その渓谷は警告していた、チンチョロ―文明のミイラの砒素中毒死

2012-08-29 20:57:56 | 日記風
 可哀想。

 チンチョロ―文明では、エジプト文明より先にミイラ作りを始めていた。

 しかも貧富の差がなく、子どもでも胎児でもミイラにしていた。

 していた理由は不明だ。葬式でも歩かせていたし、しょっちゅう補強していたことを考えると、亡くなっても身体は側に置いておきたいという意識があったのかもしれない。

 南米って遺体に関する考え方が独特なのよ。


 だから、他の地域の民族と違うのかもしれない。


 でも本当に乾いた砂漠から発見されているので、ミイラの状態がいいのね。。
 お陰で、エジプトで頭髪が残っていただけで、ニュースなのに、ここは皮膚も衣服も残っている。

 そしてもっと恐ろしいものも残っていた。
 カマロネス渓谷というのがあって、ここの水が飲料水として使われていたようだ。

 しかし、この渓谷の水は飲んではいけない水だった。

 高濃度の砒素が含まれていた。

 ミイラの頭髪を調べると砒素中毒だったことが判るのだという。

 砒素中毒で亡くなったからミイラ化したのかしら? でも毎日、この砒素の混じった水をみんな飲んでいたんだよね。長期で飲んでいると癌になるそうだ。


 ただ、流産率はとても高かったらしい。
 だから、流産したり、生まれてすぐの子をミイラにし出したのが起源か?とも言われている。

 
 しかし、これは遠い昔の話ではなく今でもWHOが定める安全基準の100倍はあ砒素が検出されるそうだ。

 今は外部から水を調達しているが、昔は、無味無臭の砒素に気づけるわけがない。

 高濃度の砒素が含んだ水を知らず飲んで、亡くなる。

 知らないまま危険な地域で生き、亡くなった人々がこの時代は多く、ミイラがそれを証明している。


 ミイラもこのわけの判らない死因を解明してほしいための残されたのだろうか?


 きっと悔しかったって思うもの。

 将来でいい。理由を探ってほしかったのだろうか。











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1 コメント

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Unknown (くどひら)
2014-05-27 13:04:53
チリのこどもがミイラ発見!ってニュースから、ググって訪問しました!
勉強になります。