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2023 3/21の拝観報告2(しょうざんリゾート 建築史家としょうざん光悦芸術村へ!数多の数寄屋建築を特別拝見 後編 まいまい京都)

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写真は、紫峰邸の広間。

10:30頃に星壽堂を出て、紫峰邸へ。
玄関ロータリーの右手にある数寄屋です。

こちらも1階の奥と手前、さらには2階の座敷も。
千寿閣も紫峰邸もですが、この辺りの移築建築の意匠をこの後こちらで造った峰玉亭に汎用しています。
こういう点でも峰玉亭を単独で拝見するよりも、千寿閣と紫峰邸を観てから峰玉亭に行く方が圧倒的に面白いと思います。

最後は北庭へ。
まずはお庭から。
今回も聴松庵の内部参観はなし。
いつかは拝見したいですね~~

前回に続き、酒樽茶室の内部も拝見。
実はこの辺りからWBC準決勝 メキシコ戦の反撃が始まりつつあったタイミングでしたw
そして峰玉亭へ。
こちらも内部はすべて拝見出来ました。
お風呂もね。

峰玉亭を出て、茶室の玉庵は外観のみ。
初回は内部も拝見出来たのですが。

泰山タイルのある旧社宅を拝見しても時間が余ったので、
最後は紙屋川沿いのわかどりの前まで行きました。
この時ちょうどWBC準決勝の逆転サヨナラの報が入りましたねw

こちらの前で12時頃に終了でした。

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伝心庵

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写真は、1階、10畳の広間。

伝心庵(でんしんあん)は衣笠にある築100年の邸宅をリノベーションされた1日1組1棟貸しの宿です。

アクセス
嵐電の龍安寺駅で下車します。
ホームを出た前の道を右折します。
約300m直進した交差点(右角の電信柱に「←龍安寺」の緑の案内板あり)を左折します。
そこから約150m直進した左手に伝心庵の玄関があります。

2022年5月のKYOTOGRAPHIEのKG+ Exhibitionの会場として、
事前予約制、呈茶付き1,000円で公開されました。
予約はネットで1時間に4人の定員で、11:00~15:00までの30分枠で入替制でした。

玄関から入ります。
左手に苑路が続き、左手に苔のきれいなお庭があります。
正面に大きな石灯籠、左手の木の陰に大きな雪見灯篭があります。
苔がきれいですがお庭に入っても大丈夫で、庭の左奥に正方形のスペースがあります。
こちらに昔はお社があったのではないでしょうか。
時間になるまでは、お庭の毛氈に座って待ちます。

時間になると呼ばれ、苑路に沿って右に進み、
邸宅のお庭の木戸からお庭に入ります。

お庭を入ると正面に苔の中に飛び石が、右手に石燈籠、左手が縁側です。
1階の広間が左手にあり、それに沿って左手奥にお庭が続きます。
お庭の左手奥は中央に深く掘られた川があり、1番左奥は滝をイメージするような石組みがあります。

縁側から1階の広間へ。
10畳間でL字に縁があります。
左手から床脇、床の間、琵琶棚と並んでいます。
こちらで煎茶とお菓子を頂きました。

縁に沿って右から奥に進むと、途中に2階への階段があり、
その奥は通りに面した玄関脇にある4畳半のお茶室でした。

2階へ上がります。
2階には3畳の次の間と奥に6畳間があります。
3畳間には円窓があり、6畳間の窓からは1階のお庭が上から眺められました。


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2023 3/21の拝観報告1(しょうざんリゾート 建築史家としょうざん光悦芸術村へ!数多の数寄屋建築を特別拝見 前編 まいまい京都)

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写真は、星壽堂の内部。

火曜日の祝日、春分の日です。
この日は朝から車で出かけます。

9時過ぎにやって来たのが、鷹峯にあるしょうざんリゾートです。
9:30からまいまい京都の「しょうざんリゾート 建築史家としょうざん光悦芸術村へ!数多の数寄屋建築を特別拝見」がありました。
参加者は20名、参加費は5,500円でした。

