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2020 9/27の拝観報告(大徳寺 本坊 予約拝観)

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写真は、開門している三門、金毛閣。

日曜日です。
もう次男も計画的に1人で勉強する体制にしたので、比較的時間に余裕が出来ました。
でもまだ時折確認は要りそうですがw

この日は12:00前に自転車で自宅を出ました。
12:20頃にやってきたのが、大徳寺 本坊です。
京都新聞でも紹介があった、予約制の特別拝観です。
1時間かけて解説員と一緒に回る形式で、1人3000円。
今回本坊が修復に入るので、その前の見納めツアーといったところでしょうか。

12:30からスタート。
1組12人ぐらいでした。
まずは本坊の内部を反時計回りに見学します。
室中の間以外は中に入って探幽の襖絵を見学できます。
今年は曝凉展がないので、いい機会でした。
本坊内で約30分。

外に出ます。
次は法堂へ。
法堂はもう修復済みのハズですので、こちらは今度も特別公開があるのではないでしょうか。
そして唐門。
唐門は囲いの中に入って、真下から観ることが出来ました。
鐘楼を回り込みます。
以前にも書きましたが、大みそかは鐘楼内に入って除夜の鐘が撞けます。
鐘楼の裏から法堂と仏殿の間に出てきます。
ここに経堂があったんですね。
池に囲まれており、通常の拝観の参道からは見えにくく、気づいていませんでした。
経堂からさらに南下し、右手に三門、左手に浴室があります。
いつも三門に気を取られて、浴室の存在にも気づいていませんでしたw

そして三門
本編の写真のような正面から三門を見上げ、開扉してくぐらせてくれます。
上の写真は以前黄梅院に来た日に、別班の際のを撮影したものです。
最後に仏殿の説明をして、13:30頃に終了でした。

通常の特別拝観と違った点は、
・唐門の真下に入れた
・鐘楼の前まで行けた
・経堂を近くで見れた
・三門をくぐれた
の4点ぐらいでしょうか。

個人的は非常に満足しました。

14:00頃に帰宅して・・・この日は大相撲の千秋楽にかじりつきましたw

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2020 9/26の拝観報告(浄瑠璃寺)

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写真は、彼岸から見た此岸(国宝 三重塔と重文 石燈籠)。

土曜日です。
この日は朝から1つだけお出かけ。

8:00過ぎに車で自宅を出て、第二京阪から京奈和道へ。
終点の木津ICで降りて、9:00過ぎにやってきたのが浄瑠璃寺です。

今回久しぶりに浄瑠璃寺に来た理由は2つ。
1つは本尊の国宝 阿弥陀如来像が修復に入ったため、今は灌頂堂の大日如来像が本堂に遷座しているため。
もう1つは由緒書きがリニューアルされたと聞いたためです。

土曜日の朝1番でしたので、到着時いたのは僕ともう1組のみ。
僕はまず本堂の受付へ。
由緒書きはアノ特殊なサイズ感は変わらずで、冊子のようになっていました。
本堂内は幸い1人でした。
10月まで待てば吉祥天像の御開帳があるのは分かっていましたが、もう10月と11月で来れそうな日程がありませんでした。
改めて大日如来像にお参りしましたが、なかなかのイケメンですねw
他の8体の阿弥陀如来像や持国天像と増長天像(いずれも国宝)にお参りをして庭園へ。

ブログを確認したら意外にも彼岸から見た此岸サイドの写真がなかったので、今回リンクしておきます。
酔芙蓉がきれいに咲いていて、朝1番の空気が美味しかったです。
浄土式庭園ということもあるからでしょうか、気分がゆったりとほぐれました。

本編の写真も今回のに入れ替えています。
9:30頃までお参りをして、こちらを出ました。

先週の連休の混雑がウソのように、この日は道が空いていました。

10:30前に帰宅出来ました。

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立本寺2 特別拝観(西陣散策8)


