本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

酒の飲用温度

2017-11-03 09:19:44 | Weblog
 東京では木枯らし1号の発表があったとか。例年より早いようだ。九州では木枯らし云々という発表はないそうだが、こちらで暮らしてみて思ったよりは寒い。もっとも厚手のコートなどはいらないけれど。
 
 これから、熱燗が恋しくなる。
 日本酒の飲用温度というものがある。それによると、「冷や」20℃から30℃、「日向かん」30℃、「人肌かん」35℃、「ぬるかん」40℃、「上かん」45℃、「熱かん」50℃、「飛び切りかん」55℃とある。では、42℃は「情熱(上熱)カン」かな。
 思いのほか細分化しているものだ。

 酒の続きで述べれば、昔、銀座松坂屋デパートで利き酒のデモがあった。一方に銘柄のレッテルの貼った五つの酒の一升ビンが並んでおり、他方に銘柄のレッテルのない酒ビンが並んでいる。
 レッテルのないビンの酒をひとつひとつ舌で転がして味わい、レッテルのあるビンも同様に味わって、両者をどんぴしゃりと当てるのだ。
 これがズバリ的中した。酒の味に鋭敏とはいえないが、幸運にもずば抜けて味に特徴のあるものが二つあった。それが的中すると、残り三つはまぐれで当たった。
 正解でもらったのは一合升だけ。努力したわりにはちんけな賞品だった。