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第十一話 「入学式 後編。」

2014年05月08日 07時08分39秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第十一話。


   「入学式 後編。」


天の声II「連続テレビ小説の香りが、してきましたねっ。」

 ためぞうの朝は早い。

 それは、ラジオ体操の時間もあるのだが、
 エリス姐さんの教育方針が、

 『鋼の根性。』

 であることにある。

ためぞう「・・・。

   天の声(II)、だれ?

   いや普通に目覚ましで起きて、
   ついでに、新聞と牛乳配達と、
   朝市、手伝ってるだけなんだが。」

天の人「このっ、働き者。
   うふっ。」

 ためぞうは、このスケジュールを逸脱すると、
 稼ぎが悪い! と、
 所持金が0円になり、

 ゲーセン通えなくて、
 そのスクールライフも幕となる。

ためぞう「・・・。

   エピローグ的な後編の予感がしてきた。

   入学式だから、学校に通ってないのはまだいい。

   ゲーセン、通えなくなると、
   確かに、まずいな・・・。」

ためぞう「そこで、
    ためぞうは、
    サフィリア様に、出会ったぁー。」

天の声セカンド「滞在記?」

ためぞう「そりゃ、嬉しいよ。

   いつもより多く通っております。
   でないと、偶然って感じがしないんだよね。

   このオレが、次の言葉に恥らうほど、
   きらめいて、ときめいているのだ。

   ・・・最初の一言が、すんげー勇気と魂削る。」

セカンド「そか、そか。」

   これが、ためぞうの青春。

   いい時代に、なりましたネ。

ためぞう「オレの便利屋 アリサ教授っ、
   に相談するしか、道はねえな。

   オレの知力は『3』だと聞かされた、
   最高100のな。

   姐さんも、師匠にも、期待してはいけない
   カテゴリーだ。」

ハイン師匠「バカにしてんじゃないよ!」

 そう一言残して、
 親方は、朝市の方に消えていった。

セカンド「みんな、忘れられない為の努力には、
   前向きですねっ。」

ためぞう「さわやかなのは、語尾だけじゃんか!

   出て来いや、セカンドさんよぉ。」

 するとそこに、
 ゴージャスバディを持つ、
 ゴールドの瞳と・・・(長いので、ローゼさんで。)

ためぞう「あ、あなた様も、
   ヒロイン候補でしたか・・・。」

 ためぞうは、ローゼ閣下に敬礼する。

 閣下は、新世紀覇者伝説の期待のホープである。

ためぞう「ここ、番外編?」

閣下「我輩、本編以外に居場所はないと思ってるんだな。」

ためぞう「・・・。」

閣下「うーん、我輩ね、
  ためぞう君が、新弟子入門してくれるなら、
  全力で、世界を獲って見せるよ。」

閣下「九州場所では、期待してるから。

  がんばりなさい。」

ためぞう「(ウワサの悪の魔女、
    いや、まさに悪魔の、ローゼさん。

    答えは全て、YESでお願いしますの怖いお方だ・・・。)」

ローゼさん「ご挨拶が、申し送れました、
   ノルン・オバサマの姪のローゼと申します。

   初めてで、うまく出来ないかも知れませんが、
   一生懸命、ご奉仕いたしますので、
   暖かな目線で見守っていただけたら、

   ・・・嬉しいです。」

ためぞうは、閣下の胸元に釘付けだ。

ためぞう「(でけー、重力にさからっとる。
    オレの思い出リストに、更新、更新。)

    ハッ! 閣下。
    どこまでも付いて行きます。」

閣下「強くなりたければ、まず国技を学びなさい。

  野球、サッカー、テニス、ボクシング、相撲。
  他にも数多あるのです。」

ためぞう「む、無理w」

閣下「ああ、入学式ですわね。

  手短に、通常営業するようにお願いしておきましたので、
  安心していってらっしゃいな。」

 閣下は、セントクラウス学園の伝統行事を捻じ曲げてシンプルにしたらしい。

ためぞう「閣下すげーー!!」

閣下「ためぞうさんの残り時間も、
  あと、84年256日16時間30秒しかないのです。

  時は、有限なの・・・。」

ためぞう「聞いてないからね!!

  ロウソクの残量とか、聞いてないからねッ!!!」

ローゼさん「ワタクシは、いつでも貴方を見守っているのです。

   悪の魔女とさげすまれ、
   どきどき水着大会で、
   すべての女生徒に劣等感を与えようとも、
   この身が愉快であれば、

   コホン、
   まあ、一応の知力は『100』ありますので、
   些細なことなど、
   気にするだけローソクの無駄なのです。」

ためぞう「すげーー!!」

ローゼさん「リアクションが、
    レアカードを引いた、小学生なのですね・・・。

    先ほども申し上げましたが、
    ためぞうさんの命のロウソクも、
    もう太いほうが一本、役目を終えてしまいました。

    ただいまのレート=一本、十年になります。」

ためぞう「ぬおぉ・・・。」

ローゼさん「服も備品も、手続きも、
    すべて手配しておりますので、

    楽しんでいらっしゃいな。」

ためぞう「は、はい!

   閣下ッ!!!」

 ためぞうは、走る。

 その先には、待ちに待った(十一話くらい)
 期待あふれる新生活がある。

 閣下のナビは完璧だ。

 朝焼けに伸びるためぞうの影が、
 今だけは、誇らしくも見えた。


 ローゼさんは、おもむろに
 デュエルショックコントローラーを取り出し、
 スタートボタンを
 その細くしなやかな指先で、
 そっと押してあげた。

ローゼさん「ためぞうさんのステータスで、
    トゥルーエンドは、
    難易度 スーパーハードモードですか。」

ローゼさん「安心して、ためぞうさん。

   たぶん、知力100くらいありそうな私なら、
   攻略は可能な範囲です。

   あとは、お任せください。
   ウフフ・・・。」

 ローゼさんはコントローラーを握ったまま、
 ためぞうの化粧まわしのデザインと、
 しこ名に想いを巡らせていた。

ローゼさん「『ストロング天婦羅』に、
      『天』の一文字は、いかがでしょう。」

 そう言って、
 飽きたのかコントローラーを放って、
 内職の造花造りを始めだした。


次回 ためぞうの冒険 エピソードII‘(ダッシュ)

    第十二話。


   「三年J組。」


 プルルルル・・・。

ローゼさん「よろしく、おねがいいたしますね。」

エージェントJ陸軍特務軍曹先生「任せてください、閣下!!
                ベストを尽くします。」
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