サラリーマンを辞めて、自由の身になって、日々之好日の身分になった者にとっては、10連休と言われても、ピンとこないし、何の有難味もないのが、正直なところである。
鎌倉に住んでいる者には、休日になると、沢山の観光客が訪れて賑わうので、どうしても外出するのは億劫になって避けるようになり、それに、歳の所為もあって、遠出には逡巡するので、結局、近場に外出するか、家で過ごすことになる。
私の場合、5月の初めに、1日、三歳になる孫娘の七五三の記念写真を撮るために、北鎌倉の写真スタジオに出かけた。
10連休どころか、このスタジオでは、連日、七五三写真の撮影でフル回転しており、休む暇もないと言う。
鎌倉の北から東へ連なる「鎌倉アルプス」の急な南斜面に位置し、森林に囲まれた鎌倉海岸を見下ろせる眺望のよい大きな別荘をスタジオに改装しているので、格好の写場である。
丁度雨上がりで、薄日のさす時間があったので、戸外での写真も撮れて幸いであった。
孫息子の場合にもそうだったが、七五三祝いの儀式は、既定の日に寺院で執り行って、写真は、両親とスタジオの都合で決めていて、時と所に拘らずに撮ると言うのが、最近では、普通のようになっているようである。
私は、祖父母も記念写真に加えると言うことであったので、久しぶりにネクタイを締めて背広姿で付いて行ったのだが、要するに、適当にスナップ写真を撮ると言うことでもあった。
孫息子の時のスタジオは、長谷寺に近く、鎌倉文学館の並びの山懐にあって、同じような立派な写場であったが、やはりシステムはよく似ていて、記念の大型パネルやアルバムなどを作成するために、ワンセット、仕事の流れが整然としていて、流石にプロである。
室内には、三部屋ほど、奇麗にセットされて、家具や小道具の置かれた写場があり、戸外には、ベーカリー風の小屋やブランコ、ベンチなどがセットされていて、庭や石段などを使ってシャボン玉や花を摘むなど子供を遊ばせて、写真を撮ると言う趣向である。
作業の内容や衣装などが決まると、スタイリストと言うのか良く分からないが、専門のスタッフがいて、子供に化粧を施したり髪型を直し衣装を着せ変えたり、小道具を持たせたり、器用に撮影の準備を整えて、子供を写場に送り込むと、子供をあやしたりすかしたり、おもちゃや小道具を操って機嫌を取ってその気にさせるスタッフが大奮闘して、そのタイミングを見計らって、フォトグラファーがシャッターを切る。
素人では、適当な背景を選びながら、被写体を前にして、カメラ任せでオート撮影するのが、大体のところだが、プロは、すべて計算の上で撮っているので、差が出るのは当然である。
よく、シャッターを押してくださいと言われて、スマホを渡されて写真を撮ることがある。こんな場合には、背景を考慮するくらいで殆ど選択肢はないので、何度か余分にシャッターを切ることにしている。必ず、目を瞑ったり気に入らないショットがあるので、それを避けたいためである。
長谷寺のスタジオの場合には、逆光を多用して露出オーバー気味にして、ハイキ―写真のやさしい雰囲気を醸し出す手法を取っていた。
北鎌倉の方は、やはり、背景を白くして被写体を浮き上がらせる写真も撮っていたが、多少、ハイキ―を抑えて、むしろ、表情を重視して、ストレートな写真を撮っていた感じである。
写真アルバムやパネル写真などは、スタジオの提案で、娘夫妻が適当に選ぶのだが、私は、同時に配布される選ばれた写真を収容したDVDの方に関心がある。
貰ったDVDが私のパソコンに表示されなかったので、メール送信してもらったのだが、圧縮されて画素数がダウンしていて、大型プリントは無理だが、A4サイズくらいは、まずまずで、私が多用しているはがきサイズや2L版には、全く問題ないので、トリミングやソフトで画像を修正してプリントしてみた。
昨日の子供の日に、孫息子の端午の節句を祝って、レシューでデコレーション・ケーキを買って写真を撮り、五月人形や鯉のぼりと一緒に撮った写真もある。
それに、スタジオに持ち込めなかった晴れ着や洋服があるので、孫娘に着せて写真を撮った。
まだ、3歳になったばかりの孫娘は、言うことを聞かないので、スタジオのようには行かず、大変であったが、何枚かは写真になった。
毎日、一緒に居るので、F2.8の、90ミリのマクロレンズや、200ミリの望遠レンズを開放にして、孫娘の表情を撮っているのだが、これは、スタジオ写真以上だと自負している。
いずれにしろ、自分で撮った写真を、最近では、素人でも多少慣れれば、立派な写真本を作成できるので、私は、キヤノンのPhotoJewel Sを活用して、誕生日や運動会や学芸会、正月や雛祭り、入園・入学式などと言った形で多くの写真を撮った時には、写真アルバムにして、娘たちに残している。
今回も、孫娘の七五三写真と孫息子の端午の節句と写真をジョイントした写真アルバムを作ろうと思っている。
写真については、パネルは出来ないが、額縁やスタンドさえ、それなりに選んで、自分なりにプリントした写真を収容すれば、結構気の利いたインテリアにはなる。
わが家には、これらのような写真以外にも、長い海外生活で、あっちこっちで手に入れた絵画や飾り皿やデコレーションが壁に所狭しと掛かっていて、美術館のように賑やかで、家族からいい加減にして欲しい、と言われている。
鎌倉に住んでいる者には、休日になると、沢山の観光客が訪れて賑わうので、どうしても外出するのは億劫になって避けるようになり、それに、歳の所為もあって、遠出には逡巡するので、結局、近場に外出するか、家で過ごすことになる。
私の場合、5月の初めに、1日、三歳になる孫娘の七五三の記念写真を撮るために、北鎌倉の写真スタジオに出かけた。
10連休どころか、このスタジオでは、連日、七五三写真の撮影でフル回転しており、休む暇もないと言う。
鎌倉の北から東へ連なる「鎌倉アルプス」の急な南斜面に位置し、森林に囲まれた鎌倉海岸を見下ろせる眺望のよい大きな別荘をスタジオに改装しているので、格好の写場である。
丁度雨上がりで、薄日のさす時間があったので、戸外での写真も撮れて幸いであった。
孫息子の場合にもそうだったが、七五三祝いの儀式は、既定の日に寺院で執り行って、写真は、両親とスタジオの都合で決めていて、時と所に拘らずに撮ると言うのが、最近では、普通のようになっているようである。
私は、祖父母も記念写真に加えると言うことであったので、久しぶりにネクタイを締めて背広姿で付いて行ったのだが、要するに、適当にスナップ写真を撮ると言うことでもあった。
孫息子の時のスタジオは、長谷寺に近く、鎌倉文学館の並びの山懐にあって、同じような立派な写場であったが、やはりシステムはよく似ていて、記念の大型パネルやアルバムなどを作成するために、ワンセット、仕事の流れが整然としていて、流石にプロである。
室内には、三部屋ほど、奇麗にセットされて、家具や小道具の置かれた写場があり、戸外には、ベーカリー風の小屋やブランコ、ベンチなどがセットされていて、庭や石段などを使ってシャボン玉や花を摘むなど子供を遊ばせて、写真を撮ると言う趣向である。
作業の内容や衣装などが決まると、スタイリストと言うのか良く分からないが、専門のスタッフがいて、子供に化粧を施したり髪型を直し衣装を着せ変えたり、小道具を持たせたり、器用に撮影の準備を整えて、子供を写場に送り込むと、子供をあやしたりすかしたり、おもちゃや小道具を操って機嫌を取ってその気にさせるスタッフが大奮闘して、そのタイミングを見計らって、フォトグラファーがシャッターを切る。
素人では、適当な背景を選びながら、被写体を前にして、カメラ任せでオート撮影するのが、大体のところだが、プロは、すべて計算の上で撮っているので、差が出るのは当然である。
よく、シャッターを押してくださいと言われて、スマホを渡されて写真を撮ることがある。こんな場合には、背景を考慮するくらいで殆ど選択肢はないので、何度か余分にシャッターを切ることにしている。必ず、目を瞑ったり気に入らないショットがあるので、それを避けたいためである。
長谷寺のスタジオの場合には、逆光を多用して露出オーバー気味にして、ハイキ―写真のやさしい雰囲気を醸し出す手法を取っていた。
北鎌倉の方は、やはり、背景を白くして被写体を浮き上がらせる写真も撮っていたが、多少、ハイキ―を抑えて、むしろ、表情を重視して、ストレートな写真を撮っていた感じである。
写真アルバムやパネル写真などは、スタジオの提案で、娘夫妻が適当に選ぶのだが、私は、同時に配布される選ばれた写真を収容したDVDの方に関心がある。
貰ったDVDが私のパソコンに表示されなかったので、メール送信してもらったのだが、圧縮されて画素数がダウンしていて、大型プリントは無理だが、A4サイズくらいは、まずまずで、私が多用しているはがきサイズや2L版には、全く問題ないので、トリミングやソフトで画像を修正してプリントしてみた。
昨日の子供の日に、孫息子の端午の節句を祝って、レシューでデコレーション・ケーキを買って写真を撮り、五月人形や鯉のぼりと一緒に撮った写真もある。
それに、スタジオに持ち込めなかった晴れ着や洋服があるので、孫娘に着せて写真を撮った。
まだ、3歳になったばかりの孫娘は、言うことを聞かないので、スタジオのようには行かず、大変であったが、何枚かは写真になった。
毎日、一緒に居るので、F2.8の、90ミリのマクロレンズや、200ミリの望遠レンズを開放にして、孫娘の表情を撮っているのだが、これは、スタジオ写真以上だと自負している。
いずれにしろ、自分で撮った写真を、最近では、素人でも多少慣れれば、立派な写真本を作成できるので、私は、キヤノンのPhotoJewel Sを活用して、誕生日や運動会や学芸会、正月や雛祭り、入園・入学式などと言った形で多くの写真を撮った時には、写真アルバムにして、娘たちに残している。
今回も、孫娘の七五三写真と孫息子の端午の節句と写真をジョイントした写真アルバムを作ろうと思っている。
写真については、パネルは出来ないが、額縁やスタンドさえ、それなりに選んで、自分なりにプリントした写真を収容すれば、結構気の利いたインテリアにはなる。
わが家には、これらのような写真以外にも、長い海外生活で、あっちこっちで手に入れた絵画や飾り皿やデコレーションが壁に所狭しと掛かっていて、美術館のように賑やかで、家族からいい加減にして欲しい、と言われている。