まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

辺境文化セミナーと小林由佳コンサート

2010-11-27 21:33:47 | 日常
平成22年11月27日(日)
午前中に外科で電気治療を受け、午後から県岳連主催の辺境文化セミナーに行きました。今回は日山協創立50周年事業と協賛で運動生理学の大家、山本正嘉氏の講演と谷川岳の遭難の記録映画の上映がありました。講演は身近な内容で具体的でよく理解できました。久しぶりに会う仲間の懐かしい思いとみんな年をとったなあと感じました。映画は昭和32年製作の古い映画でした。懐かしいキスリング、服装、装備でしたが谷川岳の風景はまったく今と同じ新鮮でした。不思議な対比でした。自分のことは棚に上げて恐縮ですが、参加者はみなご年配者で老人会の会合のようであり愕然としました。今日ここにいる仲間を見るに付け県岳連10年先には一体どのようになっているのでしょうか。
その後、小林由佳のファイナルコンサートに行きました。
小林由佳という歌手はご存じない方も多いと思います。
私も知りませんでしたが11月24日の中国新聞の記事を見て知りコンサートに参加しました。新聞に掲載されたので大勢の方が参加されると思っていましたが会場は40人が入れば満杯という小さな会場でした。彼女は生後すぐに難病と分かり昨年6月、後1年の余命と宣告され6月10日の母の誕生日までは生きている限り歌い続けようとがんばり、余命1年後の6月11日、それ以降は応援してくれた「一人一人へ」感謝の気持ちを届けるため「全国ありがとうツアーで10箇所をまわり、ここ広島がラストコンサートの会場でした。
いつまでの命か分かりませんが最後に命を輝かせ充実した毎日であることでしょう。
最後の最後まで輝き続けて生きぬいてほしいものです。
妻を余命宣言されて亡くした私には彼女の気持ちが分かります。
いかに生きるべきか教えられたコンサートでした。
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[はやぶさ」帰還カプセルを見物する

2010-11-23 21:16:03 | 日常
平成22年11月23日(火・休日)
午前中、小学生の旅行カバンを広島駅から宮島の旅館まで運搬する仕事が入り、つかの間の安芸の宮島の紅葉を楽しみました。宮島に行ったときは登山道の状況調査と駒ヶ林の大岩壁を偵察しようと思って装備も準備していましたが、呉の大和ミュージアムで開催中の「はやぶさ」が今日まででありどちらにすべきか迷いましたが、全国初であり、今日しかないのでそちらに行きました。予想どうり会場周辺は大渋滞、会場も50分待ちの長蛇の列でした。本物の見物時間は2から3分でしたがあのすごい仕事を成し遂げたカプセルと思うと感激です。幾多の困難を乗り越え7年間も飛行し、小惑星「イトカワ」から岩石のかけらを持ち帰ったのですから凄いですね。
 帰路、天応烏帽子岩山の登山道の整備で遣り残したところが気になり立ち寄りました。時間も余り無かったのでクライミングはできませんでした。広場の駐車場で日本山岳会の方に会いました。メンバーの平田さんにも会い、岡谷さんもなめらの落石の危険のある岩については留意しているといっておられました。先週私と稲居さんがセメントをしたことも見ておられた。最終的にはボルトで固定する必要があるといわれました。
私は段木など6箇所設置して登山道の整備をしました。全部で56箇所これで一応の工事は完了しました。
下山中のクライマーからも良くなったと喜んでおられました。良かった、良かった。
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観音様の花台を設置

2010-11-18 16:16:48 | 日常
平成22年11月18日(木)
前回お供えした生花の置き場所が貧弱なので沢山お花がお供えできるよう観音様の石造の前に花を置く架台を作り今朝設置しました。
タイトルは「観音様をお花で飾りましょう」と記しました。
6セット生けられるように作りました。たちまちは生花1セットと造花2セットですが見栄えは上々です。6セット全部そろえば豪華なこと請け合いです。
登る楽しみがまた増えました。観音様も喜んでくださることでしょう。
   「おん あろりきゃ そわか」
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一条戻り橋・下鴨神社・山仲間の急逝

