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第二十三話 IV 「バナナクレープ。」

2014年06月01日 08時44分40秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十三話 IV


   「バナナクレープ。」


ためぞう「ためぞうです。

     6月もよろしくおねがいします。

     7月もご挨拶出来るように、
     生き残ろうとおもいます。」


アリサ副会長さん「バナナー。」

ためぞう「・・・。

     待ちきれないみたいですな。
     一応、クーラーボックスに、
     買ってきたのを入れてあります。

     雰囲気では、負けますが、
     気分だけでも。」

 ためぞうのクーラーボックスには、
 フルーツ牛乳と、スポーツドリンクと、

 駅前のクレープ屋さんから、2こオマケしてもらった
 クレープのバラエティセットが、
 人数分、入っています。

 ためぞうの所持金は、ほぼなくなっています。

アリサさん「いろいろありますね。」

ためぞう「お好きなのをどうぞ。

     お世話になってるささやかな気持ちです。」

 今日は、日曜日です。

 生徒会副会長のアリサさんと、ためぞうは、
 セントクラウス学園の用務員室にいます。

 余談ですが、サフィリアさんも副会長さんです。
 生徒会長さんが、不在が多い事もあり、
 補佐に、二人付いています。

 時刻は、お昼前。

 ためぞうは、山田さんから(クレープ屋さんの常連に頼んで、)
 営業前のクレープを入手しています。

 あとで、お店の方に作り方も教えてもらえそうです。

アリサさん「他にもバニラホイップ、ストロベリー、
      チョコミント、ハワイアンですか・・・。

      やはり、バナナコールを宣言した以上、
      こちらにしたいと思います。」

 用務員室は、用務員のおじさんがクエスト中は、
 隠れ家的休憩所になっています。

 アリサさんは、ハワイアンクレープをちゃぶ台で頂いています。

ためぞう「バナナじゃないんだ。」

アリサさん「南国の風を感じる思いです。

      行った事はありませんが・・・。
      でもトロピカルでおいしいです。」

ためぞう「軍師殿に、喜んでいただけたなら嬉しいっす。」

アリサさん「でも、けっこー数がありますね。

      みなさんのも一気に買ってきたのですか。
      いい人ですね、ためぞうさん。

      お小遣い、大丈夫ですか?」

ためぞう「お手伝い、がんばって
     お小遣いもらうっす!」

アリサさん「えらいですー。」

ためぞう「今度は、ちゃんとできたてを食べに行きましょう。

     風味を損なわないように保冷には気をつけてますが、
     焼きたての生地にとろけるクリーミーな味には、
     およばないっす。」

アリサさん「ためぞうさんは、
      私でよければ、

      困ったときは、呼んでくださいね。」

ためぞう「ありがたいっす。」

 ためぞうは、用務員室を後にして、
 サフィリアさんたちや、レミーアさんにクレープを届けた後、

 レオクスさんのお店に向かいました。
 今回は、ワナがないのでスムーズに着きました。

 レオクスさんのお店は、いつもの盛況です。
 ちょうど、正午くらいになっていたので、
 ためぞうも手伝います。

 今日は、定食コーナーに珍しく、
 ホーネルさんとライっちさんがいます。

 ためぞうは、そーめん定食を二人に届けると、
 二人から、相談を持ちかけられました。

ためぞう「お水いる? もっと冷えたやつ。
     お茶もあるよ。」

ホーネル「ためさん、ちょっとだけいいかな?」

 ためぞうは、すこしだけ座る事にしました。

ためぞう「なんでしょ?」

 ライっちさんが、
 おもむろにジュラルミンケースを取り出します。

ライっち「ためぞう君、

     君の運をすべて使って、
     こいつで奇跡を起こしてくれないかッ!」

 とんでもない金額がケースに入っています。

ためぞー「・・・。

     オレの冒険が終わりそうだな。」

ホーネル「世界には、あと6枚のレジェントがあるんだ。

     1枚でいい、

     ためさん、運気使い果たして!」

ためぞう「ワナか、貴様ら!」

ライっち「私と、ホーネルさんの笑顔の為に・・・。」

ホーネル「僕らの笑顔の為に・・・。」

ライっち+ホーネル「王室、復興の為に・・・、」

ためぞう「意味、わかんねーよ!

