大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

胃カメラ

2014年06月20日 | 日記
今日6月20日は市民病院で健康診断の日だった。

例年と大きく違ったのは、今回初めて胃カメラを経験したこと。

ファイバースコープみたいなのを鼻から入れた。

ベッドの上で左を下にして横たわった、ええ歳こいたおっさんは、
すでに無防備な「ビビりまくりの、まな板の上のコイ」。

鼻の穴に麻酔薬やらチューブやら異物が挿入されるたび「うぐっ」とうめいて反射的に
頭をうしろにのけぞらせ、そのたび看護師の女性に頭を押さえつけられた。

30代に見える若い先生?技師?オペレータ?は口数も少なく手元のコントローラーを
操作している。(・・私の命は今この青年に委ねられている。。)すこし恐怖をおぼえた。

スコープの先端が鼻の奥からのどに達するときの違和感!

「おえっ!ごほごほ!」涙ぐんでいる。もうやめてほしい。

情け容赦なくスコープが食道を下っていくのがわかる。
目の前のカラーモニターに自分の内臓の内壁が映し出される。

SFホラーだと思った。

焼肉屋のホルモンも連想した。

スコープは先端がくねくねと自在に曲がるのだろう。
私の胃と十二指腸の内部をくまなく照らしモニターに映し出した。

時間の経過がひどく長く感じられた。

幸い異常は何も見つからなかった。とりあえずよかった。

スコープの先端(幼虫エイリアンの頭部)が鼻の穴から出たときには心底ほっとした。

「麻酔が残っているので30分は飲食しないでください。」

「はい。」(当たり前だ。とても飲み食いする気になれない。)

「鼻はかまないでください。鼻血が出るかもしれませんから。」

「はい。」(じゃあこの鼻水と鼻の奥の強烈な違和感はどうするんだ。放置か。)

自分は元来ナイーブなので、今回はかなりの肉体的・精神的苦痛を味わった。

拷問に近い。

半ば呆然として待合室に戻った。

テレビではW杯 日本VSギリシャ が終盤を迎えていた。
健康診断の待合室で、ぱんついっちょの上に同じ被検査服を着せられた老若男女が
悲壮感を漂わせながらも真剣にW杯を観戦している、という絵も
非常にめずらしいと思った。

しかし、その試合の残念な結果は私のどんより感やガックシ感をさらに増幅させることとなった。

しかたない。結果がすべてだ。
スペインやイングランドはもうすでに一次リーグの敗退が決まっている。

健診は10時に終わった。

昼は焼き魚とみそ汁とほうれんそうのおひたしと大根の漬物でごはんを二膳食べてやった。

コメント
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