2010-11-13 10:14:10 | 日常
平成22年11月9日(火)
急遽京都に行く仕事が入り、チャンスとばかり予ねてより願望していた一条戻り橋、下鴨神社に行ってきました。
「戻り橋」は京都市上京区の一条通の堀川に架けられた橋です。ドラマにもよく登場する有名な橋です。出征兵士などがこの橋を渡れば再び生きて戻ってこれるというので願いを込めてわたったのでしょう。今回見たのは清明神社にある実際の部材を使用して再現したミニチュアの橋でした。本物の橋は近くの堀川のかかっているそうですが帰ってからそのことを知り次回には是非本物の橋を見に行きたいと思っています。
 蛇足ながら、「戻る」ということですから、嫁入り前の女性や縁談に関わる人には嫁が実家に戻ってきてはいけないとのことでこの橋に近づかないという習慣もあるとの事です。
下鴨神社はこの東方にあります。
わが国の神社のなかでも古い部類に入る格式高き神社ですが私が興味を持ったのは神社を取り囲む森のすばらしさでした。賀茂川と高野川の合流地点に発達した原生林でおよそ東京ドームの3倍にあたる12万4千平方メートルの面積があるそうですができた当初の平安時代にはこの40倍もの広さがあったそうです。この森は「糺の森(ただすのもり)」と呼ばれています。境内に入った感じは実に爽やかで明るい森の感でした。鎮守の森の鬱蒼としたイメージをもっていました。樹木は20から30mの縦冠が天を覆いながら明るい森でした。原生林といいながらひと手の加わった林です。
戦火や洪水に何度も襲われそのつど人手のより復元されたためでしょう。樹木はムクノキ、ケヤキ、エノキ、が主体で落葉広葉樹林の林層なのですが水害等の後に京都には生えていなかったクスノキが多く植林され林の様子も少し変遷しているようです。
入ってすぐに小川がありました。「瀬見の小川」とよばれ古来より歌にも読まれた有名な小川なのです。驚くべきは瀬音を立てて流れる水量の豊かさです。これがすべて湧き水なのです。この境内には4本の川があるそうです。この清らかで豊富な水により木々が豊かに育つのでしょう。小鳥の歌声も聞こえ都会の中とは思えません。
本当に心が癒される森でした。
 その帰路、山仲間の急逝を知らされました。
「まさか,嘘でしょう。信じられない。何かの間違いでは、なんでだ。」
彼女とはこの夏、西穂高岳から奥穂高岳の縦走をしてきたばかりなのに、計画して1年訓練を続けてきたのに、元気な姿を思うにつけ信じられない気持ちでいっぱいでした。なんで死んだのだ。なぜだ・・・。帰った早朝、岩谷の観音さんに登り、「魂 安かれ」とこころからご冥福をお祈りしました。
 天にありても、逝きし我ら山岳会の岳友の列に加わり、我らを見つめ、まもりたまえ
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劇団四季「コーラスライン」と府中中学「絆コンサート」

2010-11-06 22:05:24 | 日常
平成22年11月6日
朝一番、岩谷の観音さんの登山道を整備しました。先日施工した丸太の段木や30キロ近い土嚢までも何箇所も猪に掘りちらがしていました。すごいパワーです。知恵比べです。今度は掘り起こされないよう杭でしっかり補強しました。
午後から劇団四季の「コーラスライン」を見に行きました。コーラスラインの内容は近くオープンするダンスアンサンブル、いわゆるコーラスを選ぶためのオーヂションの模様を描いたミュージカルで舞台上に引かれた一本の白いラインがコーラスラインです。8人を選ぶのに最終審査に残った17人の人生模様が描かれていました。何よりもシャープで力強い動き、鍛え抜かれた肉体の美しさ、体の隅々みまでピーンと気のはいった動きさすがプロだと感動しました。
夕方、東区文化センターで開催された府中中学校のブラスバンド「絆コンサート」を聴きに行きました。私も高校時代ブラスバンドをやっていました。全国大会にも連続して出ている実力校だけあってなかなかの見事な演奏でした。いろいろな工夫も目に付きました。1年と2,3年生が分かれて練習も多くしている。独奏が多く自己主張する反面力が分かるので練習にも力がつく、先輩が後輩を指導しやすい。何より本当に楽しくてたまらない、明るい笑顔が印象に残っています。全員が一体となり動作がそろっていて、実に機敏で力強い。
コーラスラインと同様、無駄の無い動きは美しいと感じました。
本当に楽しく充実した1日でした。
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