     カネはいらん。
     レジェンドは、当てたらやる。

     だから、仲良くそーめんを食え。
     オレ、がんばって作ったんだから。」

 ホーネルとライっちさんは、
 仲良く、そうめん定食を食べています。

 雲間からやさしい陽光が差し込んだような、
 晴れやかな笑顔です。

 ためぞうは、お手伝いに戻ります。

 今日も、完璧に仕事をこなすレオクスさんですが、
 目の下に、うっすらとクマがあります。

 ためぞうくらいにしか、わからない些細な変化です。

レオクスさん「やあ、いつもありがとうネ。」

ためぞう「何かあったら、遠慮なく言って下さい。

     ちょっと疲れてみえますよ・・・。」

レオクスさん「ハハッ・・・。

       ためぞう君には、かなわないな。」

 レオクスさんは、少し手を休めてお茶を飲みます。
 今のオーダー分の仕事は終えています。

レオクスさん「川辺で、
       バーベキューの予習とかしておきたいんだけど、
       大丈夫かな?」

ためぞう「了解っす!」

レオクスさん「焼肉とか、好きって言ってたよね・・・あ、いえ、
       何でもありません。

       私は、本番には弱いので。」

ためぞう「さすが、レオ先生。

     シュミレーション(予行練習)の鏡ですな。」

 レオクスさんの、
 胸のつかえも少し軽くなったようです。

レオクスさん「エリスさんって、好き嫌いとかある?」

ためぞう「特にないっすね。

     お魚大好きですが、毎日食ってるので、
     焼肉とかは、喜んでいきますね。

     家じゃ、ポテチ食べながら、テレビ見てますよ。」

レオクス「ありがとう!

     さあ、お仕事がんばろう。」

ためぞう「はいっす。」

 ためぞうと、レオクスさんは、
 いい汗流してお仕事しました。

 その後、
 ためぞうは学園にある公衆電話で、(主に保護者さん用)
 エリス姉さんに電話をします。

ためぞう「よう!」

エリス姐「なんだよ、ためぞーかよ。」

ためぞう「今、何か食べたいご馳走ってある?

     普段、食えてねーやつで、
     しばらく食べそうにないヤツ。」

エリス姐「おごってくれるのか?