写真は、龍華庭園の南庭

事前に予約するか特別拝観で伽藍内部に入ることができますが、特別拝観は定期的にはなく非常に稀です。
また最近は11/8の11:00~15:00まで客殿で寺宝の虫干しをされており、無料で客殿内部に入れます。

方丈の玄関を上がり、拝観料600円を納めます。
まず客殿に入ります。
客殿の前庭が名勝庭園の“龍華庭園”です。

ここは平成17年から京都造形芸術大学の日本庭園研究センターによって修復されました。

南庭と西庭がL字型になっており、その折れ目に客殿から本堂への橋が架かっています。
白砂と苔のきれいな枯山水庭園です。
この奥は庫裏の裏に繋がり、こちらの紅葉もきれいでした。

渡り廊下を渡り、本堂へ裏側から入ります。

内陣には本尊の三宝尊などがお祀りされており、内陣の背後には渡辺始興筆の“十六羅漢図”があります。
また本堂横には日像聖人筆の“十界曼荼羅”も展示されていました。
さらに内陣の後方両側には、日朗上人像や日像上人像などがお祀りされています。

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立本寺1 通常拝観、鬼子母神大祭(西陣散策7)


写真は、本堂と満開の桜

立本寺(りゅうほんじ)は日蓮宗のお寺で、後述の妙覚寺、妙顕寺と併せて三具足山の1つです。

場所は西陣の南西端なので、むしろ北野天満宮の方が近いです(簡易地図)。
最寄りは千本中立売で、中立売の1つ南の細い道(仁和寺街道)を西に入ります。
大きめの通り(七本松通)との交差点の右手に高麗門があります。

拝観料は無料です。
高麗門を入って、石畳の参道を進みます。
右手前に妙見堂と鬼子母神堂(刹堂)、右手前方に祖師堂があります。
大きな本堂が右手にあり、日蓮上人坐像が祀られています。
正面の扁額は本阿弥光悦の筆です。
本堂前は、春には桜が、夏には蓮の花が咲きます。

本堂の右手の石畳を進んだ左手に方丈の入口があります。
この方丈内部の拝観は不定期の特別拝観時か、事前に予約をすれば可能だそうです。

鬼子母神大祭
毎月8日の14:00から、鬼子母神堂で法要があります。
また1月、5月、9月は同時に妙見堂で妙見菩薩の御開帳もあります。
1/8に訪問しました。
・妙見堂
14:00からまずは妙見堂で法要。
妙見堂が既に全開ですが、お厨子は閉まっています。
法要開始5分後にお厨子が開けられました。
参拝者が順にお厨子の前まで行って、お参りします。
妙見菩薩像は、約15cm大の小さな像でした。
5分ほどで参拝者のお参りが終わるとお厨子は閉められます。
その後法要が5分で、計15分程度。
そして鬼子母神堂へ戻ります。
・鬼子母神堂
14:15から法要。
内陣中央には鬼子母神のお厨子がありますが最初は閉まっており、お前立があります。
右脇檀には日審上人像が、左脇檀には大黒天像がお祀りされています。
法要開始20分後、お厨子がご開帳されます。
妙見堂と同じく、参拝者が順にお厨子の前まで行ってお参りします。
お厨子の中は暗かったですが、1躯の像を取り囲むように6~8躯の像がお祀りされていました。
さらに約15分程度で法要は終了。
15:00頃に終わりました。

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2020 9/22の拝観報告(大西常商店 扇屋女将がおもてなし、京町家の暮らし・投扇興・お茶席体験 まいまい京都)

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写真は、奥の庭園とお茶室 常扇菴。

4連休の2日目は家族で妻の実家へ。
3日目は買い物。
そして最終日です。

この日は朝から出かけました。
9:00に京阪の清水五条駅に集合。
この日はまいまい京都の「大西常商店 扇屋女将がおもてなし、京町家の暮らし・投扇興・お茶席体験」でした。
4連休はあまり予定もなく、このコースに空きがあったので、あきさらさんと何となく参加してみました。

