に鑑賞。

後日また来る旨をお話しすると、広間も見せて下さいました。

15:25頃にこちらを出ました。

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2021 6/19の拝観報告(廣誠院 呈茶)


写真は、書院から見た庭園。

土曜日です。
緊急事態宣言が開ける目途が立ってきたので、徐々にいろいろな企画が目に付くようになってきました。
この日はアマ会の桜さんに呼んで頂き、廣誠院での呈茶にお邪魔しました。

廣誠院のFBで告知されているだけの情報なので、知る人ぞ知る感があります。
事前予約制で13:00~と15:00~。
食堂での呈茶付きの公開は1300円。
さらに小間での呈茶付きだと+2000円で、この場合3名までとなります。

我々はもうそりゃ小間での呈茶なので、僕と桜さん+吉田さんのメンバーになりましたw
吉田さんは癒し系ですよね。
まさに人徳だと思いますw

15:00に現地集合。
御当主の案内で書院から見学。
廣誠院の歴史、ここを造った伊集院兼常のお話。
通常は施主、実際に建物を設計する人、お庭を設計する人は別ですが、
ここは一手に伊集院兼常がしています。
なので誰に遠慮することなく、彼のしたいようにしているのが特徴です。
書院の雪見障子も、通常の縦スライドではなく、横スライド。
こういうところもそうなのでしょう。

廊下から奥の広間に行きましたが、その途中の厠 の扉に今回は釘付けになりました。
1枚ものの板を掘っているのですが、最初から木目を意匠に取り込んで彫っており、木目のために非常に波打っているように見えるんですね。
アレは遊び心がありますね。

広間の床の間が奥に向かって三角形に切り込んであるのも、奥に入ってみないと分からない。これも密かなこだわりなんでしょう。

最後は小間で生菓子と呈茶を頂きました。
こちらの小間の中に入ったのは初めてだと思います。
屋形船を思わせる内部。
その演出のためでしょうか、床の間が壁の中央にありました。

もう廣誠院は5回ぐらい来ていますが、これだけ少人数でゆっくり行けると、さらに細かいところにまで目が向きますね。

非常に楽しい時間を過ごさせて頂き、16:15頃にこちらを出て帰宅しました。
 
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2021 6/15の拝観報告5 最終(マールブランシュ JR京都伊勢丹店)


写真は、メロンのはちみつショートケーキ(1540円) 

京都タワービルを出て、どうしようかと・・・。
まだ時間もあるし、伊勢丹でも見ようかなと思ったんですが、
伊勢丹といえば即座に引き寄せられそうなところがあったので、ちょっと止めようかと思いました。
しかしポルタを歩いているうちに、意思とは関係なく伊勢丹の方に足が向かいます。
知らない間に、6階に来てました。
もうランチにデザートを頂いたハズなのに・・・。

マールブランシュ伊勢丹店の席に案内され、メニューを持った店員さんが
「お決まりになられた頃に・・・」の辺りで喰い気味に
「メロンのはちみつショートケーキ、フルサイズで」と言ったところ辺りから記憶がありますw

もう禁断症状が出てましたね。

今回は調べました。
あんなに美味しいものに何が入っているのかと。
そしたら、メロンを1/4個使っているそうです。
頂上は生クリーム。
その外壁にメロンの甘い内側の部分をボール状にしたものが張り付いています。
まあまず転がり落ちないようにそこから食べるでしょ。
そしたらもう、メロンの1番甘いところが口いっぱいに・・・。

メロンの奥には上質なバニラアイス、そしてその下にはメロンの甘みが減っちゃう外側の部分が小さくカットしてちりばめられています。
甘みはバニラアイスが担い、甘みが減っちゃうメロンは風味だけ担当してくるんですよね。
逆にメロンは甘くない方がいいので、ちょうどいいメロンの使用方法です。

バニラアイスの下には酸味の効いたのアップルレモンゼリーが最後にあります。
これは甘みよりも酸味なので、バニラアイスが残っているうちに上下をかき混ぜて、
甘みと酸味を混合して頂く方が味のギャップが少なくなるので、僕はその方がお好みです。

それとどこにも書いていませんが、この中毒性・・・
たぶん隠し味に、覚〇剤入ってますねwww

このパフェが1540円。
デザートに1540円と聞くと高そうに聞こえますが、
これはこの夢のような時間が1540円で手に入るので、安いものです。
5000円のランチ1回よりも、このパフェ3個の方がいいかも。
インフルエンザで何も食べたくない時でも、これだけは食べれそうな気がします。