こちらは昨年9/19のモダン建築サロン限定のツアーの際にも1度来ています。
2回目ですが、今回は参加資格が一般になったので、もう1回申し込んでみたら当選しました。
なぜ2回も来るかというと、取りも直さずこのツアーが非常にいいからですw

当日はアマ会のTさんと、それこそ昨日話題になった常茗さんも来ておられました。
9:30からまずは千寿閣へ。
旧茶室の月の間、光琳の間、光悦の間と表側の竹の間。
もう千寿閣は食事も含めると4回目ですねw

そして結婚式場内にある星壽堂。
こちらはこのツアーでないと入れないんですよね~~。
今回は星壽堂内部の写真です。
控室として使われるそうです。

今回は1回目に拝見していない、2階のチャペルも見れました。

この辺りで10:30頃だったでしょうか。
次へと参ります。

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東山三条 圓光寺

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写真は、本堂と奥に茶室 任有席。

東山三条にある圓光寺は浄土真宗本願寺派の寺院で、玄々斎ゆかりの茶室 任有席があります。

アクセス
地下鉄三条京阪駅で下車し、2番出口から地上に出ます。
左右に走る三条通を右へ約200m進み、花見小路通へ右折します。
約160進み、最初の信号のある交差点を左折します。
すると約50m先の右手に緑地帯があり、その奥に圓光寺の表門があります。

元々は天台宗で青蓮院に属しており、三条道場如来堂と云われていたそうです。
しかし1603年(慶長8年)に浄土真宗に変わり、現在に至るそうです。

通常は非公開の寺院ですが、NPO法人 東三条希望の会が主催される「玄々斎ゆかりの任有の茶室 お茶会」に2023/3/19に参加しました。

表門を入ると右手に本堂が横向きに建っており、正面の最奥に茶室 任有席が、左手に鐘楼が見えています。

本堂に入ると内陣正面に本尊の阿弥陀如来像、右手奥に親鸞聖人像、さらに右の脇壇に七高宗図や聖徳太子の画像がお祀りされています。

お茶席は10:00~、11:00~、12:00~、13:00~、14:00~の5席で、各席5名。
参加費は1,000円です。

本堂が待合で、お茶室には本堂を出て庭の躙口から入ります。

任有席は扁額から1853年に建てられたそうですが、現地に移築されたのは明治44年だそうです。
3畳台目向板で、躙口が側面の真ん中にあります。
左手奥に床の間、右手が点前座で、大きな洞庫が設けられています。
右手の床柱には「依命好 利休十一世玄々斎宗室」と書付されていました。


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2023 3/19の拝観報告2 最終(東山三条 圓光寺 玄々斎ゆかりの任有の茶室 お茶会)

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写真は、任有席の内部。

上賀茂神社から車で一旦自宅へ帰り、昼食を自宅で済ませます。
13時過ぎに今度は地下鉄東西線に乗り、三条京阪駅で下車します。

13:40頃にやって来たのが、東山三条にある圓光寺です。
この日はこちらで玄々斎ゆかりの任有の茶室 お茶会がありました。
昨年こちらの玄々斎ゆかりの任有というお茶室を改修されて今後活用されるとのお話を聞いてはいたのですが、具体的な情報がありませんでした。

今回、アマ会のあきさらささんが見つけて来てくださり、何人かで参加してみました。
特定非営利活動法人 東三条希望の会が運営されており、主にtwitterで情報発信されています。
お茶席は10時~、11時~、12時~、13時~、14時~の5席で、1席5名。
参加費は1人1,000円です。

午前中はまいまい京都のツアーがあったので、14時からの会に申し込みました。
別々に申し込んだのですが、結果的にあきさらささん、Tさんも一緒で、あと2人は同年代のお母さんと中学生の親子連れさんでした。

