団塊Gの気ままな野菜作りと写真日誌

のほほんとした田舎暮らしの毎日。家庭菜園よりは少し規模の大きな野菜栽培やデジカメphoto等々・・・。

乳頭温泉黒湯に泊まること

2010-07-07 | 温泉
極めて寡作で知られる漫画家「つげ義春」が秋田県の乳頭温泉郷の黒湯に行ったのは69年と76年の2回のようです。特に鄙びた湯治場が御好みのようで主に東北、時には九州まで足を伸ばして秘湯巡りの旅をしていたようです。自分もそんな湯治場のような温泉がお気に入りです。

もう10年近く前の夏、知り合いに案内され八幡平周辺の渓流での岩魚釣りや米代川のアユ釣り等、キャンプしながら岩手・秋田方面を彷徨っていた事があり、その時に黒湯に立ち寄り入浴したことがありました、その鄙びた雰囲気をとても気に入って、又いつか行きたいものだと思っていたのですが、ようやくその思いが今回実現しました。

田沢湖駅から田沢湖畔経由のバスで50分ほど乗ると終点に着き、其処から更にじゃり道を歩いて20分ほど歩くと孫六温泉があり建物の横を通り過ぎ渓流の橋を渡ると黒湯の建物が見えてきます

乳頭温泉は黒湯の他にも超有名な「鶴の湯」や「蟹場温泉」「大釜温泉」「妙乃湯」などがありいずれも秘湯ムードあふれる湯治場です。それでもつげが訪れた時代と比べれば秘湯ブームや中高年の登山ブームなどで今は沢山の観光客が訪れる温泉場となっており、その昔、農閑期に湯治客で賑わった時とはかなり趣が異なっているでしょう。

以前は乳頭温泉の中でもこの黒湯が一番人気があったようですが今は「鶴の湯」が最も人気があるようです。
秘湯を扱ったムック本には必ず鶴の湯の露天の写真が掲載されていますからね。
黒湯も「つげ」が行った時と比べると変わってきていると思いますが依然まだ当時の面影を色濃く留めていると思います。


つげ義春の「黒湯」ペン画より

茅葺の屋根は半分なくなって改装されていましたが受付付近です


温泉は混浴の露天と打たせ湯のほか内湯、男女別の露天、打たせ湯などがあります。
あちらこちらから湯けむりが噴き出ており湧出する温泉の上に建物を建てたというのが黒湯です。
泉質は硫化水素泉で乳白色のコロイド状の湯の花が沢山ある温泉です。他にも単純泉(乳白色)の表示がある
所もあります。
流石に今は裸で外を歩く人は見当たりません、ここは打たせ湯

同じ角度で



地ビール(発売元は劇団わらび座でした。多角経営していることを初めて知りました)


ビールや地酒をしこたま呑んだ後ゆっくりと温泉に浸かり意識朦朧となって布団にもぐりこんだのでした
次の日は勿論、二日酔~い。いくつになっても懲りないGです

黒湯の夜景


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