二代目はクリスチャン?

2007-10-19 00:11:01 | 日記風
 あら、突然観ちゃったわって所だけど。
 「NEWS23」の中で著作権と文化祭のことについての取り上げていた。
 その中でつか先生の「二代目はクリスチャン」を上演した学校の、上演シーンを結構流していた。

 ニュースとしては、高校文化祭で上演するにものにも近年著作権料が発生するケースが増えている。それで学校サイドが揺れているというものだった。
 
 どうしても文化祭で上演する場合、元々ある作品が2~3時間かかるものであれば、それを4、50分に短縮する、この場合。場合によってはここに著作権料が発生する。それをどうしたものか困っているということ。上演したいと思う作品に対して、同一性保持権を持つ作者が変えても「いいよ~」と言えば、何ら問題は発生しないが、そうでない場合はちょっと難しい問題が発生するらしい。
 
 著作権というのは、私個人がものを書いていてもとても気にしてるものの1つ。
 権利というと堅苦しくなってしまうけど。現実問題として、やはり著作権を侵害すると言うことはとても怖い。
 
 法律どうこうと言うより、私の場合は、やはり物を書こうとする者の立場として、単純に嫌だろうなと思ってしまうから。

 私程度であっても書いたことを1字1句変えられることは嫌だし、意外に気づくもの。
 プロとして活躍されている方なら尚のこと神経が尖るのは当たり前のことと思う。
 
 役者という立場に立つこともありますが、その際1番気になるのは、やはり本のことと言えます。私は基本的に台本に忠実でないことはやりたくない。
 書いた人の気持ちを考えるとできないし、してはいけないだろうと思ってしまう。できればこの台詞は言いづらいから、少し変えたいと思うことはあっても、きっと嫌だろうなぁと思うと、できない。
 
 だからアドリブって嫌い。

 芝居として上演する場合、演出家、役者の気持ちもあります。それぞれの立場の人たちの気持ちは汲み取られるべきでしょう。
 必ずしも作者の意向が100%汲み取られる必要はないのでしょうが、私は個人的に作者の気持ちは少しでも汲みたい。
 
 私が書き手であって演者ではない理由は、ここら辺にあるのだろうなって、どうしても思う。演者はここまで神経質にならないからね。

 ふと思い出すのが、中学の文化祭でさる絵本を学校サイドで勝手に台本に書き直してやった時のこと。
 あの時ですら、出版社、作者になんの断りもなく勝手にやったと思う。
 中学の文化祭と言えど、作者が知れば、やはりひと言欲しいって所じゃないかな。権利云々と言わないまでも、自分の作品がそうして人前に触れるならね。ひと言「やるよ」くらいは欲しい。
 
 あれは申し訳ないことをしたなと今でも思う。

 私の場合は、このブログのこの問題に関して感情論で書いております。権利問題等についてとやかく言えるほど、著作権のことについて判っている訳ではありません。
 でも、やはり、物を書く者の立場からすると、そういう気持ちになってしまう。

 今回はニュースの中といえ、つか先生の作品を観せていただけて、嬉しかったです。


最新の画像もっと見る