本堂が待合。
浄土真宗のため御朱印がないので、こういう機会でないとお邪魔できませんw
由緒もいろいろお伺いしました。
この辺りはまた本編に掲載します。

そして14時に席入り。
本堂奥の中央にお茶室があり、躙口から入りました。
3畳台目向板で、床柱に玄々斎の銘が残っていました。

しかし世の中狭いなと思ったのが、お茶席の中で常茗さんのお名前が出たら、皆さん常茗さんの月釜の参加者でした。
席主さんもねw
アッという間に打ち解けました。
まさに常茗さんのお人柄だと思います。

最後の席だったこともあり、席後はじっくりお茶席の内外部の写真撮影も出来ました。

14:45頃に終了し、この日は帰宅しました。

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京雷堂(津田家住宅)

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写真は、門前。

京雷堂(津田家住宅)は社家の邸宅でお土産物屋さんをされており、
一般に無料で公開しておられます。

アクセス
上賀茂神社の右手奥に続く道を進むと、右手に川があります。
これが明神川で、この川沿いに風情のある家々が建ち並んでいます。
これが社家といって、江戸時代の上賀茂神社の神主の邸宅です。
上賀茂神社から約120m進んだ右手、明神川沿いに京雷堂の表門があります。
赤い暖簾が目印です。

津田家は神職の家系ではなく、滋賀から京都に出てこられた商人だそうです。
現在の建物は江戸末期のものです。
こちらに住まなくなって一旦閉められたそうですが、家の傷みが進むので開けておられるそうです。

表門を入ると正面に式台(表玄関)が、右手に庭園があります。
式台左手の奥の右手に内玄関があり、そこから入ります。

玄関間でお土産の雷煎餅が販売されています。
雷煎餅は上賀茂神社の御神紋 二葉葵を焼印にした卵せんべいです。

玄関間の奥に仏間があり、その左にさらに2間あります。
仏間の右手には前庭があります。
左手の奥に明神川からの水の取水口があり、庭園を流れ、右手奥の排水口から明神川に水が戻ります。
庭園左手に禊をする場所があり、神職は神社に上がる前にそちらで禊をしてから行くので、社家の前庭はこのようになっています。

仏間の奥に2間あり、さらにその奥にも庭園が拡がっています。

またこちらを訪れると無料でお番茶と雷煎餅をサービスしてくださいます。


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2023 3/19の拝観報告1(タモリさんを案内した研究者と賀茂氏の町へ!社家屋敷を拝見 まいまい京都)

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写真は、津田家住宅の内部。

前日犬山遠征をした翌日の日曜日です。
しっかり休んで、8:30頃に車で自宅を出ます。
9時前にやって来たのが、上賀茂神社です。

この日は9:00からまいまい京都の「タモリさんを案内した研究者と賀茂氏の町へ!社家屋敷を拝見」でした。
参加者は20名ほどで、参加費は5,000円でした。

以前ブラタモリで放送された上賀茂神社の水系をメインに社家をめぐるツアーです。
最初は上賀茂神社の境内へ。
上賀茂神社内には水系が2つあり、
右側の山の湧き水からの御物忌川と左側の川の水を引いてきた御手洗川。
これが本殿前で合流して、ならの小川そして明神川になります。

御物忌川の湧き水の方が古来から使われていたようで、その後渡来系の秦氏などの土木技術で川の水を引けるようになったのではないとのことでした。

次にこの川の扇状地を本来なら自然に南へと水が流れていくところを、
水を広く行き渡らせるため、東側に水を誘導する明神川を造ったそうです。

そしてこの明神川の水を社家の庭に取り入れて、また返すという営みがなされてきたんですね。

上賀茂神社の境内を出て、津田家住宅へ。
こちらは以前個人的にも来ています。
こちらのお母さんが今回も大歓迎して下さいました。

そして社家住宅のある重要伝統的建造物群保存地区を歩きますが、明神川沿いではない南側にも社家住宅の遺構が結構あるんですね。
ただ明神川沿いよりは現在の仕様に変わっていますが。