まずは若女将の案内で清水五条駅から松原通を歩きます。
五条大橋の扇塚や祇園床などを解説付きで、寄り道しながら歩きます。

やがて大西常商店に到着。
この辺りは以前からお話しているように、僕の小学校の校区なので詳しいですw

まずは台所、通り庭から奥に進んで最奥にある蔵を、お宅で待ち受けていた女将が楽しく解説して下さいました。
そしてお部屋に上がります。
投扇興が用意された広間から奥のお庭へ。
ここでお庭の川の水を開栓。
すると水の流れで空気も動き、風が吹いてくるんですね。
なかなかちゃんと吹きましたよw

次は2階の広間に上がって、若女将から扇の種類、作り方や大西常商店の歴史の説明がありました。
明治までは元結屋さんだったんですね。

そして1階に戻り、3グループ(4人、4人、5人)に分かれて、1組ずつお茶席へ。
残りの2グループはそのまま投扇興です。

僕はまずお茶席でした。
お庭の横の廊下を歩いて、お茶席へ。
6畳のお茶室でした。
もともとお茶室だったのを一旦洋間に替えてたのを女将が再びお茶室にされたそうです。
一旦洋間にした影響でしょうか、お茶室にしては天井が高かったです。

お菓子はじょうよ饅頭。
高野にある日栄軒さんと言われたと思うのですが、美味しかったです。

そして広間に戻って投扇興へ。
扇を投げて的に当てるお座敷遊びです。
宮川町は今でもやっているそうです。

まずは扇を的に当てること。
的が落ちなくても、扇が触れれば2点です。
扇が的に当たって落ちれば、的と扇の位置関係で点数が変わります。
普通に的に当てて、的と扇がバラバラに落ちると3点です。
的が扇の上に乗ったり、下になったりすると点数が上がる訳です。
これを左右の対戦で5投した合計点を競います。

これが結構盛り上がります。
しかも僕は筋がいい方で、3点+5点+3点+2点+3点=16点。
結構高得点でしたw

女将さんも若女将も非常に歓迎して下さいますし、企画もいいので非常に楽しかったです。
また開催があると思うので、是非参加してみてください。

12:00過ぎに終了し、帰宅しました。

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2020 9/19の拝観報告(岡崎つる家 京懐石でまなぶ 大人のたしなみ)

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写真は、2階からの庭園。

シルバーウィークの4連休です。
最初に書いておきますが、報道にもあったようにこの連休からすっかり観光客が増えました。
道路の渋滞で実感しました。

個人的には道が空いている方がありがたいのですが、京都の観光業しいては京都の景気のためにはたくさん来て頂く方がいいのでしょうね。

さて初日は昼前から出かけます。
11:30に車でやって来たのが、岡崎つる家です。
よみうりカルチャーの「京懐石でまなぶ 大人のたしなみ」がありました。
会費は食事付きで15,850円。
もちろん満席です。
岡崎鶴つる家には昔、ウィンタースペシャルで来て以来でしたので、久しぶりに参加してみました。

11:30から受付開始。
ほぼその時刻に参りましたが、もう結構来ておられました。
玄関で受付をして、会場の2階の大広間へ。
席は自由でしたが、Tさん、HitoさんとHitoさんのお友達が同席されていたので、自動的にそこに入れて頂きましたw

11:45、最初に講師の西川影戀先生からご挨拶。
そしてお座敷の用途や意味、そしてマナーについて解説がありました。

その後2階の舞台を使って、大和楽のあやめの実演。
こちらの舞台はワンタッチで自動で舞台設定が出来る優れモノなんですねw

大和楽は今までに見たことも聞いたこともなかったように思いますが、先生の舞も優雅であの場の雰囲気によく合っていました。

そして12:30頃からお食事。



食事のラインナップは上のような感じ。
秋なのでまつたけの土瓶蒸しはお約束でしょうかw
個人的に土瓶蒸しに、ゆずは絞らないです。
まつたけの風味がわかりづらくなるので。

