本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

統計・推計なるもの

2017-03-06 09:25:34 | Weblog
 イギリスの政治家ベンジャミン・ディズレーリは、いろいろ名言を遺している。
 その一つが「世の中には三種類の嘘がある。嘘、とんでもない嘘、そして統計である」ということ。

 要するに、統計に真実のかけらもないと言いたいらしい。百数十年前の統計は精度に欠けていたのだろうか。いや、そういうことではあるまい。我田引水的に鉛筆を嘗めなめしたインチキ数字が多かったということだろう。
 
 統計学者は憮然とするだろうが、今でも怪しげな統計・推計が多いように思う。
 高速道路建設のための交通量の水増し推計とかね。なんとしても東京湾を横断する高速道路を造りたかった東京湾アクアラインの交通量予測も眉唾だった。

 原発廃炉作業の費用や期間を少なく見積もって安心を見せかけていたが、いよいよ正体を出さねばとなると膨らむばっかりになるようだ。
 
 予測数値も推計の一種になるだろうから、豊洲の土壌汚染の数値や豊中市の国有地の廃棄物量の数値なんぞもいかさまくさいですな。ディズレーリさん。