そして最後に梅辻家住宅へ。
数年に1回ぐらいのペースで非公開文化財特別公開で公開されていますね。
ただ今回のようなイベントの時は写真も自由に撮れるのでいいです。
こちらの御主人もも90歳ですが、非常にお元気です。
いつものように「幕末のいろいろ」をお話して下さいます(笑)。
今回はこの明神川の水系の巻物があったので、それもみんなで供覧しました。

12:05頃に終了し、自由解散となりました。

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水ノ雅 ~KYOTO FUSHIMI~

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写真は、外観。

水ノ雅 ~KYOTO FUSHIMI~は伏見にある築150年の古民家をリノベーションした京フレンチスタイルのお店です。

アクセス
京阪電車の伏見桃山駅ないしは近鉄電車の桃山御陵前駅が最寄です。
伏見桃山駅の改札を出て、右手の出口2から地上に出ます。
目の前を横断する道が大手筋商店街で、これを右へ。
桃山御陵前駅の場合も改札を出て右手です。
伏見桃山駅は約20m先の交差点を右へ、桃山御陵前駅なら約60m先が同じ場所ですので、ここを左折します。
この先を途中の右手に魚三楼を観ながら約400m進んだ、2つ目の交差点の右角に水ノ雅 ~KYOTO FUSHIMI~があります。

水ノ雅 ~KYOTO FUSHIMI~は明治初期に呉服屋の小売店として建てられました。
1868年の鳥羽伏見の戦いで罹災し再建。
1895年に齊藤酒造社長の私邸となりました。

表門を入ると前庭があり、右手奥に玄関があります。
入って正面の奥はおくどさんがあり、お土産の販売スペースになっています。
左手の廊下を進むと、廊下の右手に大きな広間があります。
現在はこちらはメインダイニングスペースです。
左手に床の間、違い棚があり、右手と正面の外は苔がきれいで樹齢90年の赤松がある庭園になっています。
蝙蝠の釘隠しは5つあり、それぞれにポーズが違います。

最初の廊下をまっすぐ左手に進むと、左手に元玄関の4人の個室、その奥には中庭。
さらに右クランクで奥に進んだ右手に8人の個室があります。
ここは元お茶室と囲いの間だったそうです。

食事はランチは4000円~9000円、ディナーは8250円~12,500円ぐらいの、京野菜を使ったフレンチです。


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2023 3/18の拝観報告(織田家ゆかりの城と茶室―犬山城天守と如庵 近畿文化会)

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写真は、国宝 如庵。

土曜日です。
この日は近畿文化会の「織田家ゆかりの城と茶室―犬山城天守と如庵」に申し込んでました。
要するに「如庵と旧正伝院書院の内部参観が出来るツアー」です。

如庵の内部参観は、ほぼ毎月1回3,500円で開催しています。
しかし月曜日なんで、仮に学会で名古屋に行っても長くて木~日曜日なので、ついでに行きくのはまずムリ。
さらに如庵+旧正伝院書院の内部参観(5,500円)となると、今年は4月の木曜日と金曜日、12月の月曜日と火曜日と、これも仕事を休まないと参加出来ない。
そこへ近畿文化会でこれを土曜日にやるということですので、参加しました。
もちろん直接的な京都ネタではないですが、共に元々京都にあったものだし、それに如庵写しのお茶室って多いでしょう。
この国宝の茶室に入れるチャンスがあるのに、知らないままってココの管理者としてどうなの~~っていう自分への問いの結果です(笑)。

朝、8:30頃に地下鉄に乗り京都駅へ。
そして新幹線で名古屋、名鉄で犬山公園駅に10:20頃に到着しました。

参加者は20名で、姪のMさんもお友達と来ていましたw
参加費は9,000円でした。

10:50に駅を徒歩で出発して、まずは国宝 犬山城へ。

     