京都に来られたら是非おすすめしたいところですが、
僕のように
「1度食べたら、もう一生なくては生きていけない体になる」
というリスクを背負うかもしれないという覚悟はしてくださいねw

15:00過ぎに夢遊病のようにこちらを出て、地下鉄で帰宅しました。
 
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2021 6/15の拝観報告4(京都タワー大浴場)


写真は、6/30で閉店になる京都タワー大浴場のロビー。

フォーシーズンズホテルを出て、北向きの207系統に乗ります。
四条京阪で下車し、南座の自動発券機で歌舞伎のチケットを発券しました。

そして再び市バスに乗り、四条高倉へ。
四条高倉から地下鉄烏丸線の四条駅へ。
地下鉄に乗り換えるなら、四条烏丸まで行くより四条高倉で降りた方が早いと思います。
前述のようにこの日は、地下鉄・市バス1日乗車券利用なので、細かな乗り継ぎも楽勝ですw

そして地下鉄で京都駅へ。
13:40頃にやって来たのが、京都タワービルの地下3階にある京都タワー大浴場です。
もう報道で御存じかと思いますが、コロナ禍の影響で観光客が減ったこともあるからでしょうか、6/30で閉店となってしまいました。

僕も1度も行ったことがなかったので、この機に最初で最後になりますが行ってみました。
今回はそもそも1階の店舗がコロナ禍で休業中だったので、入口が分かりにくかったです。
烏丸通沿いでも塩小路通沿いでもない、裏道に地下への入口があるんですね。

エレベーターで地下3階へ。
もうビル自体が古いので、雰囲気が昭和レトロです。
廊下を奥に進むと、大浴場の入口がありました。

事前に前売りのレンタルタオル付770円のチケットを購入していたので、それで入場。
この日は13:00からの営業でした。

ロビーから男湯の脱衣場へ。
開店から1時間経っていなかったので、10名ぐらいおられましたが、ほとんどがもう出られる感じでした。

大きな浴槽1つと周囲に洗い場はたくさんありました。
確かにお風呂は気持ち良かったですが、他に施設がないんですよね。
今はスーパー銭湯が人気ですよね。
開放感のある空間に、マッサージや食事処やマンガが置いてあるところもあります。
そういうところと比べると、
・お風呂以外の施設がない
・地下3階なので開放感がない
・京都駅という立地上、家族で車で行きにくい
です。
なのでどうしても夜行バスで到着した観光客などが対象になりやすかったのかなと思いました。

最初で最後の想い出を噛みしめながら、14:20頃にこちらを出ました。
 
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2021 6/15の拝観報告3(フォーシーズンズホテル京都 ブラッスリー)


写真は、茶室 積翠亭の露地と積翠園 。

智積院を出て、徒歩でやって来たのがフォーシーズンズホテルのブラッスリーです。
久しぶりのフォーシーズンズホテルで、どうやら2017年以来のようです。
今回フォーシーズンズホテルにしたのは、
・智積院から至近距離であり、時間調整がしやすい
・6月中の平日は、4500円のtastingコースがあった
からでした。

11:30の予約でしたが早めに着いたら、「座って待たれますか?それともお庭を散策されますか?」と。
そりゃ僕も桜さんも迷わず「お庭に行きます!」ってことで、庭園を散策しました。
昔は奥のお茶室の方までは結界があって行けない時もありましたが、今回は奥まで行けましたね。
お庭を奥まで拝見して、お食事です。
今回は下の写真のような感じ。
ーーーーーーー

本来はウェルカムドリンクでシャンパン付きでしたが、コロナ禍のためノンアルコールシャンパンでした(どの道僕は下戸ですが)。
1はパンです。
2の前菜は真鯛とライムのセビーチェ。
3のメインは魚を選んで、桜海老のクネル ビスクソース 。
4のデザートはローストアーモンドのブランマンジェ フロマージュブラングラニテ よもぎクランブル。
もちろん食後のコーヒーも付いています。

う~~ん。
なんかね、そこまで感動がないんですよね。
飽くまで僕個人の感想ですが。
和食と比べるのはフェアではないかもしれないですが、ザ・リッツ・カールトンの水暉の4800円のランチとは比較にはならないかな。
こちらも4500円と言われればそれぐらいかなとは思いますが、
前述の2つは「その値段では申し訳ないな」と思わせるレベルでした。
個人的な偏りがあるかもしれないので、正直他の方の忌憚ない意見を伺ってみたいです。
もちろんですが、僕はいずれのホテルや飲食店とも利害関係はないです。

