まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

岸田文雄新総裁、性格は変えられるか

2021-09-30 20:14:53 | 日常

令和3年9月29日
ついに広島の岸田文雄氏が自民党の第27代総裁に選出されました。
地元広島の私としても「おめでとうございます。」と言いたいところですがとてもそのような重責を担える人材とは思いません。直ぐにいきづまり馬脚を現すことになるでしょう。
性格はすぐには変われません。
私は彼の人柄を判断するに次のことしか印象にありません。
2019年7月参議院選挙。自民党地元県議は岸田派の重鎮。溝手顕正氏を応援、自民党本部は河合杏里氏を応援する分裂選挙となりました。自民党本部は河合氏に1億5千万円を提供し、当時の安倍首相をはじめ菅官房長官、二階幹事長糖そうそうたるメンバーが応援に駆け付け安倍事務所も秘書を総動員して応援しました。その時こともあろうに岸田文雄氏は自派の所属議員の対抗馬である河合氏の応援演説に立ち、地元県議からは何たる裏切り行為かと非難され選挙戦は勢いを失い、溝手氏は敗北しました。おそらく、言うことを聞けば安倍首相から次期首相を禅譲するとか、おだてられ、また言うことを聞かねば大変なことになると脅かされたのでしょう。この結末を見れば、彼は喧嘩する情熱も人情も信念をつらぬきとおす意思のない男としか思えません。このような人物に重責は任せられません。「聞く力」に優れるといいますが八方美人では首相は務まりません。今度の総裁選挙も安倍、麻生氏の応援があって総裁になったのですからの自分では何も決められない悲しき操り人形となることでしょう。
彼の試金石となる出来事がまじかに迫っています。
次期衆議院選、山口3区では現職の河村建夫氏(二階派)に対し、岸田派の重鎮 林芳正氏が「参議院では総理大臣になれない」として鞍替えして出馬、議席を争うことになりました。
山口では林家と安倍家とは因縁のライバル。当然、安倍氏は河村氏を応援します、総裁選挙の地元票は岸田氏が取りました。林氏の力が安倍氏に勝ったということでしょう。
国政では安倍氏の操り人形、山口3区では安倍氏と対決する自派の林氏を守れるのでしょうか。
それとも安倍氏に屈して仲間の林氏を裏切るのでしょうか。
そうなれば自派の議員からも信頼を失います。
広島の二の舞はできません。
全国民が彼の一挙一動を見守っています
決断の時はもうすぐです。

二階氏に任期を定め引退を迫ったことで岸田氏の性格は変わったとの意見がありました。
半面、安倍氏の入れ知恵との声もありました。
国民のためになることをするとの決意で信念を貫けば結果として「岸田は変わった」と国民に評価されます。
すべての責任は自分のある。変わってください。ご健闘をお祈りします。
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伯耆大山さん、立派になったね。

2021-09-28 12:51:53 | 日常

(斜面崩壊の虞があり内側に移設された弥山山頂標識。最高地点は剣が峰1729mです。)
令和3年9月25日から26日
今日は本来なら上高地に向け出発しているころなのですが槍ヶ岳群発地震で落石事故が相次いで発生したため残念ながら中止としました。
地元の警察や関係個所に照会したところヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘間は立ち入り禁止となっているがそれ以外の登山道は規制されていない。行けば登れるのです。
奥又白から5・6コル間はまだ情報がないので不明とのこと。
我々の登るコース、奥又白池までは落石の危険は少ない。問題は5・6のコルまでのトラバースルート。中でも奥又白沢と核心部のトラバースが危ない、地震が続き落石の危険があれば、その時は中止すればよいと考えていたが直後に撮影された現場の状況、砂埃を上げて大岩が転がり落ちる様は衝撃的です。北鎌尾根では稜線上の岩壁が崩れ落ちる決定的瞬間のユーチューブの画像が公開されていました。現場にいた登山者は直ちに撤退、下山するが知らない登山者は続々と登ってゆく現場に遭遇したものには理解できない行動でしょう。
我々は訓練も予定通り行い、装備のパッキングも終え、あとは行くだけのこの時。家族のご心配はとてつもない。それを無視してなぜ行くのか。家族に余計な苦痛を与えて遊びに行く。そのようなことは許されない。熟慮の末22日中止を決定した。
私の気落ちした様を察してか上高地に行く代わりにみんなで大山に行きましょうということになり、急遽段取りをしてくれました。
大山山頂の弥山は標高1709m、年間6万人を超える登山者が昇る中国地方最高峰の山です。
大山登山は5年前、,八ッ峰縦走の訓練に来て以来です。
25日、朝7時過ぎ福山を出発、東城経由で南光河原駐車場に車を置き出発。