国宝 犬山城天守。

講師の先生がこちらの改修にも関わっておられたので、部材の歴史や工法など非常にマニアックなお話が非常に楽しかったです。
13:00頃までたっぷり犬山城。
お昼は城下町で自由に。
飛騨牛のお寿司とか、串ステーキとかを存分に楽しみましたw

午後は14:20から。
2班に分かれて、まず我々は如庵と旧正伝院書院へ。

     

重文 旧正伝院書院。

まずは書院から。
建仁寺の正伝永源院にこれがあったんですね。
そして廊下伝いに如庵の内部へ。
如庵写しはこれまでにいくつも拝見しましたが、やっとホンモノに。
感慨、ひとしお。
密庵はね・・・w

内部拝見の後は、もう1班と入れ替わり弘庵での呈茶と庭園散策でした。
16:05頃に終了。
わざわざ名古屋まで、しかも大相撲の本場所中に(午後からのリアルタイムでの観戦を犠牲にして)まで来て、非常に良かったです。

帰りは乗り継ぎがよかったので、18時過ぎには帰宅出来ました。

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京都 喜Shin

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写真は、外観。

京都 喜Shin(きょう きしん)は、金閣寺の近くにあるいのべーてぃぶフレンチのお店で、本館は京町屋、隣の別邸は呉服商の邸宅をリノベーションされています。

アクセス
市バスの金閣寺道で下車します。
西大路通から金閣寺参道を進みます。
最初の交差点を右折し、約50m先の左手に京都 喜Shinがあります。

道に沿って左手に本館、右手に別邸があります。
別邸の玄関を入ると、正面に厨房が少し見え、右手の廊下から奥の広間に進みます。
広間はかつて座敷であったところと庭に沿って縁がありますが、今はカーペット敷きで土足仕様です。
お庭は苔がきれいで、石灯籠などが配されています。

また玄関のすぐ右手に4畳半台目、元茶室の個室があります。
炉も切ってあり、床の間や躙口の跡も残っています。

本館は玄関を入ると左手に3畳の玄関間。
正面に2階への階段があり、右手の4畳半を経て6畳間があります。
ここに2テーブル席があります。
外には坪庭があります。
別邸と比べると手狭であり、拡張されたのも納得です。

お食事はランチ4,200円のコースは、
オードブル2品、スープ1品、肉or魚のメイン、デザートとコーヒーで、
内容的にもコスパはいい感じです。


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2023 3/15の拝観報告(山﨑家(旧井上家)おくどさん ~かまど文化からみる京都のくらし~ NHKカルチャー)

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写真は、土間のおくどさん。

昨日の大相撲に続き、この日もお休み。
もう3月末で異動なので、有給休暇使いまくりますw

この日は10:30から大覚寺の西側にある山﨑家(旧井上家)で、 NHKカルチャーの「おくどさん ~かまど文化からみる京都のくらし~」がありました。
以前から山﨑家(旧井上家)に行って見たかったので、参加しました。

諸事情で到着が20分ほど遅れました。
参加者は8名。
アマ会のKさんもおられました。
おくどさんの研究をされている土居さんが講師で、おくどさんの歴史から実用性、よさなどの講義、さらにはご飯を実際に焚いて頂く講座でした。

講座もおっしゃっておられましたが、おくどさんは実用の家庭用品であり文化財という捉え方がなされてこなかったので、詳細な記録が残っていないのが泣き所なんだそうです。

実際におくどさんに点火するところは、山崎家の方も手伝って下さいましたが、参加者のご婦人に「昔、使っていた」方がおられ、巧みに火を調整しておられましたねw

今回知ったのは、天井の窓は煙を逃がすのではなく明かり取りであり、むしろ煙は逃がさない方がいいこと。
茅葺の場合、煙を屋根に含ませることで虫除けや酸化防止など劣化を予防する効果があり、屋根が長持ちするんだそうです。
やはり昔からのやり方にはそれぞれに連携した効果があるんですね。