なんだかんだ言いつつ、またフォーシーズンズに来る予定があるので、再度確認しますw

13:00頃にこちらを出て、桜さんとお別れして、次へと向かいました。

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2021 6/15の拝観報告2(智積院 青葉まつり)


写真は、密厳堂 。

9:00に四条烏丸の銀行で手早く用事を済ませて、市バス207系統に乗ります。
この日は朝から地下鉄・市バス1日券(900円)を使用しているので、短距離の乗車も気兼ねなく出来るので気が楽ですw

9:25にやって来たのが、東山七条にある智積院です。
もうお分かりでしょうか、6/15は智積院の青葉まつりです。
この日はこのために休んだわけです。
長らく行こうと思っていて行けておらず、昨年はいよいよ行こう!と決めていたのですが、このコロナ禍で大幅規模縮小になり諦めました。
今年はなんとかフリーマーケットの中止だけで済みました。

まずは諸堂めぐりの御集印へ。
人が少ないうちに、大師堂と密厳堂へ。
通常は閉まっていますが、内部に入ってお参り出来ました。
しかし中にはそれぞれ弘法大師と興教大師のお厨子しかほぼなく、しかもそのお厨子も閉まっていました。
密厳堂から金堂裏のアジサイ園へ。
アジサイが非常にきれいに咲いていました。

そして工事中の金堂、明王殿とお参りをして判子を頂きました。
あと1つは講堂ですが、これはまだ取っておきましたw

丁度9:45頃になったので、本坊から法要のある講堂(例年は金堂)までのお練り行列を拝見しました。
行列が通過した10:00、そのまま新しくなった智積院会館へ。
呈茶が別途500円で10:00からでした。
見違えるぐらいきれいになった智積院会館1階の奥にある大書院で、薄茶とお菓子を頂きました。

当日は現地でランチをご一緒する桜さんと合流予定でしたので、最後の講堂で拝観しながら待機することにしました。

判子を頂き、まずは収蔵庫へ。
収蔵庫と講堂の拝観は通常有料ですが、この日だけは無料です。
収蔵庫も等伯の国宝がゴロゴロあるので、やは人気です。
そして講堂へ。
今年は金堂が工事中のため、慶祝法要は講堂でした。
庭園を見ますが、庭園の向こう側にある宸殿がお坊さんの待合に使われていた関係で、扉がすべて全開でした。
珍しいので、本編の写真を入れ替えましたw

そこで桜さんを待ち合流しましたが、まだランチまで時間があったのでお話しているとTさんとも出会いましたねw

11:15頃にこちらを出て、ランチに向かいました。

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2021 6/15の拝観報告1(高木珈琲)


写真は、モーニングAセット(720円)。

この日はお休みを頂きました。
勘のいい方は、「なんのために休んだのか」が分かるかもしれません。
まあその答えは、この次にw

さてまだ時間が早いのと、9:00から銀行に行かなくてはいけなかったので、
四条烏丸近辺で朝食にしました。

8:15にやって来たのが、烏丸高辻にある高木珈琲です。
もうなくなりましたが、かつての実家のすぐそばです。
それこそ存在は小中学生の頃から知っていましたが、行ったのは初めてです。

本店の高辻店と、烏丸通沿いですぐ近くに烏丸店がありますが、緊急事態宣言中は烏丸店は休業されていました。

注文したのは、モーニングのAセット(720円)。
もちろんコーヒー付き。
ソーセージもスクランブルエッグも温かくて美味しかったです。

ただこちらは唯一かつ最大の問題がありますね。
いや逆の方には長所なんでしょうけど。
「全席喫煙可」なんですね。
僕は11年前まで喫煙者だったので、それほど気にならないのですが。
さらに気づいたのですが、今は「喫煙不可」がお店が多いでしょう。
だからその結果として、こちらは「喫煙者率が異常に高い」と思いました。

喫煙者にはいいお店でしょうし、嫌煙家の方には有り得ない環境だと思いますw

8:50頃にこちらを出て、銀行に向かいました。
 
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鳥彌三 

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写真は、主屋2階の大広間。

鳥彌三(とりさや)は、四条木屋町を少し下がったところにある水炊きのお店です。
江戸時代の天明8年に創業なので200年以上の歴史があり、建物は登録有形文化財に指定されています。