全体的にお出汁のうまみがよく効いていました。

ただ、他にもお客さんがおられたようで、内部の他のお部屋を見学出来なかったのが残念でした。

京都迎賓館が出来たことで国賓クラスの接待も以前のようにはなくったでしょうし、さらに今回のコロナ禍。
岡崎つる家もがんばって欲しいです。

14:30過ぎにこちらを出て、帰宅しました。

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本場所中だけ登場する職場の机上の大相撲ミニ幟

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写真は、職場の机上のミニ幟。

今日は余談。
しかも秋場所中なので、相撲がらみの話題ですw

もうお気づきかもしれませんが、僕は比較的几帳面で、マメですw
なので自分の部屋も、職場の机もメチャメチャきれいです。
職場の机も仕事中は見た本が数冊置いてあることもありますが、帰宅時には必ず本や書類はすべて片づけます。
いつも机の上にはPC、外付けハード、マウスとプリンターしかない状態です。
しかし相撲の本場所中だけ、上の写真のようにミニ幟も置いてあります。

するとある日、郵便物や作成依頼の診断書を持ってきた事務員さんに言われました。
「先生の机の上に相撲の旗(幟ね)が置いてある時がありますよね~~。ない時もあるから何かなと思ったら、相撲がやってるとき(本場所中ねw)は置いてはるんですね!」って。

そうなんです、本場所中だけ机の上に幟を立てています。
普段余計なものはほぼ何も置いていないだけに目立つようですw

ただ幟を置くといっても、この僕が無秩序に置くわけがありませんw
ルールがあります。
普通は「好きな力士」のにするでしょう。
しかし好きな力士を作るとその力士の負けが込むとシンドイ(野球みたいに~~w)ので、
「これから伸びると見込んだ力士」を公平に選ぶことにしています。
基本は新入幕の段階で十両からの経緯を踏まえて、「来る」と思った力士のを買います。

上の写真を解説すると、
東前頭2枚目 北勝富士 八角部屋
西前頭3枚目 照強(てるつよし) 伊勢ヶ濱部屋
東前頭5枚目 霧馬山 陸奥(みちのく)部屋
西前頭8枚目 阿武咲(おうのしょう) 阿武松(おうのまつ)部屋
東前頭13枚目 明生 立浪部屋
です。

並べる順番は、左から番付順。
毎場所番付を見て、並べ替えますw

さらに手元には貴景勝(大関)、朝乃山(大関)の幟もあります。
しかしもう片付けているのは、
横綱、大関はもう「これから伸びる力士」じゃないからです。
勝って当たり前w

なので結局は、「関脇以下の幕内力士の中で、これから伸びそうと思う力士を左から番付順に並べている」のです。

しかしこれでルールが終わりかと思えば、最後にもう1つあります。
相撲に詳しい方なら気づくかもしれませんが・・・




答えは、
八角部屋 高砂一門
伊勢ヶ濱部屋 伊勢ヶ濱一門
陸奥部屋 時津風一門
阿武松部屋 二所ノ関一門
立浪部屋 出羽海一門
です。

相撲部屋には部屋の系列ごとに一門というグループがあります。
今はこの幟立ての数と同じ、ちょうど5つの一門があるんです。
なので公平に選ぶために「各一門1人ずつ」にしています。

くだらないルールですが、自分では気に入って遵守していますw
大混戦の今場所ももう少し。
どうなるのか楽しみですw

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浄福寺2 特別拝観(西陣散策6)


写真は、方丈前庭

2011秋の非公開文化財特別公開で、伽藍内部が公開されました。
定期的に公開されていないので参考までです。

まず書院の受付に行き、拝観料800円を納めます。
まずは右手(南側)の“本堂”に入ります。
外観からは2棟だったのに、内部は1棟です。
ここにカラクリがあります。