御飯が出来ると試食。
モチモチでやわらかく、美味しいごはんでしたね。

そして持ち帰りのご飯を用意している間に外観の見学。
お庭や蔵、これからの手入れのことを聞かせて頂きました。
まあ整備が終わるのに、まだ5年ぐらいは掛かりそうですね。
今回、主屋の内部に入れなかったのは残念でしたが、おくどさんのことは非常に勉強になりました。

13時ごろに終了し、こちらを出て帰宅しました。

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お茶と宇治のまち歴史公園


写真は、茶づなの外観。

お茶と宇治のまち歴史公園は2021年10月にオープンした施設です。
史跡宇治川太閤堤跡を内包し、公園や茶園、そして茶づなという施設では宇治のミュージアム(有料)、体験教室(予約有料)やレストランもあります。

アクセス
京阪電車の宇治駅で下車します。
改札を出て左手に進み、ホームに沿って川沿いを歩きます。
すぐに公演が見え、その奥に茶づなの建物が見えてきます。

まず敷地の左側の川沿いはすべて史跡の宇治川太閤堤跡です。
手前から南エリア、中エリア、北エリアに分けられています。
南エリアは芝生があり、さらに奥は大きな茶園になっています(立入禁止)。
茶づなの前も、にぎわい広場という芝生です。
右手は大きな駐車場。
左手には池のある庭園があります。

茶づなに入ります。
エントランス広場があり、右手がミュージアムです。
こちらは600円で、9:00~17:00です(入場は16:30まで)。
内部は大きく宇治茶の間と歴史の間に分かれており、それぞれ映像で
宇治茶の歴史やお茶の説明、平等院や太閤堤について説明してくれます。

あとの北エリアに太閤堤の復元現場があるので、見ておくと勉強になります。

ミュージアムを出るとトオリニワがあり、右手の階段で2階に上ると展望テラスがあります。

1階に戻りトオリニワの左手が体験ゾーン。
次のガイダンスゾーンでは宇治の名所やまちの見どころを、タッチパネルで紹介してくれます。
そしてさらに奥のライブラリーゾーンには掲示板があり、周辺店舗の案内をしてくれますし、レストランもあります。

ここを通り抜けて外に出ると、正面に中エリアがあります。
ここから太閤堤の案内板が出てきます。
右手には莵道稚郎皇子御墓があり、さらに右手の道路沿いに歩くと、
北エリアがあります。
ここに太閤堤跡が復元されています。

宇治川太閤堤跡とは伏見城を拠点とする豊臣秀吉が伏見に陸路と水路を集約するために築いた堤です。
巨椋池の東西に石垣を組んで道を造っています。
宇治はその東縁になります。
北エリアの太閤堤後の公開は9:00~17:00です。


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2023 3/12の拝観報告5 最終(玄想庵 柴田雅章 作陶展)

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写真は、奥庭と茶室。

重信会館を出て、そのまま徒歩で北上しました。

12:35頃にやって来たのが、仏光寺東洞院にある玄想庵です。
重信会館からだと京都駅~五条駅~四条駅ぐらいありますが、
大学時代帰省する際、京都駅から四条烏丸まで結構歩いていたので、その辺りの感覚が個人的にバクってますw

さてその玄想庵です。
前日に町屋の日のマルシェで行かれたあきさらさんが、頂いたパンフレットを画像で見せて下さいました。
すると以前と変わってる!
調べたら3/8~3/14まで作陶展を開催されていたので、少なくともパンフレットは頂けるだろうと思って寄ってみました。

すると2階はクローズでしたが、1階は奥の茶室まですべて拝見出来ましたw
もちろんパンフレットも頂けました。
1階の内部の印象は記憶のままでした。
しかしね、こちらがスゴイのは2階なんですよね~~。

