熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

秋たけなわ:ツワブキ、小菊

2023年11月18日 | わが庭の歳時記
   暑かったのは、ほんの少し前のこと、急に朝晩、寒くなってきた。
   元関西人の私には、徐々に花木や野の草花が秋景色を装いながら、静かに暮れて行く田舎の秋を楽しんでいた記憶が濃厚なのだが、関東に来てからは、秋が短くて、一気に夏から冬に移り変る季節の変化にビックリし続けている。
   花が咲き乱れ木々が萌える春も素晴しいが、青春時代を、京都や奈良の古社寺や田舎を歩いて歴史散歩を楽しんでいた私にとっては、「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」と言った趣の鄙びた田舎の、少しずつ深まり行く気の遠くなるような秋の風情が無性に懐かしい。

   わが庭には、草花は植えっぱなしで世話もそれなりなのだが、季節の移り変わりを察知して、所々で草花が咲いてくれるので、有り難く歳時記を繰るような感覚を覚えて感謝している。
   ツワブキが満開で、華やかに咲いている。今年は、何故か 斑入り株が花を付けなかった。
   
   
   
   
   
   

   小菊も咲き出した。
   まだ、一株だけだが、手入れして栽培している訳ではないのだが、思いがけないところから、花を見せてくれるので、嬉しくなる。
   
   
   
   
   
   キヅタが手まり状に蕾を付けたと思っていたら花を咲かせ始めた。
   茎の先に1個から数個の散状花序を出して、小花を多数つけ、花は5弁花で黄緑色、花弁の長さは3mmで、雄蕊は5本つく。と言うことだが、良く見るのは初めてである。
   花は、ヤツデに似た雰囲気である。
   
   
   

   今年の夏は暑かったので、季節がずれ込んだのか、何時もなら咲き出している椿が、まだ、咲かない。
   遠くの枝に、蕾が1輪。
   モミジの紅葉も遅いが、椿の蕾も、まだ、固い。
   
   
コメント
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