ここを再建した時には“三間梁機制”といういわば建築基準法があり、大きなお堂が建てられませんでした。
しかしどうしても大きくしたい!
そこで、外部からは2棟に見えるようにして、内部をつないでしまったのです。
俗に、日本最古の違法建築と云われています。

本尊は阿弥陀如来像で、本尊の裏壁には江戸狩野派(探幽の系統)の鶴沢探鯨の大きな「拈華微笑図」があります。

次に玄関左手(北側)の“書院”です。
書院には土佐光信の十王図、山田文厚の襖絵があり、書院の庭園が拡がります。

書院の西側には“方丈”があります。
最初に教典の木版画の絵解きがあり、その次の間に山田文厚筆の天井の龍図があります。
龍図のさらに上の天井がドーム型になっているために、下で手を叩くと響くのだそうです。
襖絵は、岸駒(がんく)筆です。
また正面には苔がきれいな庭園があります。

2013年の秋に修復された釈迦堂が公開されました。
内陣に”栴檀瑞像釈迦牟尼仏”がお祀りされています。
清凉寺の第1模刻だそうです。
またこれは今後も、毎月25日の14:00から御開帳されるそうです。

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浄福寺1 通常拝観(西陣散策5)


写真は、赤門

大まかには千本今出川周辺ですが、最寄りのバス停は今出川浄福寺か千本中立売です(簡易地図)。

今出川浄福寺から
今出川浄福寺で下車し、すぐ近くに細い浄福寺通があるので、そこを南に入ります(千本今出川を前にした場合、左折)。
約300m直進した右手に赤門があります。

千本中立売から
千本中立売で下車し、北上します(マクドナルドから遠ざかる方向)。
千本一条で右折。
約100mで南門があります。

赤門から中に入ります。
赤門には天狗の伝説があります。
江戸時代に、京都で史上最大の天明の大火が起こり火は浄福寺にも迫りました。
鞍馬から舞い降りた天狗が、赤門の上で巨大なうちわをあおいで火を消したのだといわれています。

参道を進むと、左手の幼稚園を過ぎ、右手に釈迦堂があります。
そして正面が2棟?からなる本堂の側面、右手奥に書院の玄関、左手に鐘楼があります。
左手のさらに奥には南門があります。

基本的に観光寺院ではないのでここまでは無料ですが、いずれも外部からの拝観のみです。

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正法寺 七条別院(西七条えんま堂)


写真は、外観。

正法寺 七条別院は西七条えんま堂ともいわれる、真言宗の寺院です。

アクセス
西大路七条の交差点を七条通の南側に沿って東に進みます。
最初の小さい交差点を越えて、西大路七条から約60m先の右手にあります。

かつては北向山十王堂と云われていたそうです。

玄関を入るとすぐに本堂がある小さなお寺です。
内陣手前の右手に賓頭盧像と地蔵菩薩像がお祀りされています。
ガラス越しの本堂の内陣中央には本尊の木造不動明王立像、右手には弘法大師像、左には地蔵菩薩像と聖観音菩薩像がお祀りされています。

そして内陣の左右に向き合うように木造十王坐像11躯と、その間で本尊の前に閻魔像がお祀りされています。
これらは鎌倉時代から室町時代に作られた複数の十王像の残存像を後に寄せ集めたものらしいです。
中央の閻魔像は鎌倉時代で、その他は南北朝時代や室町時代のものだそうです。

当時に伝来する江戸中期の十王堂記によると、江戸初期には既にこの地に十王堂が存在していたらしく、
京羽二重大全の閻魔王像の項にある「十王堂西七条村」が当堂を示す可能性があるそうです。

