まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

念願の赤谷山(2260m)に登る。

2023-09-27 23:49:22 | 日常
赤谷山山頂です。
令和5年9月23日から24日
赤谷山。どこにある山かご存知ですか。
北陸、富山の名峰・剣岳に連なる山で「剣ダンチョネ節」に「剣見るなら赤谷尾根でよ」と詠われた山です。
この歌詞に惹かれて赤谷山にきました。
しかし、無名の赤谷山ですが麓の馬場島から頂上までは標高差1,500mあり、穂高に例えれば横尾から奥穂高岳や槍ヶ岳を1日で往復する距離さらに登山道も整備されていませんからたやすい山ではありません。
この辺りでは「谷」を『たに」ではなく「たん」と発音します。

『えぇー、広島から来たの・・、こんなしょうもない山に・・・登る山はたくさんあるのに・・・」
ブナクラ峠で出会った地元山岳関係者の言われた言葉でした。
「剣岳は何回も来ました。高齢なので最後にここから剣岳を見たくて来ました。」
「案内しましょう」とは言われませんでしたが内心では我々の意図が分かり、「よくぞきくれた。」と嬉しかったのではないでしょう。
笹薮をかき分けて登つていると後から追いついてこられ、反対側の猫又山の山頂のカールのことを話されました。
更に、迷わないように道しるべのピンクのテープを目印につけて先に行かれました。
お陰で迷わずに山頂まで登れました。
頂上で待っていていただき景観を説明していただきました。
本当にありがとうございました。

また山頂では長時間待っておられ、後立山連峰などの展望を説明していただきました。
確かお名前は「富山の山田さん(?)とお聞きしましたが、本当にありがとうございました。
後日調べてみれば、YAMAPの「お近くにいた人」として「トトルル」さんとして登場されている方でしょうか。

それにしても山の神様は素晴らしい演出をしてくださる。
頂上に着いて初めて剣岳の雄姿が見れる。
途中では全く姿が見えずまだかまだかと気をもませたが、最後に頂上の平坦部に着くと突如として姿を現し憧れた気持ちを一気に爆発させる。
大感激でした。
本来なら予定が大幅に遅れており途中で中止、撤退の判断をすべきところですが仲間の力量がわかっていたからこそ出来た1日の行動時間過去最長の16時間52分という記憶に残る山行でした。
通常の歩行時間の50%増しの時間でした。
私のわがままで本当にご迷惑をお掛けしました。

第1日目
福山東IC 5:30==13:22立山IC 食事、明日の下見をして馬場島荘 距離585㌔
第2日目
馬場島荘 3:11・・・8:11ブナクラ峠8:42・・・11:48赤谷山12:30・・・14:56ブナクラ峠15:18・・20:03馬場島荘20:30=(「湯めごごち」(0764-64-2600)にて入浴、食事)=立山IC23:00
  YAMAPの記録では。「時間16:52、距離15,5キロ 上り1650m、下り1648m   ペース70から90、ややゆっくり」
第3日目 
  福山着7:30(山陽自動車道、赤穂トンネル通行止めのため1区間迂回)

今回のメンバはいつもの通りですが各人多忙のためか年1回の同窓登山です。
今回は1人新人が加わり7名(男4人、女3人)です。
但し、今回は私が6月に変形性膝関節症になり歩けるかどうか懸念されましたが筋トレに励み何とか間に合いました。
ひざ痛はその日、その時調子次第で時間の予測が立ちませんでした。
過去の記録や、YAMAPの記録を参考に計画しましたが不安でした。
そのようなわけで出発は午前3時。星がきれいでした。
工事現場ハウスのある登山口までは舗装道路を歩きます。
ここで最初に堰堤があり長い鉄製の梯子をのぼることになっていたが今は「大ブナクラ谷復旧工事」の仮設道を上る。かなり上ると右側に登山道の入口らしきものが見える。
工事の看板で登山道の標ありませんがここが登山口です。
帰路、この標識に「赤谷山登山口」のテープを貼り付けました。
中間点の岩小屋です。
川に沿って登山道が作られています。時には川の中を歩くところもあります。
目印は大きな岩小屋、10人くらい入れそうです。
ここが登山口とブナクラ峠の中間地点。
きれいそうでも浄水器を使用しました。
戸倉沢(1400m)で水補給。
浄水器で谷川の水を補給。今は便利なものがありますね。
熊鈴はストックのベルトにつけるとよく鳴ることを学びました。
中央部がブナクラ峠、左がごろ石帯です