     ためぞうも成長したねー。」

ためぞう「コレってのを教えてくれ。」

エリス姐「そういわれてもなぁ、

     ステーキ?」

ためぞう「・・・。

     グリルなヤツでないか?」

エリス姐「お、それいいな。
    まて、ちょっと考える。

    焼肉だな! 野菜もいいぞ。
    焼き魚もいいな。

    カットステーキはダメか?
    サイコロステーキでも、何でもいいぞ。

    炭酸飲料があれば、なおいい。
    ノンアルコールでもいいな。」

ためぞう「今日は、暑いから気をつけてな。」

エリス姐「エアコンの効いた事務所にいるw」

ためぞう「そか。
     そんじゃ、またなー。」

エリス姐「おう! またなー。」

 ためぞうは、
 レオクスさんの目に付く所に、
 メモを残して、

 学園を後にしました。

 所持金がうすい、ためぞうにとって、
 日曜日は、長い一日となりそうです。

 夕方、ゲーセンで5ゲームくらいは遊びたいので、
 町内マップ作成の旅へと出かけました。

 途中で、亀吉さん家に寄って、
 将棋もしました。

 勝てませんが、
 得るものはあります。

 四つの構えの熟練度が、少し上がりました。

 ドラゴン、タイガー、トータス、フェニックスの構えになります。

 ためぞうが歩いていると、
 大きなお屋敷の庭で、謎の行為に及んでいる、
 リンカさんを見つけました。

 最近は、覗きはやめているので、
 立ち去ろうとしましたが、
 リンカさんに発見されます。

ためぞー「ぬおぉーーー。」

 ためぞうは、リンカさんに速攻で捕まり、
 屋敷の庭に連れ込まれました。

リンカさん「ぜぇぜぇ・・・。

      見ましたね。」

ためぞう「進行形で見ております。」

 リンカさんは、紺のスクール水着姿です。

 見栄を張って買った水着が、あまりに違和感がありすぎて、
 そのセクシー路線を諦め、

 自分にあったスタイルを研究中のようです。

 閉じていたハズの門が開いており、
 通りかかる、ためぞーを見つけて、
 こうなっています。

 外壁は3mほどあり、
 建物は、貴族の屋敷のような豪華な洋館です。

 旅館くらい大きいです。

ためぞう「秘密の特訓中でしたか。」

リンカさん「!?」

 我に返ったリンカさんは、
 速攻でバスタオルを巻きます。

 干していた洗濯物のやつです。

ためぞう「秘密は、墓まで持って行きますので、

     開放してもらっていいすか?

     ゲーセン、夕飯作りの日課に遅れると、
     かえって疑われると思うのです。」

 ためぞうは、落ち着いています。

リンカさん「言われてみると、そうですね。

      このツーショットを見られるのは、
      個人的には困ります。」

 ためぞうは、開放されました。

 謎の袋の中身の正体を知っているためぞうは、
 その試着時でなかった事を幸運に思っています。

 白スク着用時だったら、
 問答無用で、ためぞうの冒険が終わる所でした。

 リンカさんの好感度が、1上がって、52になりました。

 口外すると、おしおきされますが。

ためぞう「うーん、いいもの見た気がしたが、

     オレの心のアルバムにそっとしまっておくとしよう。」

 ためぞうの日曜日は、こうして過ぎて行きます。

 リンカさんは気になったのか、
 ためぞうのすぐ後に、ゲーセンに来ましたが、

 サフィリアさんと、レミーアさんに捕まって、
 バトルに持ち込まれました。

 ためぞうのレベルでは、参加したらあっという間に、
 コンティニューなので、

 観戦しながら貯蓄しました。

 コツコツと貯める予定です。

 何もしないのはさすがに悪いと思ったので、
 バイトの子のお手伝いとかもしました。

 地味に、好感度を稼いでいるのですが、
 ためぞうに下心はありませんでした。

ためぞう「それじゃ、またー。」

 ためぞうは、スーパーのセールへと向かいます。

 夕食の予算は、別会計でもらっているので、

 『午後三時に作りました』とラベルの貼られた、
 にぎりセットを50%OFFで、買って帰りました。

エリス姐「よう、ためぞー!」

ためぞう「今日は、はええな。」

 時刻は、夕方の六時くらいです。

 エリス姉さんは、いつも七時~八時に帰ってきます。

エリス姐「メシ食いに行こうぜ!」

ためぞう「外食なのか!?」

エリス姐「余計な電話かけっから、

     食べに行きたくなったんだよ。」

 ためぞうの幸運が、1 消費されました。

ためぞう「おーー、今週も贅沢なのか。

     オレには、めずらしいラッキーだ。

     もっと幸運を使ってもいいぞ。
     あの二人の為に使うくらいならな!」

 ためぞうと、エリス姉さんは、
 ビュッフェスタイルのお店に行く事にしました。

 ノルン姐に、二人分のクーポンをもらっていたそうです。

エリス姐「では、いってきますー。」

ためぞう「にぎりセットは、
     冷蔵庫に入れて、エリス姉さんの夜食に回そう。」


エリス姐「ん?

     あ、次回予告ですね。

     では、私で失礼します。」


次回 ためぞうの冒険 第二十三話 第五章。


   「バナナホイップクレープ。」


エリス姐「ためぞうの、お土産に期待しています。」

ためぞう「まかせろ!」

エリス姐「これは、特別予算扱いになります。」


エリス姐「では、またですー。^-^」
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