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花園法皇忌 献茶式のご案内


写真は、衡梅院の茶室 長法庵

最終日 3日目は、花園法皇忌 献茶式です。

花園法皇の命日にあたる11/11に法要と合わせて献茶式が行われます。
こちらは日付開催ですので、毎年11/11。
今年は日曜日です。

花園法皇の廟所がある玉鳳院での献茶式と拝服席+他の塔頭での副席(持ち回り)+微妙殿でのお斎で、3000円です。

お茶券は方丈で一般発売もしています。

玉鳳院の本編にも記載していますが、流れをおさらい。
庫裏から入り、廊下に荷物を置いて方丈へ。
方丈の左手側は御詠歌の方が座られるので、一般は右側に座ります。
9:00~9:30まで藪内家家元による献茶式。
最後はお焼香をして、終了です。

お焼香の後は、廊下の手前、庫裏にある10畳間で拝服席。
御詠歌の方が優先ですが、一般でも1席目に入れる余地はあります。
しかし点出しですので、10分程度で1席が終わります。

そして副席ですが、昨年は海福院
今年は衡梅院です。昨年の京の冬の旅で公開がありましたが、通常非公開の塔頭です。
衡梅院には長法庵というお茶室もありますが、人数も多いので、恐らく方丈の1室での大寄せでしょうね。

最後に微妙殿でのお斎を頂きます。

お茶席ですが大寄せですので、最低限のマナーとお作法さえ知っていれば、それほど緊張することはないと思います。

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仁和寺 秋の特別拝観 金堂裏堂 五大明王壁画・経蔵のご案内


写真は、金堂

2日目は、仁和寺です。

通常仁和寺の特別公開と言えば、非公開文化財特別公開での金堂、経蔵あたりが定番です。

しかし今回は第51世門跡晋山記念として、金堂裏堂の五大明王壁画が372年ぶりに公開されます。
というか金堂が京都御所より移築されて以来ですので、初公開ですね。

期間は10/13(土)~12/16(日)ですが、拝観休止日もあるようです。

一緒に経蔵内部も公開です。

金堂の 裏堂って・・・。
裏堂の五大明王壁画って・・・。

謎だらけですが、ワクワクしますね(笑)。

今年だけとおっしゃるのなら、行くしかないでしょう。

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大覚寺 戊戌開封法会のご案内


写真は、心経殿

拝観報告がもう途切れそうなので、今日から3日間はこの秋だけの特別公開などをご紹介します。

今日は皆さんご存知だろうと思います。
大覚寺の戊戌開封法会(ぼじゅつかいふうほうえ)です。

平安時代に飢饉があり、嵯峨天皇が弘法大師の勧めでご写経をされ、それが勅封として奉安されています。
その奉安された年が戊戌(つちのえ・いぬ、ぼじゅつ)の年であるため、60年に1度戊戌の年にご写経を開封する伝統儀式です。

期間は10/1~11/30の9:00~16:30ですが、戊戌開封法会に伴う儀式などのために参拝時間が短い日もあります。
HPでご確認下さい。

参拝料は1000円。

勅封般若心経の特別公開。
嵯峨天皇の他、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇の勅封般若心経がご開封され、拝見出来ます。

参拝ルートは一方通行ですが、再入場は可能だそうです。

期間中の御朱印は貼り付けタイプのみ。

また期間中の「秋季特別名宝展」、「お砂踏み」及び「茅の輪くぐり」は休止だそうです。

数年前から話題になっており、60年に1度ですから、期間中1度は皆さん行かれるのではないでしょうか。

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2018 9/23の拝観報告4 最終(第16回 西陣伝統文化祭 千両ヶ辻)


写真は、岡田邸と坪庭

午前中のお出かけから帰宅し、自宅で昼食。
午後から長男は引き続き塾の課題を、一緒に出かけよう思っていた次男は友達と野球をすることにしたようでした。

ならば午後からは1人で行こうと思ったら、妻が「西陣やったら、一緒に行ってみようかな」と言い出しました。
珍しいこともあるもので(笑)。

そこで次男を送り出すのと同時に13:00に自転車で自宅を出ました。
堀川通→今出川通→大宮通と進み、やってきたのが千両ヶ辻です。

秋分の日ですので、西陣伝統文化祭です。

ちゃんと開催場所に駐輪場も設けて下さっているのがいいです。
千両ヶ辻にあるお店が和の小物などを販売されているのでそれを見たり、一部のお店はこの日だけ町屋内部を公開しておられます。