(遭難碑は登山口から少し上った阿弥陀堂のあたりの登山道沿いにあります。お参りして登るとよいことがありますよ。)
いつもの通り大山遭難者慰霊碑にお花を手向け無事な登山を祈る。1合目から6合目まで登山道がきれいに整備されていました。

その工事は半端ではありません。それは大山山岳環境整備計画というものにもとづいて行われています。「国立公園ステップアッププログラム2020」を策定、インパウンド対応の取り組みを計画的、集中的に実施し日本の国立公園を世界の旅行者が長期滞在したいとあこがれる旅行目的地に整備していく世界基準のプロジェクトです。これから登る夏山登山道整備事業に3億1千万円、6合目までの計画は完成済みです。

(かっては道幅もせまく足場の悪い6合目下の登山道がこのようなきれいな階段となりました。)
今回行ってませんが行者谷登山道も完成済みとのことです。頂上木道も移転予定で8合目からの木道は工事中でした。最新的な立派な木道です。

【6合目避難小屋、登山者数が多く利用者の多い割には狭いですね)
山小屋の改修も進み、頂上避難小屋、6合目避難小屋、ユートピア避難小屋も終わりました。、あの煙がまん延した懐かしい石造の駒鳥小屋新しく改装されました。6千6百万円もかけた立派な山小屋ですから行ってみたいところです。これらの山小屋整備に3億円余り、国と県都が折半の約3億円の負担です。安いか高いかは人それぞれですが快適さに鑑みれば安いと感じました。広島の原爆遺跡被服支廠の保存費用が約100億円といいますから安いものです。これだけの立派な工事ですから我々も現在社会実験中の大山入山料一人当たり500円、全員で3000円を気持ちよく支払いました。これだけ立派な工事がしてあれば積極的に支払わせてくださいという心境になるでしょう。期間は今年6月4日から10月31日までですがまだ160万円程度とちょっと少ないですね。ぜひご協力ください。
引き続き登山道についてみれば、かっての登山道のような段差はありません。丸太1本か2本分の段差ですから20センチ以内。勾配も緩やかで均一の勾配がついていますから、まず地面を平たんにならしてから丸太を設置されたのでしょう。大変な土木工事です。今までの登山道は溝状に掘れて狭くなったところ、段差の大きなところもありましたがすべて解消。道幅もすべて1,6m以上が確保されていますから広々として快適で疲れません。それが延々と6合目までつけられています。
このような快適な登山道は見たことがありません。登山道の段木により土砂の流失を防ぎ、登山者にとっても快適に登れる。まさに最先端で理想的な日本一快適な登山道です。ただ残念なことは防腐処理がされていませんから耐用年数は10年程度でしょう。

【2合目付近のモノレールです。)

(5人乗りです。どのような姿勢で乗るのかな。作業員さんは背負い子に荷物を負っていました。)
工事にお金がかかる理由。工事に従事する人のためにふもとの循環道路から5合目までm5人乗りのモノレールが設置されていました。それでもその上の5合目から9合目の木道現場まだは歩かねばなりません。

9合目の木道現場付近には工事資材を置くため広い仮設ステージが設置されていました。天然記念物のキャラボクを傷めないように、その上に作るのですから大変な作業となったことでしょう。