西七条のえんま堂 -十王と地獄の美術-
2020年9/12~11/3まで龍谷ミュージアムでの上記展覧会で上記の公開がありました。
展示は2階。
入口に由緒書きがありました。
展示は2階の1番奥で、手前のガラスケースに十王堂記。
中央に鎌倉時代の閻魔像。
右手に本尊の不動明王像。
1番奥に須弥壇のように木造十王坐像10躯(1段目左から初江王、宋帝王、尊名不明、泰山王、変成王、2段目左から秦広王、都市王、閻魔王、五官王、平等王)が展示されていました。
その左に檀拏幢 、右に浄玻璃が展示されていました。

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夕日ヶ浦


写真は、海岸の西側。

夕日ヶ浦(浜詰夕日ヶ浦海水浴場)は京丹後市網野町にある海水浴場で、その名の通りきれいな夕日が有名で日本の夕日百選にも選ばれています。

アクセス
京都縦貫道を進み、丹後大宮ICで降り、国道312号線を左折します。
約4㎞先の長岡大橋を直進し、約800m先の交差点で府道17号線へと右折します。
約9km進むと網野橋の交差点で国号178号線と交差するので、ここを左折します。
国道178号線をさらに約8km進むと、夕日ヶ浦の温泉街に入ります。
温泉街に入ると国道178号線が道なりに左折します。
この約250m先の右手に浜詰園地の大きな駐車場があり、ここに駐車して到着です。

駐車場で下車して海岸へ向かいます。
海岸に出ると、左手の土手沿いに「夕日の路」があります。
左手が西なので、ここを歩きながら見る夕日がきれいなようです。

坂を下ると公衆トイレがあります。
公衆トイレの内部にはトイレの他に更衣室もあります。

海岸に出ると、春から秋にかけては砂浜にビーチブランコ「ゆらり」が作られます。

ビーチは広くて砂は真白。
海水もきれいなグリーンです。

左手の山に落ちる夕日はさぞきれいなんでしょう。

また海岸沿いには旅館、国道178号線沿いには日帰り温泉や宿泊施設も充実しています。

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豪商 稲葉本家


写真は、主屋(中央)と吟松舎(右)。

豪商 稲葉本家は美濃稲葉家の末裔が、この地で糀製造で得た富を背景に廻船業を営み、豪商となった邸宅です。

アクセス
京都縦貫道を進み、丹後大宮ICで降り、国道312号線を左折します。
約4㎞先の長岡大橋を直進し、ひたすら国道312号線を進みます。
約20km進むと久美浜町内の本願寺のY字交差点に来るので、ここを右の側道に進みます。
約400m先のT字路を左折。
さらに約350m先の左手に豪商 稲葉本家があります。
なお駐車場はさらに少し行き過ぎた右手に、無料の市営駐車場があります。

表門を入ると左手に主屋の入口があります。
参観は無料です。

主屋に入ると、まっすぐに吹き抜けの土間の通り庭があります。
左手には手前に玄関間、中央にみせの間が並びます。
さらに奥は板の間の廊下が横断し、2階への階段もこの中央にあります。
廊下の奥、玄関間の隣には8畳の奥座敷、その右(中央)には仏間(6畳)と書斎(6畳)があり、みせの間の奥に当たります。
さらに右手には8畳の中の間が横1列に並んでいます。
中の間のさらに奥に並んで10畳のひな飾りの間があり、1月から4/5までは御殿雛が飾られるそうです。
この横1列に並ぶ奥座敷、仏間、書斎とL字につながるひな飾りの間に囲まれて、主屋の庭園があります。
手前は芝生で、奥には松が並んでおり、佐野藤右衛門の作庭だそうです。

ひな飾りの間の奥には宝蔵があり、中には稲葉家の資料が展示されています。

2階へ上がります。
2階は新婚の間で、13代目が結婚するにあたり造ったそうです。
8畳と12畳の間が並び、12畳の間に横には4.5畳の書院もあります。

土間に戻ります。
土間の右手から外に出ると2つ米蔵があり、これらには絵画が展示されていました。
土間の右手奥は元々台所で、おくどさんが残っています。
今は特産品販売所です。

