平成30年10月21日
今日は秋晴れさわやかな天気で、町内会は秋祭りの笛や太鼓がにぎやかに鳴り響き、各地でいろいろな行事が目白押しです。本命は蒲刈島の朝鮮通信使の行列を見物に行きたかったのですが午前中仕事が入りましたので午後から近場の13旅団の創立行事に行きました。午前8時30分からの開始でしたが大勢の観客で駐車場は大混雑、海田市駅や矢野駅から10分間隔でシャトルバスが出る人気。昔、上司の方が陸士出身だったので高いところから観閲行進や迫力ある実戦訓練の模擬戦を見たことが思い出されました。1キロ余り離れた中学校の臨時駐車場に車を置き歩いて行きました。入場して驚いたことは車両の多いこと。トラックやジープ、ブルドーザー、作業車等。通路には各種の売店があり長い行列ができていました。音楽隊の野外コンサートも演奏されていました。飛び入りで指揮者を演ずる催し物もありました。地元の高校生のブラスバンドも飛び入りで参加されました。いろいろな体験コーナーがあります。例えば土嚢作り、人命救助コーナーでは音波探知機、空気ジャッキー、油圧切断機、降雨体験、極めつきはショベルカーの運転,隊員が付き添って土砂の掘り起こしを行います。戦車やヘリコプター、機関銃や迎撃ミサイル,手術車等の装備品が展示され、一部は乗ることもできました。戦車の上に乗りグランドを駆け回りました。迫力あります。そうそうレンジャーの訓練や壁を登る体験もあります。地元ですから家族で来ている人も多くありました。隊員の書画や写真、工芸等の文化活動も展示されていました。建物内のあちこちに悩み相談のカウンセラーの展示物が目につきました。今回気づいたことは本物による実体験、子供にとってめったにできないことですから興奮したことでしょう。現在自衛隊は災害派遣などには第一番に出動し、献身的に救助に当たってくれ国民から感謝され認知度・好感度も高まっています。しかし最重点は国防であり他国の侵略から国民を守ることでありれっきとした軍隊でありそのために厳しい訓練もされています。戦うための兵器から、道路や橋を作るための建設機械、負傷者治療するための病院車、生活をするための食堂や入浴施設、自己完結型のあらゆる設備が整っています。それらの施設が災害の時には流用され役立っているのです。日本の国防費用はいくらかかっているかご存知ですか。約5兆円です。平成29年度の予算規模が98兆円です。文教費と同じ程度。公共事業費が7兆円です。アメリカは日本の14倍、中国は5倍、世界的には8位、フランス、ドイツと同じ程度ですがGDPが3位の国力としてはやや低いといえるのではないでしょうか。断トツ1位のアメリカを支えるのは軍事産業。圧倒的な規模でその兵器の売り込みを図るため各国に戦争を売り込む必要があるのでしょう。それが証拠に、今話題のサウジアラビア、GDPに対する軍事費の割合は日本の13倍で断トツ1位、アメリカ軍事産業のお得意様ですから反対できないのでしょう。
(写真は74型戦車の試乗会、長い行列ができていました。この戦車は旧型ですが1台4億円、新型は10億円だそうです。お金がなければ戦争はできませんね)