また、登山道完成後も道のメンテナンスをしておられました。「ご苦労様。ありがとう」と感謝の言葉を述べ通過しました。登山者も多く大変混雑していました。子供さんや年寄りも多くすれ違いに危ないところもあり、「登山のマナーはのぼり優先ですよ」と声掛けしたのは2回のみ、多くの若者たちも道を譲ってくれ「グットマナー、ありがとう」と声掛けして登りました。実に気持ち良い。これも快適な登山道のおかげで気持に余裕が生まれたにらではないでしょうか。
6合目避難小屋もきれいに改修工事が終えられ、5から6人の小さな板張りの土間、2階にも1畳くらいのスペースがあります。入り口横には快適な携帯トイレブースも設置されています。
頂上避難小屋も内外装が改装され、何よりトイレが水洗になりあの強烈なにおいがなくなり快適でした。雨水を循環しているようです。

頂上の弥山標識(1709m)も安全な場所に移設され、3段の広い快適なステージが設置されていました。何もかも改修され見違えるように立派な施設になりました。大山は自然環境保護運動への関心が高く一木一石運動でふもとから頂上まで石を待ちあげたり、浄化槽の汚泥の麓への運搬運動などにも多くの登山者が協力した賜物でしょう。

「休暇村奥大山」のこと。
かって登った烏ヶ山登山口にありました。
中腹をめぐる循環道路が通行止めの為行くのに時間がかかりましたが宿舎は人影もなく静かでした。早速お風呂に入り一汗流し、夕食会場に行きました。

(たくさんの種類があり食べられるかと心配しましたが全部食べました。満足です。)

ズワイガニは別注文。見た目も豪華です。初物でした。)
何と一杯の人だかり、コロナ禍でガラガラにすいていると思いきやどうしたことでしょうか。料理も山の幸、海の幸に加え、バイキングやズワイガニ1匹付ですから食べきれないほどの量でしたがおいしくて完食、大満足でした。

さらにびっくりしたことは、食後、デザートやアイスクリーム、コーヒー等をお部屋にお持ち帰りいただいてもよいとのことで食堂の入り口前に置いてありました。価値ある「おまけサービス」です。ダメ押しのサービスです。これで満足度はアップしました。
だからリピーター客が多いのではないでしょうか。努力の賜物ですね。
このことは日常の仕事においても言えることです。普通のサービスはあたり前のこと。
さらに相手のためになら何かの娑0ビスを追加できれば相手もビックリされてフアンになっていただけることでしょう。このおまけサービスの様に

(若いころの画像で若返りました。たまにはいいものです)
お部屋に帰り持参した過去の山行のCDを見ながらお茶やデザートを楽しみました。
翌日は朝ぶろに入りゆっくり食事をとり、大山の展望台として名高い三平山を縦走して帰りました。
混雑したのに2日前によく宿が取れましたね。あのズウイガニも1日5組限定とのこと。
雨も降らず数々の幸運にも恵まれ本当に楽しい山旅でした。感謝、感謝

(朝鍋鷲ケ山から三平山を縦走しました。6㌔、4時間のコースです。急坂もあり軽アイゼンが欲しいところです。)
幹事さん、皆さんありがとうございました。

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今年の彼岸花は

2021-09-21 23:33:20 | 日常

令和3年9月20日
今年の彼岸花はいつもよりも1週間も早く満開になりました。花の咲く時期に影響しているのが地熱と言われますからこの夏がいかに暑かったのかわかります。
我が家では白い花が咲いていますがここ黒瀬の姉の家の敷地に置かれたお墓の周囲には真っ赤な彼岸花が咲き誇っています。
彼岸花は田んぼの土手とか山野にも咲いていますが墓地の周囲に咲いているのが一番似合います。
淋しい墓地には情熱的な赤い彼岸花がよく目立ち、生き生きとした華やかさが眠っている御霊を喜ばせてくれることでしょう。
この場所では曼殊沙華と呼んだ方がふさわしいですね。

今日はいろいろなことがありました。102歳の元気な祖母がどうしたことか体調を崩し、急遽、明日から近所の病院に入院することになりました。
コロナ禍であり入院すると面会も当分できませんから親戚縁者の皆様がお見舞いに来てくれました。
久しぶりに会う人もあり会話が弾み、祖母も元気なエネルギーをもらいました。早く回復することでしょう。