北原家 大宮庵は、店の上の虫小窓のある2階と、坪庭の奥にある棟の2階も公開しておられます。

岡田邸は入った時たまたま人が少なく、きれいな写真が撮れました。

妻も今まで町屋にはあまり馴染みがなかったようで、僕が解説しながら内部を見学していました。
ゆっくり観たので14:00頃まで千両ヶ辻にいました。

その後は2人で自宅近くのホテルのラウンジでゆっくりお茶をして、15:30頃に帰宅しました。
その辺りの時間で帰ったのは、大相撲秋場所が千秋楽だったからですけどね(笑)。

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2018 9/23の拝観報告3(高瀬川舟まつり)


写真は、高瀬舟に乗船する子供達

細見美術館を出て、自転車で二条通を西へ。

11:20にやって来たのが、木屋町通で開催していた高瀬川舟まつりです。
毎年秋分の日に行われています。

会場は木屋町通の二条通から御池通の間の区間で、10:30~16:00。

内容は、
・ステージでの合唱や演奏。
・11:30~舞妓さんのお点前を観ながらのお茶席(500円)。
・高瀬川に浮かぶ高瀬舟への乗船(1年にこの日だけ)
島津製作所創業記念館の無料開放
がんこ二条苑庭園の無料開放
です。

舞妓さんのお茶席はやはり人気で、行列が出来ていましたね。
舞妓さんは定時のお出ましで、11:30~、13:00~、14:00~、15:00~の各30分間です。

高瀬舟は別に誰が乗ってもいいんでしょうけれど、子どもばかりなのでちょっと大人は乗りづらい感じでした(笑)。

また今年は先日の台風の影響で、がんこ二条苑の庭園の開放はありませんでした。

11:40頃にこちらを出て、昼食に帰宅しました。

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2018 9/23の拝観報告2(細見美術館 京都の御大礼)


写真は、美術館の外観

南禅寺 帰雲院を自転車で出ます。
3連休だからでしょうか、南禅寺周辺、岡崎も渋滞してましたね。
やはり自転車で正解でした(笑)。

10:40に到着したのが、細見美術館です。
こちらは京都嵯峨芸術大学の生涯学習講座登録証があるので、いつも無料です(笑)。

今回は「京都の御大礼ー即退礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび」。
来年の陛下の退位と皇太子殿下の即位を意識した企画ですね。

後陽成天皇の聚楽第行幸、後水尾天皇二条城行幸などの屏風。

霊元上皇の譲位、東山天皇の即位式の屏風。

だんだん時代が下り、明治や大正の即位式になると、資料の数がさらに増え詳細になります。
式に用いる道具や配置なども細かく記載されていました。

即位式だけでなく、即位に伴う大嘗祭の資料も多かったです。
大嘗祭とは天皇陛下が即位された後、初めて行う新嘗祭のことです。
一世一度なので、大々的に執り行われます。
こちらも細かな決まりがたくさんありますね。

今回の展示は特にどれが見所とかはないですが、即位式や大嘗祭の背景を多少なりとも知っておくと、来年行われる際にさらに関心が持てるのではないでしょうか。

11:15頃にこちらを出ました。

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2018 9/23の拝観報告1(南禅寺 帰雲院 彼岸法要)


写真は、庫裏(左)と方丈(右)

彼岸の中日、3連休の中日です。

この日は朝から出かけます。
自転車で10:10頃にやってきたのが、南禅寺塔頭の帰雲院です。
納骨堂の募集をしておられます。
通常は非公開ですが、この日は彼岸法要でした。

門を入ったところに係の方がおられたので「お参りさせて頂いていいですか?」と伺うと、「どうぞ」とおっしゃって下さいました。

前庭を経て方丈へ向かうと、既に法要が始まっていました。
ちょうどお焼香でしたので、お焼香もさせて頂きました。
法要の途中でしたが、その間も結構墓地にお参りに行かれている方もおられたので、僕も墓地にお邪魔しました。
墓地は前庭の奥にありますが、墓地に行くには疎水の下をくぐります。
ねじりまんぽのようなトンネルの向こうに墓地です(笑)。

