ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「ダメだ、こりゃ。」

2020-12-12 06:26:50 | 日記
クリスマスの前にしてしまおうと考えていたスケジュールの7割方が終了。
何となく、目鼻がついた思いでホッとしました。
そんなわけで、今日は気分的には余裕を持って散歩へ出かけたところです。
風も強くはなく、冷たさはあるものの当地方の12月の陽気としては珍しく穏やかな日でした。
西の山並みは、さほど標高の高い山々ではありませんが、普段の年なら雪を纏っていますのに、まだ暗い青に茶を交えた色あいで連なっています。
散歩道に選んでいる農道で人と出会うことは滅多にないのですが、今日はランニングをしている20代と思しき一人に会いました。
健康のためだろうか、それとも運動機能のトレーニング?
そんなことを想像してすれ違ったのです。
相手の方は、〈あぁ、おばあちゃんが健康のために歩いているのだな〉と、思ったことでしょう。
なんとなくリラックスしていた気のゆるみもあったからでしょうか、いつもより距離を伸ばして歩きました。
ひ孫のUちゃんが通う幼稚園の、その先の道路までクリスマス待降節の讃美歌などを歌いながら歩いたのです。
ルンルン気分で。
さて、帰り道にかかりましたら、体が妙にふらついてバランス感覚がおかしくなってきたのでした。
周囲は田んぼの農道です。
ここで倒れでもしたら、かなりまずいことになるでしょう。
タクシーを呼んでも、正確な場所の指示は不能です。
さて困った、と思いましたら不安になってきて、ますます感覚がおかしくなりました。
暫し、歩くのを止め、深呼吸を数回。
だいじょうぶ だいじょうぶ だいじょうぶ
と、三回、自分に暗示をかけました。
数分後(いや数秒後かも)、ふらつきが治まりましたので、ゆっくり歩いて家まで無事戻ることができました。

ちょうど昼どきでした。
「遅かったね」
と、言葉を掛けてくれた連れ合いは、焼うどんを拵えて食べていました。
私は、まず熱い白湯を一杯、ゆっくり飲んでから、買って置いたコロッケ2個、柿1個、チーズを少し、と言う昼食になりました。
テレビのニュースには加藤官房長官が映っていました。
コロナ関係の話をしていたようです。
少し元気の出て来た私は、
『今日の昼、ご飯は食べなかったけど、コロッケを食べた』
そう表現して、連れ合いの反応を伺いました。
ウンともスンとも反応なし。
〈俺も、昼ご飯は食べなかったが、焼うどんを食べた〉
そんな回答を期待した私でしたが、期待外れもいいところ。
最近、耳の遠くなって来た連れ合いは、私の言葉が聞こえなかった模様です。
ダメだ、こりゃ。
                     〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする