(府中町から高尾山(左の2つのコブ山)と呉娑々宇山(中央の高い山)を望む。)
(今回のルート図)
令和2年11月29日
今日の例会山行「呉娑々宇山」には会員13名の参加者がありました。
呉娑々宇山を「ごさそうさん」とは読みにくい奇妙な名前です。芸藩通史や歴史書には「五山荘山、御山荘山、五社荘山」と記してあり、この名前の方がわかりやすいのですがなぜ「呉娑々宇山」という漢字になったのかは不明です。
毎日,麓から眺め見慣れた山であり、トレーニングや登山道整備している山を皆様に案内できてよかったです。
今回の山行目的は広島湾・市街地の展望を楽しんでいただくことと、11月号会報巻頭言に記した「単独行のこころ」を実践していただくことです。単独行では事故は遭難につながります。そのため道迷いをしないこと。転倒をしないこと。危険予知をして緊張感を持って歩くことをお願いしました。その目的を達成した方には豪華景品をご用意しました。果たして結果はどうでしょうか。
今日のコースはJR安芸中野駅から水谷峡を経由,山頂に立ち、岩谷観音から水分峡に下り、JR天神川駅に至る約11キロ、6時間のコースです。歩数は29000歩ありました。
午前8時24分、安芸中野駅にて仲間を待つ。車中にて参加者名簿、資料の配布もしていただいたおかげで、自己紹介、準備体操を済ませすぐに出発。登山口まで3,7キロの舗装道路。体も温まりちょうどよい。登山道入り口には地元の人が駐車場、トイレが準備されています。水谷峡は奇岩や仏教遺跡、大日如来等の仏像が彫られ楽しく歩けました。後半は急坂です。
(頂上近くの広い大岩のバクチ岩で昼食をとりました。)
展望の良いバクチ岩で短い昼食をとり、地形のわかりにくい場所では迷ってはいけないので地図と磁石で進むべき方位を探査する勉強をやりました。高尾山の三角点が最高地点に設置されていないことも知りました。岩谷の観音さんから今日一番の絶景も楽しんでいただきました。そこに至る私が設置したはしごも登っていただきました。滑りやすい急坂も誰一人転倒スリップすることなく、緊張感を保った歩行のおかげで全員無事に30分遅れながら水分峡に下山しました。
体調の悪い方もおられましたが互いに助け合いながら和気あいあいにともに登山できたことを喜びました。バス乗車まで時間がありましたので全員参加で完歩賞の抽選会を行いました。軽アイゼン、レスキューシ―ト、簡易スト―ブ、クマよけ鈴、非常笛、利尻海産物、カレンダー等を景品に差し上げました。またそれら単独行の必要装備やツェルトの使用方法のミニ講習会も実施出来ました。町内循環の椿バスに乗車、JR天神川駅から午後4時46分発の列車に乗車、無事に福山に帰えられました。
天候にも恵まれ,気持の良い山行が出来ました。
ありがとうございました。
(景品をゲットされた6人の皆様。おめでとうございます)