まあ図らずも町屋の日の延長戦をして、13:00頃にこちらを出て帰宅しました。
この日から大相撲春場所の初日でしたんでねw

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FORTUNE GARDEN KYOTO


写真は、外観。

FORTUNE GARDEN KYOTO(フォーチュンガーデン キョウト)の本館は、昭和2年に武田五一の設計で建てられた島津製作所旧本社ビルでした。
2012年にレストラン、ウェディング、パーティーのスペースとして、リノベーションして利用されています。

アクセス
地下鉄東西線の京都市役所前駅で下車します。
改札を出て左折し、出口16から地上に出ます。
そのまま約100m直進した左手にFORTUNE GARDEN KYOTOの玄関があります。

通常はレストランでランチ(平日のみ。1500円~、フォーチュンコースなら前菜+メイン+デザート+コーヒーで2500円)やディナー(シーズナルコース なら6,000円) で1階には入れます。
2,3,4階は結婚式やパーティー会場として利用されており、
屋上の5階は夏にはビアガーデンをしています。

今回は2021年秋の京セラ美術館での「モダン建築の京都」展の連動企画で、
10月の金曜日特別プランとして、スタッフによるオープン前の館内案内ツアー付きランチで内部を見学しました。

正面玄関を入ると4段の石段がある玄関間で、床はモザイクタイルで装飾されています。
左右は元々守衛室でしたが、今右手はバーカウンターに左手は客室になっています。
正面に進むと大きなメインダイニングになっています。
左手にオープンキッチン(カウンター席あり)、左手前に個室。
正面奥にはテラス席を挟んで竹林の庭、左手はクローク、階段、蛇腹扉のエレベーターがあり、
職員同伴なら今でも利用可能です。

この「中央の大きなメインダイニング+クローク(2階以上はバンケットルーム)+階段」の構造は各階ほぼ同じで、内装のコンセプトが違います。

1階のメインダイニングの床の幾何学的な木組みが見事です。
2階はザ・オリエンタルルームで、直線と幾何学組み合わせた装飾が特徴です。
もともとは応接間などに区切られていたため、天井に細かな装飾がある部分とない部分が今でも残っています。
3階はザ・コンチネンタルルームで、アーチ形の窓枠、曲線的なインテリアなどのアールデコ調の装飾になっています。
4階はザ・メトロポールルームで、白を基調としたアジアの高級ホテルのコロニアルデザインの落ち着いた感じになっています。

また各階間の階段の窓枠も上は島津の丸に十字から、楕円、四角と変化していきます。

最上階の屋上はルーフトップガーデンです。


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2023 3/12の拝観報告4(重信会館 ARTISTS' FAIR KYOTO 2023)

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写真は、1階の内部。

渉成園を西門から出て、真っすぐに進みます。
アマ会のTさんから教えて頂いた、重信会館(じゅうしんかいかん)に参りました。
蔦に覆われた近代建築で、Tさんは以前から気になっていたそうですが、僕は存在にすら気づいていませんでしたw

今回はこちらでもARTISTS' FAIR KYOTO 2023が開催されていました。
「Goh Uozumi 新作個展」ということで内部に入れました。

この重信会館ですが、調べてもなんなのかあんまり分かりません。
・昭和5年(1930年)の竣工(築90年)。
・かつては田代会館と云われていたこと
・重信寮という大谷大学の寮だったらしい
と言うことです。

玄関を入ると左手に2階への階段があるフロアがあり、その奥が会場。
内部はもう爆音と正面もモニターが慌ただしく変化しており、チカチカしていました。
これはもう「てんかん発作の方は誘発されるな」って感じでした。
そのチカチカの光の下で撮った写真が上の。

柱から梁はプロセニアムアーチのようになっており、その梁の上部にはアールデコ調のデザインが施されていることでした。

しかし内部の爆音とチカチカは、なかなか芸術が分からないものには落ち着かなかったですw

12:25頃にこちらを出ました。

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