ゴロ石地帯を乗り越えると峠に出ます。
ここまで登ってきた方はみんな猫又山の方に上られました。

ここから赤谷山までは文字どうりの藪漕ぎの連続でした。
地元の方が登らないわけが理解できました。
笹が生い茂り道がわかりません。
両手でかき分け、踏み跡を確かめて歩かねばなりません。
一面の笹原にピンクのテープがあればそこは転換地点、ササをかき分けて踏み跡を捜します。助かりました。
まっすぐ直進すると違った方向に行き迷いますので。。。
谷筋を詰めるとようやく尾根に出ますが山頂はまだまるか遠方。
過去の記録では、がれ場でロープが必要な個所が3か所と書いてありましたが現在はそこを通行せず、横の笹原に迂回路が作られていましたのでロープは必要ありませんでした。
ただひたすらに急な笹原を上ると平坦地となり山頂標識とお地蔵様がおられました。
目の前には剣岳の大きな山塊とその手前に池の平山の山塊その間の谷間が小窓と大窓です。
剣岳にはもう20回近く登りました。
別山尾根,長次郎谷,源次郎尾根、八ッ峰,チンネ、池ノ谷、早月尾根、北方稜線、何度も登りました、何回もビバークしました。
その都度、いろいろな困難課題もありましたがそれらを克服しての登山ですから感激もひとしおでした。
今、目の前に私を鍛え育ててくれた剣岳の峰々を見ると本当にありがとうございましたと深く頭を垂れる。
今回登れたのも仲間のご支援の賜物です。本当にありがとうございました。
仲間が言う。
「今回の登山も最後まで長時間登山という課題を与えてくれて、いかにも剣岳らしい登山でした。」

      剣ダンチョネ節

1, 夢に描いた、剣の山によ
     意気と力でね ぶちあたる よかね
2, 剣見るなら 赤谷尾根でよ
     大窓小窓にね 三の窓 よかね
3,窓に数々 窓はあれどよ
     剣の大窓ね 日本一 よかね
                以下省略


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく彼岸花咲く

2023-09-22 17:14:42 | 日常

令和5年9月21日
お彼岸の時、時をたがわず咲いてくれる彼岸花。
この夏の異常な高温のためでしょうか郊外の畑でも見れませんでしたが我家の庭先にようやく1輪咲いてくれました。
いつもより1週間以上遅いようです。
地表の温度により咲く時期が違うといわれますから当然のことでしょう。
これなら今年の紅葉も同じように遅れるのでしょう。
紅葉の方は気温が8度以下になると紅葉が進むといわれています。
今週末に行く赤谷山の山頂の最低気温は2℃とのこと。
最近は暑さも和らぎましたが紅葉の時期には少し時間がかかることでしょう。
安曇野のリンゴ園からは今年は開花時の霜害により収穫量が半減し、5キロ箱の販売しかできないと連絡が来ました。
温暖化の影響は徐々に表れ対策が求められます。
30年後には今は生産していない北海道がリンゴの産地になるとのニュースもありました。
海水温が高いのでさんまも取れず、一方北の漁港では下関が本場の河豚が多く捕れるとの報道もありました。
これらは些細な一例で身の回りをみればいろいろなところに変化が来ているのでしょう。
しものせk

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嬉しい敬老の日

2023-09-17 22:42:59 | 日常

令和5年9月17日
今日夕方、町内の方が来訪されました。
いつものように何かの寄付金でも集めに来られたのかとおもいましたが「ここにサインしてください」といわれました。
敬老祝い金が支給されるとのこと。まだ私は正確には来月が誕生日でまだ78歳。
「数え年」で計算しますから80歳になり該当しますとのこと私ももうこのような年齢になったのかと感慨深いものがありました。
同じ町内では5人ばかりおられるようです。

