まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

老々介護も限界か。

2020-06-26 22:40:07 | 日常
令和2年6月26日
「老々介護」とは要介護者を65歳以上の人が介護する状態を言うそうです。それが75歳以上であれば「超老々介護」というそうですが我家の場合は100歳の母を80歳の娘、姉が介護しているのだからの「超超の老々介護」というべきものでしょう。ところがここにきて姉の疲労度は増し一段と厳しい状況にあります。自宅で最期をみとることを思い頑張ってくれていますがもう限界かもしれません。病院の先生に言わせればお母さんより世話をしている姉の健康状態の方が心配と懸念されるといわれています。慢性的な寝不足により疲労が蓄積しています。幸いなことに母は自分で食事することができます。食欲もありますが最近ボケが始まったのか1日でゲームのルールを忘れできなくなりました。デイサービスに行ってもゲームの相手をしてもらえないので一人の時間が多くなり余り楽しくないのか行きたがりません。先月のショートステイから急に様子が変わりました。表情がなくなりました。ボケてわからなくなるまでは何とか自宅介護で面倒を見ようと頑張っていますが先のことはわかりません。昼間は友人たちの話の輪に入れてもらったり、歌を歌ったり、歩行器で何とか歩いてトイレにもいきます。できる範囲で洗濯物を畳んだりお茶の葉を刻んだりの仕事をさせています。でも一人にしておくと転倒したり、姿が見えないと姉を探したりするので危うくて誰かそばにいなければなりません。夜が問題なのです。頻繁に尿意を催しトイレに行きたがります。そばに付き添って寝ているので行くときには起こしてくださいと言っても、迷惑をかけたくないと自分で行こうとして漏らして寝巻や夜具を尿で濡らす。臭いが残るので何回も拭き掃除や洗濯する。夜用は何回も吸収できる厚手のおむつを着用し,姉が寝不足になるので「起きないでそのおしめの中にしてください。」と約束してもダメです。守れません。起こしては悪いと思い自分で起きて行こうとして間に合わず漏らしてしまう。寝ぼけていてうまく立てないので倒れてしまうと起こすことができない。大きなトドが寝ているようで、二人とも筋力がないので何時間もかかる。動かないようにベットに拘束するわけにもゆかず。かといって施設に入れると大勢の入居者がおられ、各人に手が回らないので放置されボケることになる。日々ぼけてゆき、行っても反応を示さなくらると誰も行かなくなる。かといってこのままでは介護者の姉の体がもたない。やさしくいいおかさんのイメージが介護疲れで疲れ果て、追い込まれ、憎しみの感情さえ起こしかねない、
姉の負担軽減のため土曜日の夜と日曜日は私が付き添っています。その時も夜中のトイレは失敗し漏らしてしまいました。大洗濯です。昼間はゲームをしたり、歌を歌ったり、体操をしたりして時間を過ごします。最近はピアノをたたくのが刺激になるようです。三度の温かい食事をとり、姉の友人たちとお話をしたり、遊んでもらったりしています。つくづくと祖母は「最後の幸せな老後生活者」です。できることなら私が週2回夜の世話ができるのなら姉の負担も軽減し良いのですが。まだ現役で仕事していますから無理かな。・・・・
私ならだれがお世話をしてくれるのでしょうか。即施設行きですね。
夜はおしめの中で済ませてくれたらだいぶ楽になるのですがよい知恵はないものでしょうか。
(写真は乾燥したドクダミ草を刻む仕事中の祖母と私です。)
追記
夜間頻尿の為、寝不足になることもあり、睡眠薬を調合されることもあった。介護施設でも睡眠薬を服用して眠らせているとも聞いた。副作用も起こりうるので自然の睡眠が一番であるがここに至っては服用も検討すべきではないでしょうか。
追記 2
昨日 姉から「大成功」との嬉しい連絡がありました。祖母は睡眠薬が効いたのか20時から翌朝4時までぐっすり寝て起きなかった。お陰で姉も寝れたし、本人もよく寝れたと言って起きたとのこと。今までは本人も夜中に良く起きたので寝不足だったのでしょう。漏らして汚すことも無くおしめを交換すればよいだけでまるで嘘の様です。大洗濯することもありません。万々歳です。良かった良かった。一安心です。これからもつづけてほしいものです。
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2 コメント

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「老々介護も限界か」 (hanasakimama)
2020-06-30 10:57:16
「超老々介護」ですか。
最期の瞬間まで慈しみお守りしたい願いも現実は難しいときもあります。
精神的に限界がくれば何か目をつぶらなければならない辛さがありますね。

私の友人は実父の介護で、関西圏から実家に戻りお世話をされましたが、2年ほど経つと足元がふらつき出し、夜中の徘徊が始まって華奢な友人には大きなお父さんを肉体的にも精神的にも支えられなくなりました。
温和な友人が少し憂鬱ぎみになり時には険悪な様相になって心配しましたが、施設のお世話になることを選択されてからは、又元の様にゆとりを取り戻していかれました。たった一人で介護に立ち向かう難しさを友人を通して知りました。

お姉さまには周りに協力する方々がいらっしゃいますので、精神的には大丈夫かと思いますが、80歳というご年齢を考えたら本当に厳しいですね。

お母さまは起き上がる体力があるので、本能的に起き上がり、又せっかく寝ている家族の負担を考えて体が先に動いてしまうのかなぁと、ふと夜中に思い浮かびました。
寝たきりになったら必ずオムツにしなければなりませんが、体が動く間は横になったままオムツでの排尿は難しいかもと思ってしまいました。
そこで、私も睡眠導入剤をおもいつきました。今朝、ブログを読むと追記に書かれていました。私も賛成です。
最近、睡眠導入剤は痴呆になるリスクがあると言われているようですが、お母さまの場合はご高齢ですし、まずはお姉さまの負担の軽減が大切だと思います。
夜ぐっすり休まれて、昼間に穏やかに過ごされますようにお祈りしています。
Unknown (fujio)
2020-07-01 00:18:39
賛同していただき有難うございます。姉の健康状態など、現実を考えれば仕方ないと思います。
昼間は十分に接触してコミュニケーションもとれているので大丈夫と思います。経験者しかわからない貴重なご意見ありがとうございます。
必ず良い方向に向かうことを信じています。

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