土間を抜けて主屋を出ます。
出ると広い芝生で、左手には別棟の吟松舎(ぎんしょうしゃ)があります。
右手奥は工房があり、予約しておくと陶芸、お香や絵皿の体験が出来ます。

工房の左には大きな裏門があります。
雛御門で、屋根の両側には大きな卯建があるのが特徴です。

吟松舎
蜂須賀斉昌公来遊に際し、江戸期に建てられたと伝えられる建物で、今は喫茶になっています。
主屋の板の間の廊下伝いに、主屋ともつながっています。

こちらで名物のおはぎ(玉露セットで550円)や名物のばら寿司(1100円)を注文すると、こちらに入れて頂けます。

8畳間が2つ並び、その間の欄間は久美浜駅の裏山から稲葉家まで通した水路を模した形になっています。
さらに4.5畳と6畳の口の間が附属しています。
吟松舎の庭園は、苔が非常にきれいです。

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和久傳の森

写真は、工房レストラン wakuden MORI(左)と安野光雅館(右)。

和久傳の森は、京都府の最北西端にある京丹後市久美浜町にある和久傳の施設です。
主に画家 安野光雅の美術館と工房レストラン wakuden MORIから成ります。

アクセス
京都縦貫道を進み、丹後大宮ICで降り、国道312号線を左折します。
約4㎞先の長岡大橋を直進し、ひたすら国道312号線を進みます。
約14km先の左手にエクセル電子、右手に食事処「なかじま」の案内がある交差点を左折します。
道なりに右に曲がりながら、約600m進んだ右手に和久傳の森の施設が見えてきます。
駐車場は道の反対側の左手にあります。

手前の門は第2工房ので、窓越しに工場見学が出来ます。
さらに道の先にある門から入ります。
門を入ると芝生が拡がり、左手に工房レストラン wakuden MORI、右手に安野光雅館があります。

黒いシックな外観で、安藤忠雄氏の設計です。
自動ドアを入ると受付とグッズショップになっており、ここで入館料1000円を支払います。
内部は吹き抜けの2階で、それほど広くはないです。
1階は安野光雅氏の来歴や案内などがあり、主に2階に絵本画などの作品が展示されています。

工房レストラン wakuden MORI
手前は和久傳のショップになっており、奥がレストランです。
内装も非常にきれいで、おしゃれな感じです。

レギュラーメニューは、
特別メニュー 4100円
お肉のセット 3100円
や一品料理もあります。

また季節限定メニュー(20食限定)で丼やお寿司もあり、
僕が行った際は
間人産 ひらまさの漬け丼 2000円
丹後の野菜と丹後魚の黒寿司 1900円
でした。

僕が行った際の「お魚のセット」は、
まずは先付
丸茄子の揚げ浸し、丹後の夏野菜出しゼリー掛けと剣先いかの雲丹味噌和えが一皿に盛られていました。
メインは間人産 えてがれいのてんぷら。
最後はお味噌汁とご飯。
土鍋に入ったご飯はお茶碗3杯ぐらい。
全部食べ切れなければ、おにぎりにしてくれるそうです。
またオプションの久美浜産平飼い卵160円や丹波産生卵85円を追加して、卵かけご飯にもできます。

施設外周
施設の外周は広いお庭になっており、散歩できます。
工房レストラン wakuden MORIの玄関に向かって右手から出て、反時計回りに1周するといいでしょう。
奥にはみはらしの丘もあります。



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2020 9/13のおでかけ報告(Reine des pres)

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写真は、この日のランチコース(込々で1人9000円)。

日曜日です。
この長男は部活もないので、来るべきテストに備えて勉強するとのこと。
片やいつも勉強の次男は、久しぶりのアウトドアクラブでした。
今回は生意気にも乗馬だそうで、おかげで参加費も高騰の12000円でした。
でもまあ日々塾の勉強を頑張っているし、彼もいい経験が出来るのならいいでしょう。