アクセス
阪急電車、京都河原町駅で下車し、1B出口から地上に出ます。
地上に出たら右折して高瀬川を渡り、すぐに木屋町通へ右折します。
約120mで左手からの西石垣通(さいせきどおり)と合流し、さらに80m進んだ左手に鳥彌三の主屋があります。

通常お食事は水炊きのコースで、13,000円です。
夏は川床もあります。

今回はまいまい京都の「鴨川納涼床ものがたり、高瀬川源流庭苑から下木屋町へ」で内部を見学させて頂いた時の報告です。

建物は木屋町通に面した主屋と鴨川に面した新座敷があり、前者は270年前、後者は220年前のものだそうです。
客室は主屋の2階に4部屋、新座敷の1階に2部屋、2階に1部屋の計7部屋あり、それぞれに意匠が違います。

まず玄関です。
玄関から表の格子をみると、それぞれ違った5種類の格子があります。
これだけ違う種類があるのは珍しいそうです。
玄関を入ると、まっすぐに石畳の通路が奥まで貫いています。
その左手は厨房、右手は2階への階段や会計があります。

石畳を奥まで進むと、主屋と新座敷の間に少し中庭のようなスペースがあり、右手にトイレがあります。
新座敷の1階には左右に鴨川に面した2部屋客室があり、左手は北大路魯山人が使った4畳+板の間のお部屋で、右手は中2階になった6畳の鴨川の間があります。
さらに夏には禊川に張り出して川床が、設置されます。

中庭の階段から2階に上がります。
上って左手の新座敷は、13.5畳+板の間の東山の間です。
窓の手すりを低くして、さも鴨川に浮かぶ屋形船に乗っているような気分にさせてくれます。床の間の横の琵琶棚が三角形なのも印象的です。

階段を上った右手の主屋へ。
まずは6畳間がありますが、新座敷と主屋が平衡ではないので、中庭の上にある6畳間と東山の間の間が三角形になっているのも視覚的に面白いです。

6畳間を回り込むように廊下があり、廊下の先には1階への階段と、階段の前には朱塗りの長持ちが、長持ちの上には剥製のウミガメが置かれています。

廊下、左手の木屋町通沿いに2部屋あり、左手が北山の間です。

廊下の右手奥には3畳間を挟んで奥に14畳の大広間があります。
大広間は船底天井で、一部床の間の前は網代になっています。
テーブルは真っ赤な漆塗りで、非常に高価なものだそうです。
襖の引手は千鳥。
奥の襖は一見押し入れに見えますが、奥には隠し階段があり、1階に降りれるようになっています。


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2021 6/13の拝観報告2 最終(まいまい京都 鴨川納涼床ものがたり、高瀬川源流庭苑から下木屋町へ)


写真は、鳥彌三 新座敷2階の東山の間。

Aman京都から帰宅して、次は地下鉄で出かけます。
13:45頃に京都市役所前で下車し、改札に集合でした。
この日は14:00からまいまい京都の「鴨川納涼床ものがたり、高瀬川源流庭苑から下木屋町へ」でした。
2014年から毎年1回、この時期に開催しているプランだそうです。

概要は、14:00京都市役所駅の改札集合。
オークラの木戸孝允像で長州藩邸など藩邸の話
→一ノ舟入で高瀬舟の解説
がんこ二条苑庭園の解説とがんこの川床
→木屋町通を南下し、老舗のお店の解説
瑞泉寺 境内で由来のお話
→三条大橋から鴨川河川敷へ
→昔の三条大橋の写真を見ながら三条大橋の歴史のお話
→河川敷を歩きながら川床のお話(疎開空地跡、車道橋跡など)
川床や木屋町界隈の話をそこまで聞いたことがなかったので、非常に勉強になりましたし、楽しかったです。

さてその後です。
四条大橋から木屋町通に戻り、16:00から水炊きの鳥彌三さんにお邪魔しました。
個人的にはこのツアーのメインイベントです。
こちらも以前から行こう行こうと思っていて、結局まで行けていなかったお店です。
建物自体が登録有形文化財です。
まずは川床の席に案内されて、ツアー講師と鳥彌三の御主人からお話。
その後内部の見学でした。
木屋町側の主屋と、鴨川側の新座敷。
両方で客室が7つあり、それぞれに意匠が違います。
その辺りは明日の本編に掲載します。
約1時間見学させて頂き、希望者の10名は水炊きも頂かれたようです。

内部の見学もさせて頂いたので、今後こそはお食事を頂きに来ようと思っています。
17:00頃にこちらを出て、帰宅しました。
 
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