それから、昨日夕方、この週末に計画している「奥又白池から5・6コル」山行、上高地の近所、飛騨地区で震度4の地震があり多くの登山者が落石等で遭難事故を起こしました。
群発地震ともとれるし大きく報道されています。松本警察や山小屋に確認すると登山道等の登山規制はされていませんが、遭難直後であり、正確な情報確認がなされていないので、行くべきか、行かざるべきか判断に迷うところです。
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充実した訓練山行の一日。

2021-09-12 20:21:15 | 日常

(三分の一システムを学びました。ここまで出来るとは初心者講習会ではありません。頼もしい仲間たちです。)
令和3年9月12日
今日は今月末に予定している「奥又白から5・6コル山行」の訓練を天応岩場のアイゼン尾根で行いました。
今回のルートはバリエイションルートで私にとっても未経験のルートです。
過去の記録を見てもその内容について詳しく記したものがありませんから多分大丈夫と思われますが最悪のことも考えてできうる限りの対策を取りました。
ルートもわかりにくい上に5・6コルの手前には危険なトラバース箇所があるらしいというのでそのトラバースシステムを学習するためのものです。
8時墓場前の駐車場集合予定でしたが20分以上前には既に到着済です。駐車場も満杯で10台以上駐車中。6パ―ティくらいが登られました。
仕事は段取り8分」と言います。昨日午後、仕事を終え現地で確認していましたからスムーズに進行出来ました。
安全なトラバースシステムの構築の手順、それに伴いブルージック、クレムヘイスト、バックマン等のフリクションノットのやり方、有効性を確認しました。
もう一つ重要なことは環付カラビナを使用してムンターヒッチ(半マスト結び)でトップを確保したり、懸垂下降で降りる方法を学びました。女子が急斜面の男性を引き上げる時、体重が重くて女性の力では引き上げられないことがありました。
教習外の課題でしたが疑問があれば直ちに答える。引き上げる力を軽減するため三分の一ライジングシステムを伝授しました。これなら女性でも楽々に引き上げることができました。そのシステムに必要なオートブロックノットも覚えました。
実際にやらないといざというとき出来ないので全員に納得できるまでやっていただきました。
ここまで来ると初心者の講習会のレベルではありません。

(クライミングで岩場を登り集中力を培いました。)
知識を覚えればあとは実践。アイゼン尾根のとりつきの急斜面でフリクションを利かせた登攀方法とムンターヒッチで懸垂下降、更にザイルを結んで岩場で登攀訓練を行いました。
今回の訓練は稜線等の水平距離を歩く現在の登山からザイルを使用した高みを目指す垂直の登山開眼の転機となることでしょう。

(わずかな一滴を人数分に振り分ける。やり直しはできません。冷や汗が出ます。これが熟練の技なのでしょう。)

(一滴に心を注ぐ、まさに真剣勝負の心境です。)
帰路、前回の栂海新道の喜寿パーテーのお礼の意味もあり、姉の協力のもと黒瀬町の自宅に立ち寄らせていただき接待させていただきました。姉の友人、お弟子さんが3名来られて食事やお茶会の準備されていました。なかでも一番印象深いことは小川流の煎茶のお点前を披露していただいたことです。
わずか一滴のお茶を飲み干す。この一滴のなんとふくよかな香りのすることか、これこそお茶の神髄です。同じお茶でも2番茶 3番茶では味が違います。これについては全くの門外漢ですから付き添いの補助者の方にわかりやすく解説付きで教えていただきました。和やかな中にも真摯に向き合っておられる姿に感銘を受けました。
その後過去の涸沢の紅葉や栂海新道のCDを観賞、今回の計画を確認しました。
登山の安全のためのルールもお茶の作法も相手が素人だから、また容易な山だから適当にやればというルールはない。厳密にやるべきルール・作法は一つしかない。それを守れないから遭難事故が起きるということを再認識しました。
本当に充実した良い1日でした。
皆さんお世話になりました。ありがとうございました。

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