まずは8:00に次男を京都駅まで送ります。
いつもなら妻と1人で送ってそのまま梅田や三宮に行くのですが、ウチはまだ自粛の波が収まっておらす、まだこの日は京都市内にしました。

帰宅後お昼までは自宅にいますが、その間長男くんの質問タイム。
彼ももう高校数学に入っているところもあり、その辺りを何点か聞かれました。

そして11:45頃に妻と車で自宅を出て、12:00にやって来たのが河原町丸太町にあるReine des pres(レーヌデプレ)です。
妻が指定、予約したフレンチのお店です。
内部は8席しかなく、昼夜とも3組までしか予約を取らないそうです。

お食事は写真の番号順に。
1は万願寺とうがらしの冷製スープ。
2は卵の殻をくり抜いて、半熟卵の下にボタンエビやソースが入っています。
かき混ぜて頂きますが、味変が楽します。
3は細長い小さな器のなかで完成するコロッケのような感じ。
4は上からは散らした蕪しか見えませんが、下には軽く炙った太刀魚にキャビアが。
ここでパンも出てきました。
パンは木箱に入っており、木箱の下には焼いた石が。
最後までパンが冷めない工夫ですね。
5は皮はカリカリ、身はプルップル感の残るクエ。北海道産のアスパラガスもよく合います。
6は鹿肉と緑茄子。あっさりとした鹿肉にこちらもあっさりの茄子。濃厚なソースを絡めて頂きます。
7はメロンシャーベットをサンドにしています。
8は桃のコンポートとアイスの組み合わせ。
最後のお茶は試験管に入った5種類の茶葉を臭いで1つを選びます。
僕も妻もマンゴーフレーバーのにしました。
そのお茶とミニャルディーズは、生チョコレート。

とにかく美味しかったです。
まあランチで9000円出すんですから当たり前と言えば当たり前ですが、とてもよかったです。

14:00頃に食事を終えて、次は予約をしていた車の定期メンテ。
珍しく妻が付いてきたと思ったら、近くにマッサージ店があったんですね。
メンテ待ちの間、2人でマッサージを受けました。
妻が全身、僕は足つぼと全身のセット。
たまにやると気持ちよくて、ウトウトしちゃいましたw

15:30頃に終わり、イオンモールへ食材の買い物に。
もうそこで17:00前ですよ。

そのまま車で17:30に次男をお迎えに行って帰宅しました。

なんてことはないですが、楽しい1日でしたw

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2020 9/12の拝観報告3 最終(笹屋伊織 別邸)

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写真は、抹茶パフェ 1200円。

龍谷ミュージアムを出て、七条通を西へ。
15:00頃にやって来たのが、梅小路公園の前にあるホテルエミオン京都の中にある笹屋伊織 別邸です。

ホテルエミオン京都は7月に出来たばかりで、7/26にオープン記念の茶室での呈茶で1度来ています。
その際に茶室の向かい側にある笹屋伊織 別邸に気づいており、いつかこのカフェに来たいと思っていました。
その「いつか」が今回ですw

15:00ぐらいに着きましたが、満席。
お店の手前1/3ぐらいはショップになっているので、見た目空いてそうですが待ちました。

約30分待ちで、15:30に呼ばれました。
店内は予想よりは小さかったです。
メニューをみると、カフェ、甘味から軽食まで非常に豊富でした。

今回は抹茶パフェ。
写真のように上段の抹茶ソフトの下は、もなかの皮で蓋されているのでカタいです。
それを突き破った下に白玉の層があります。
さすがに飽きないように多層構造になっており、クリームや抹茶ゼリーなどいろいろな味が楽しめました。

16:00前までゆっくりして、この日は帰宅しました。

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