法要の後、ご住職の法話がありました。
法話の後は、新ためて内陣にお参り。
その後は皆さんで墓地に行かれるようでしたので、僕はここで失礼しました。

10:35頃にこちらを出ました。

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2018 9/22の拝観報告(神泉苑 観月会)


写真は、船上からの景色

お彼岸の3連休。
昨日のお話です(笑)。
この日は朝から自宅でゆっくり。

午後は妻とちょっとお買い物へ。
その帰りの15:30頃に1人で向かったのが、自宅近くの神泉苑です。

この日は観月会で、夜に船上お茶席があります。
3年前に1度来ていますが、久しぶりに来てみました。

16:00から整理券の発売でしたので、15:40頃に「ちょっと早いかな」と思いながら行くと、
なんともう100名以上並んでおられるではないですか!
驚きました。
3年前とは状況が全然違います。

列に並んで16:00からの発売を待ちます。
僕が買えたのは16:20頃で、番号は115番でした。

後で聞くところによると、16:30には整理券は売り切れたようです。
もちろんこの行列ですので、購入は1人1枚でした。

18:00~ですので一旦帰宅しました。
しかしまた行列に並ぶのもな~~~と思い、最終が20:30と書いてあったので、ブラタモリを見て20:15に自宅出ました。
神泉苑は近いので、20:20に到着(笑)。

しかしこの時間でも50名ぐらい並んでおられました。
舟は1回14名。

結局乗船出来たのは21:05でしたが、最終組でしたので6名だけ。
ゆっくり乗れたのはよかったです。

池を反時計回りに、ゆっくり1周。
21:15には下船しました。

池のまわりのお庭はその後でも拝見出来ましたが、本堂は既に閉まっていましたね。

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ハレトケ


写真は、玄関

京田辺市にある和ダイニングのお店で、コストコ京都八幡店の近くにあります。

アクセス
JR片町線の松井山手駅で下車します。
大人5名以上であれば、松井山手駅まで送迎してくれます。
コストコの前にある山手幹線を東へ進みます。
約2㎞でJR片町線の松井山手駅前を通過します。
さらに先に進むと松井ケ丘の交差点、さらに次の信号のある交差点の右手前方に側道があるので、そこに入ります。
入って直進して最初の右交差点を右折。
その先の右手にハレトケがあります。

門前周辺に駐車場があります。

表門は写真のような杮葺きの門で、紅葉がきれいです。

店内は和テイストで、オシャレな雰囲気。
玄関左手には和庭園もあり、庭に面したカウンターもあります。

ランチとディナーのメニューがあります。
ディナーは3800円、6000円、8000円のコースがあります。

ランチは5000円、3500円、2800円のコースもありますが、人気なのは1800円の牡丹と紅葉でしょう。

牡丹はメインがお寿司9貫、サラダ、蒸し物、野菜の天ぷら、赤だし、水物
紅葉はメインが9種のそうざい、サラダ、蒸し物、焼き物、ごはん、お味噌汁、香物、水物
です。

いずれも美味しかったですが、メインが特に充実していましたし、これで1800円はお得でしょうか。

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2018 9/17のおでかけ報告(ハレトケ)


写真は、コースの牡丹と紅葉(各1800円)

敬老の日の祝日、月曜日です。

朝から長男は模試でしたので、家族全員で車に乗り8:50に四条烏丸まで長男を送ります。
そして次男を含めた3人は、そのままお買い物に行きます。

9:40頃にやって来たのは、コストコの八幡店です。
ウチも長男が小6男子、次男が小3男子の4人家族ですので、買い物も大量買いになりつつあります。
一昨年ぐらいから行くようになり、今では月1ぐらい行くでしょうか。

10:00開店ではありますが、いつも並ぶので少し前にオープンします。
ただし11:00頃に行くと、もう駐車場待ちになるので、いつも9:30~9:50着ぐらいで行きます。

デッカイカートを持って回りますが、最初に奥の生鮮食品に向かいます。
後からここに行くと、もう混雑で・・・。
最初の30分ぐらいなら、結構余裕があります。

買い物のほとんどが食品ですね。
大体1時間半ぐらいいます。

いつも10:00前に行くので、帰るのが12:00前。
京都市内に戻りながら外食に行くことが多いのですが、この日は前日に妻から要望がありました。
「近くにハレトケってお店があるから、行ってみいひん?」と。
僕も調べてみると良さそうでしたので、帰りに寄ってみました。

裏道にあるので、知らないと来れないですね。
お店は和テイストで、オシャレな雰囲気。
4人仕様の個室でした。

メニューは5000円、3500円、2800円のコースもありますが、人気なのは1800円の牡丹と紅葉でしょうか。
ウチも僕と妻が紅葉、次男が牡丹にしました。

牡丹はメインがお寿司9貫、サラダ、蒸し物、野菜の天ぷら、赤だし、水物
紅葉はメインが9種のそうざい、サラダ、蒸し物、焼き物、ごはん、お味噌汁、香物、水物
です。

写真の1が紅葉のメイン、2が牡丹のメイン、3と4が共通のサラダと茶碗蒸し、5が紅葉の焼き物とごはん系、6ヶが牡丹の天ぷら、7がコーヒーと柚子シャーベット、8がメニューです。

いずれも美味しかったですが、メインが特に充実していましたし、これで1800円はお得なのではないでしょうか。

しかしなかなか観光で行く場所ではないですね(笑)。
コストコ八幡店に行かれる方は、ついでにいかがでしょうか。

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2018 9/15の拝観報告3 最終(菊水 ランチ)


写真は、庭園から見た建物

12:00辺りに水路閣の前で解散となり、12:00過ぎに向かったのが菊水です。

このブログを読まれているような皆さんならご存じかもしれませんが、昨年来こちらの所有者が変わられました。
改修や経営を一新して、6月にリニューアルオープンされました。

そんなこともあり、今回のツアーに参加されたアマ会の皆さんにお声かけして食事会を設定しました。
参加者は、桜さん、Hitoさん、あんとんさん、至誠館さん、シヲさん、京loveさん、京香さんと僕の8名でした。

門前からエントランスまでは大きな変わりはありませんでした。
しかし玄関から変わってましたね。
土足で上がる仕様になっていました。
そして1番大きなお座敷だった部屋が、テーブルの並ぶ大部屋になっており、奥にはバーカウンター、お庭にはテラス席が出来ていました。

確かにきれいで、オシャレにはなりましたが、数寄屋の内装が・・・。
個人的にはちょっと寂しいですね。

食事は洋食系で、
・具だくさん 野菜スープ
・季節の食材を使った和・洋の箱盛前菜
・メイン料理(ご来館時にお伺いします)
 ・天然海老とグリュリエールチーズのグラタン(追加なし)
 ・和牛のハンバーグ(追加400円)
 ・和牛のカツレツ (追加1,700円)
 ・京鴨のロースト (追加1,700円)
 ・和牛のステーキ (追加2,200円)
・パンかライス
・ミニャルディーズ(マカロンやカヌレなどのお菓子)
・紅茶・コーヒー・日本茶
でした。

我々は4人がグラタン、4人がハンバーグにしました。
いずれも美味しかったですが、まあ4000円ベースであれば妥当なところでしょうか。

お店は以前に比べれば、遥かに活気があり、お客さんも入っていました。
そのせいもあるのでしょうか、食事が出てくるペースがゆっくりで、2時間ぐらいかかりました。

食後は庭園へ。
庭園はガイアの夜明けで放送されたように、手前の松がスッキリ刈り込まれて奥まで見えるようになっていました。
また庭園手前の芝生部分にテラス席が出来ていましたが、それ以外は大きく変わっていないようでした。

午前中は大津に行っておっられたfrippertronicsさんが、我々より少し遅れて個室で食事をされていたので庭園で自然にご合流してました(笑)。

庭園もしっかり見せて頂き、14:30頃にこちら出て帰宅しました。

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2018 9/15の拝観報告2(無鄰菴と南禅寺界隈非公開庭園2 南禅寺)


写真は、方丈の大玄関

10:15頃に無隣菴を出て、参道を進み南禅寺へ。
明治期の南禅寺は、何もないような平野に松並木が続いており、迷いようがなかったそうです。
もちろん今では多くの松の木が切られたり、害虫にやられたりして、点々と残ってる程度だというのを現地を歩きながら教えて頂きました。
またこちらも庭園学講座の定番ですが、琵琶湖疎水から別荘群への取水系のお話ですねw

そして南禅寺境内へ。
最初に向かったのが、金地院の門前。
特別名勝庭園の石碑右面の記載について。
これらは文化財保護法以前から指定されているのがミソなんだそうです。

このツアーの目玉である非公開庭園です。
南禅寺の某塔頭ですが、他言無用とのことでしたので、申し上げることは残念ながら出来ません。
しかし確かに初めてお邪魔した塔頭でしたし、個人用の撮影は可でしたので満足でした。

そして水路閣の方へ。
こちらでも南禅院の名勝庭園の石碑の記載の記載や、庭園への取水について。
方丈の前に移動して、滝の間の「飛泉の障り」や大玄関の庭園についての話などがあり、あっという間に12:00でした。

このツアーは、
・非公開庭園があった
・加藤先生のお話が面白い
のがウリでしたね。

ただし朝8:30から12:00まで休憩なしでほぼ歩き詰めだったので、終了時には結構疲れたのは確かでしたね(笑)。

水路閣の前で12:00頃に解散となりました。

ツアーはここで終了でしたが、この後アマ会で予約した昼食へと向かいました。

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2018 9/15の拝観報告1(無鄰菴と南禅寺界隈非公開庭園1 無鄰菴)


写真は、庭園の通常苑路の対岸から見た主屋

土曜日です。
この日午前中は、京の夏の旅のキャンペーンイベントの1つである、無鄰菴と南禅寺界隈非公開庭園があったので参加しました。
9/15と9/22の2回あり、各回とも定員が20名でアマ会からは桜さん、Hitoさん、あんとんさん、至誠館さん、シヲさん、京loveさん、京香さん、Tさんと僕の9名が参加しました。

8:30に地下鉄蹴上駅に集合。
徒歩で無隣菴まで移動。
そちらに講師の加藤造園の社長が待っておられました。
京都造形芸術大学の庭園学講座などでお馴染みですね(笑)。

最初にちょうどお茶会前で空いていた2階に案内して下さいました。
そして1階主屋の広間で、南禅寺界隈の歴史や無隣菴についてお話がありました。

加藤社長はお話好きなので結構お話は長めではありますが、話術が巧みなので興味を持って聞けました。
9:30に主屋を出て庭園へ。
それまでしとしと降っていた雨も、この頃には止みました。

庭園をまずは苑路に沿って歩きますが、最初に川を渡る辺りに、以前は通れなかった左手への行き止まりの苑路があるのをご存じでしょうか。
左に続くその道に進んで池を見ると、そこからだけ奥に紅葉にちょっと隠れた滝が見えるんですね。
飛泉障り(ひせんさわり)という手法です。
以前は見えなかったこの景色を、苑路を少し伸ばすことで社長が見えるようにされました。

実は山県有朋の頃はこの道から、池の左手を通るのが本当の苑路だったそうです。
今では道の幅の都合で苔蒸した池の右手が苑路になっています。

通常の池の右手の苑路から奥の滝へ。
しかし帰りは社長の計らいで、かつての苑路である対岸を通って戻らせて下さいました。
普段は決して見ることの出来ない景色ですねw
上の写真もそのエリアからのものです。

そして再度通常の苑路を経て、茶室へ。
茶室への苑路の少し手前の右手を観ると、奥の植栽が刈り込まれて、比叡山臨むことが出来るポイントがあったんですね。
気付いていませんでした(笑)。

洋館には入りませんでしたが、加藤社長のお話を聞きながらゆっくり無隣菴を楽しみ、10:15にこちらを出ました。

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鴨沂高校


写真は、本館管理棟

鴨沂(おおき)高校は、京都御苑の東側、寺町通沿いにある府立高校です。
明治時代からの建物を残しつつ、耐震性を担保するため、平成27年から改修および建替を行い、平成30年9月から授業を再開しておられます。

アクセス
市バスの府立医大病院前で下車します。
河原町通を約200m戻り、荒神口の交差点を右折します。
約180m進み京都御苑のある寺町通に突き当たるので、ここを左折します。
約80m先の左手に鴨沂高校のお寺のような表門があります。

鴨沂高校の前身は明治5年に日本で最初の公立女学校として設立された「新英学校および女紅場」で、大正12年に京都府立京都第一高等女学校となっています。

通常はもちろん内部には入れませんが、工事完成から学校への引き渡しの間に、予約制で見学会がありました。

表門は京都御苑の門を移築したそうですが、詳細は不明だそうです。
表門を入ると広い前庭があります。
その正面に本館管理棟、左手に体育施設棟、右手に教室棟があります。
表門の右手、教室棟の手前には旧図書館棟とお茶室が並んでいます。

今回本館管理棟と旧図書館棟は内部改修して耐震補強をしつつ保存し、お茶室は移築、体育施設棟と教室棟は全面建替になっています。

本館管理棟の内部はかなりきれいになりましたが、木の階段は踏面の木を傷んだ表面を裏表逆にして再利用されています。
1階の校長室の飾り棚も、きれいに分解補修して使えるようにしておられました。
2階の貴賓室にあった暖炉もきれいにして、再利用しておられました。
3階は講堂。
アーチ状の窓は枠をきれいにして形状はそのままで保存。
舞台装置は最新式になっています。

体育施設棟は新築。
1階は広い体育館。
地下に室内プールがあり深さは3mですが、床が上下するので深さを調整できます。
しかも使用しない時は1番上にしておくとプルの蓋になり、温水の保温になるそうです。

教室棟は2か所に中庭があり、光が入って明るいです。
管理棟側が図工や、理科室などの特別教室、南側が一般教室です。

教室棟の2階から旧図書館棟に繋がっています。
こちらも外観や内部の意匠は最大限残しておられ、2階は多目的室、1階は購買部になっています。
階段踊り場の採光窓はレトロな雰囲気をそのまま残しています。

教室棟の1階からは、お茶室に繋がっています。
かつて本館の裏側に朽ち果てたお茶室(小間と水屋)がありました。
それを改修し復活しておられるのですが、今回建てた新しいお茶室には広間が2つあり、さらにその中に改修した古い茶室が入っています。
つまり新しい茶室が古い茶室の覆屋のようになっており、飲食店の演出のようになっています。古い茶室の方は、3畳の水屋と4畳半の小間があり、貴人口と躙口が隣り合わせにあります。ガラス扉を隔てて新しい茶室の外に露地風の小さなお庭がありますが、そのガラス扉はフルオープンに出来るそうです。

洛中マイナー散策の索引

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2018 6/23の拝観報告(鴨沂高校見学会)


写真は、茶室棟の中に移築された古いお茶室

突然古い6月の拝観報告が、今頃出てきました。

これは耐震工事を終えて学校に7月に引き渡す前に、京都府建築士会で開催された鴨沂(おおき)高校の内部見学会の模様です。
しかし9月に学校が始まる前にこの会があったことが知れると、また見学希望者が出てくるので2学期が始まるまで待って欲しいとのことでしたので、今まで温めて!?いました(笑)。

本館は明治時代からの建物ですが耐震性に問題があり、一時は全部建替える案もありました。
しかしOBや識者などから、なんとか外観などは残せないかとの声があり、中央の本館と右手前の旧図書館は外観を残しつつ内部の耐震性強化を行い、本館左右の体育施設棟と教室棟は全部建替え、旧図書館の奥の茶室棟は新しい棟の中に古いお茶室を移築しています。

13:00に表門に集合。
Tさんや松戸在住さんも来ておられましたが、シヲさんは現在使っている方の鴨沂高校に行くという大失態。
ちょっと遅れて来られました(笑)。

最初に本館の1室で鴨沂高校の歴史や、今回の工事のポイントなどの講義がありました。

詳細は明日の本編に掲載するので概要だけ。

本館管理棟は外観を残していますが、内部はかなりきれいになりました。
階段、校長室や貴賓室も設えは残しながらきれいに+耐震性強化。
3階の講堂も外観を残していますが、舞台装置は最新式です。

体育施設棟と教室棟は新築です。
地下の室内プールはハイテクです。
詳細は本編で(笑)。

旧図書館棟も外観や内部の意匠は最大限残しつつきれいに。
間取りは使いやすいように変えたそうです。

最後にお茶室へ。
本館の裏側に朽ち果てたお茶室があったのを、この新しい棟の中に移築して復活しています。
古い茶室は水屋と小間ですが、その隣に新しい広間があるので、ゼイタクな茶道部ですね(笑)。

17:00頃までありましたが、なかなか中に入ることが出来ないので貴重な経験でした。

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