本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

学童の制服

2018-02-21 09:11:05 | Weblog
 アルマーニ制服騒動はどうなりますかね。

 読売新聞の明治19年(1886年 )の記事に「学童の洋服代に苦しむ」というものがある。
その記事を飛びとびに引きます。

 「府下各公立の学校にては、其筋の諭達もあり、かたがた生徒の着服を漸次西洋風に改める事になりしは…。親の情として是を着せてやらねばならず…其二円はなかなかの大金なり。…何とか口実をかえて、退校させる向きも少なからぬという。」

 この年の2円は、米1表(60キロ)の1円18銭に比較すれば、アルマーニの制服ほどではないけれど結構な値段だろう。
 
当時の学童の着服は西洋化のためだが、130余年後の今のある小学校での学童のそれはブランド化のため。似たようで違いますね。