今日は朝から岩谷観音登山道の整備を行いました。
昼飯も食べず8時から午後2時まで作業したので熱中症のようになりました。
登山道の入り口付近の石段のところで不規則な形状で歩きにくい所2か所にコンクリートを打ち形状を整えました。
これが2か所と木製の段木を3か所設置、土嚢袋の交換を5か所、歩き易くしました。
今日は休日のためか家族ずれの方がたくさん登られました。
私が設置した杖も使っておられます。
役立っています。
皆さん「ご苦労様、」「有難う」、「らくにあがれてよかったです。」と声をかけてくださいます。
みなさんに喜んでいただき私もうれしくなり、ますます力が入ります。
もう一件気が付いたことがあります。
以前、我家の「アジサイ」を登山道わきに植えて皆さんに見ていただきたいと思い移植したことがありました。
それが翌日には根こそぎ持ち去られていました。
何とひどい人がいるものだ。盗難禁止の注意書きでも書きたい気持ちで人間不信になりました。
そのアジサイの手入れした時の葉枝がのこっていたので挿し木にして育てていました。
それを昨日移植しました。
今日行ってみると葉っぱがなく茎が掘り出されていました。
犯人がわかりました。
犯人は人ではなく鹿でしょう。
アジサイの若葉は柔らかく格好の食べ物ですから山ではとても育てられないことがわかりました。
人間不信から解放されてよかった
「さつき」の苗木は無事でしたから今日、日当たりの良い斜面に挿し木して育てた苗木を10本ばかり移植しました。
水やりもできませんからどの程度生き残れるのでしょうか。
今後も継続すれば何本かは生き残ってくれることでしょう。

もう一件。孫たちが敬老のお祝いの電話をくれました
母親の娘がさせたのでしょう。
よく躾をしています。
嬉しいことです。

敬老の日も普通は高齢者にとっては「冥土の旅の一里塚」のようなもので嬉しくも何ともありませんがこの度は嬉しい敬老の日でした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変形性膝関節症 ・改善のための筋トレ方法

2023-09-06 21:26:33 | 日常


(筋トレ 3点セット。左からタオルを巻いた枕、ボール、伸縮ゴムベルト)

令和5年9月6日
最近よく聞く言葉、「変形性膝関節症」今年の流行語大賞となるのではないでしょうか。
高齢化に伴い膝を痛める方も多いのでしょう。
テレビや新聞の広告にもよく登場していますからそれだけ膝の悪い方が多く、関心が深いのでしょう。

私も膝痛で診察してもらうとこの病名を告げられました。
今年5月の例会山行、大和葛城山の時は普通に歩けました。
今までは山歩きをして多少痛くても数日すると回復していました。
今回は治りません。
年齢のせいでしょうか。
その後、更に右膝に痛みを感じるようになりました。
6月18日,大万木山から琴引山縦走の時にも多少痛みはありましたが8月には南八ヶ岳縦走を控えており、どの程度の速度で歩けるか試すつもりで歩きました。
何とか標準の速度で歩けましたが腫れがひどくなり膝も曲がりにくく、痛みが増したので翌日病院で受診しました。
レントゲンを撮り、「変形性膝関節症」と診断されました。
膝蓋骨(膝のお皿)の間隔が少なく、炎症をおこしているため痛いのだといわれました。
重症になれば手術が必要ですがまだ軽症なので、体重を減らし、筋トレを行い膝の筋肉をつけて負担を軽減すれば直るといわれました。
たちまちは腫れがひどくて曲がらないので少量ですが2回ほど膝の水を抜きました。
その後2回ほど注射をして痛みの軽減を図りました。
痛みが軽減してきたので今度は右膝のリハビリ、筋トレ治療を開始しました。
元来、O脚の為膝に負担がありました。
今回の原因は右足の内側の筋力が低下しているとのことなので毎日30分筋トレやストレッチに励んでいます。
週2回病院で治療、週2回トレーニングルームで90分総合的なトレーニング、毎日自宅で30分筋トレ、少しでも毎日続けることが大事なのです。
8月20日から続けています。
まだ短期間ですが日に日によくなるのがわかりますから練習を続ける力になります。

あと2週間後、ダンチョネ節で名高い赤谷山に登り、念願の剣岳を見る山行を予定しています。
10から12時間歩かねばなりませんが何とか普通の時間で歩き、仲間に迷惑をかけないようにするため訓練を続けたいと思います。

主な筋トレは
1,膝の下にタオルで枕を作り、膝に力を入れかがとを延ばし、枕を潰すように押さえつける。
5秒くらい力を入れ、30回程度行っています。

2,膝にボールを挟み、膝に力を入れボールをつぶす。

3,両膝をゴムバンドで縛り、膝を開く。
  横向きに寝て上に脚を開いてもよい。

4,さらに、実際に歩くとき膝の周囲に痛みや不安があればキネシオテープでテーピングをすると安心して歩けます。

今は痛くなって治療のため筋トレしていますが、平素から筋トレすれば膝筋肉も強化され安心して歩けるようになります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする