まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

茶摘み

2011-05-18 16:12:57 | 日常
平成23年5月18日
「夏も近づく88夜、野にも山にも若葉が茂る、あれに見えるは茶摘じゃないか、あかねだすきに菅の笠。」

近所の人がガレージの屋根に竹篭を干している。「何をしているの」と尋ねると「お茶の葉を干している」と・・・・「そうか新茶の季節だ。もう夏だ」季節の変わり目の時季を実感した。街中に住んでいると自然を感じることが少ない。庭に咲く花により知らされるばかりである。日頃使用している太陽暦では日時の経過を知らされるばかりだが太陰暦では自然現象にマッチしており自然の営みの推移を体感できる。大自然の悠久のときの流れの中に身をおくときほっとするやすらぎを感ずる。人間も自然の一員である証拠であろう。
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映画 「岳」を観賞する

2011-05-13 15:15:41 | 日常
平成23年5月12日
散髪に行った時、山好きのおばさんが語りかける。「岳、見にいったよ。面白かったよ。見た?」
雨は降るし、仕事も一段落したので早めに切り上げ会社の近くにある映画館に出かけました。平日であり、天気も悪いせいか400席あるが観客は20人余り、ゆっくり観賞できました。映画の方はすごーく面白かった。有名な俳優はあまり出ていませんでした。私の知っている俳優といえば野田隊長役の佐々木蔵之助氏と谷村山荘のおばさん役の市毛良枝さんくらいでした。島崎三歩に扮した小栗旬氏も原作のイメージにピッタリで好演。あらすじも漫画の原作どうり遭難救助という単純なストーリーですが迫力ある演技で飽きない内容でした。ちょっぴり注文をつけると三歩の親友が墜落死する場面普通は確保しているのだからグランドホールすることはない。落ちるたんびに死んでいたら、これではクライミングは危険なスポーツと思われてしまう。それから椎名隊員が父親の遭難者を助けるためヘリから飛び降りたら二人ともクレバスの中にいた。おかしいねーせめて現実的に稜線で雪洞でも掘って避難していてほしかった。細かいことはまぁいいか。何より感激したのは大自然の雄大で美しい風景、紺碧の空に白雪凱々たる穂高連峰の雄姿、素晴らしさは感動ものでした。自然の美しさにはどのような名優の演技も及びません。元気を貰った映画でした。
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セロに行く

2011-05-12 15:26:29 | 日常
平成23年5月11日
広島は連日の雨、前線が西日本に停滞しているため梅雨のような天候です。今月から開店したクライミング練習場のセロに行きました。
このジムは旧知の佐藤建さんがされており、場所は府中町茂蔭、広島高速1号線府中出口を降りて500mくらいのところにあります。となりがジュンテンドー府中店です。
工場の建屋の一角を使用しておられます。内部は3面が8mくらいの壁と中央にタワーがあり、りードで登はんするようになってます。2階にはボルダリング用の壁があります。今日は店のスタッフの人に確保してもらい2回リードで登り、あとは一人でボルダリングを練習しました。筋トレと岩のムーブに慣れるつもりで週に1~2回来ようと思います。幸い帰宅経路の途中にあるので手軽に立ち寄れると思います。今日はテレビ局のTSSの朝の番組「満点ママ」の取材スタッフが来て録画取りをしていました。来週木曜日に放映されるそうです。
今日は雨のためいつもより少ないようですが小学生から若者まで20人余りが来場されていました。繁盛するといいですね。
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崩壊著しい鷲ヶ峰

2011-05-08 22:46:39 | 日常
平成23年5月2日から5日
今年のゴールデンウイークは阿蘇周辺の山と温泉を堪能しました。
最初の3日は阿蘇高岳北尾根の鷲ヶ峰を目指しました。
ここは昭和初期から九州の本格的岩場として有名ですが火山岩特有のもろい岩質のため転落、落石のため遭難が多発し九州の谷川岳といわれています。
登山を始めた40数年前に一度登り、7年前,平成16年に仲間9人で登攀し大感激。再度大感動を味わうべく今回はクライミング経験者5人で挑戦しました。前回も登山禁止の看板はありました。今回登った感想は岩が非常に脆くなっている。掴む岩がぼろぼろはがれる。乗せた足元の岩も崩れる。信頼できるものがない。前回はこのようなことはなかった。ほとんど登山する人がいないので浮石が残されているようです。多くの人が登ればそれらは除かれていたでしょう。今回全員が落石に会いました。私は左足ふくらはぎに当たりました。足の上、頭に石があたった人もありました。たいした怪我でなくて良かった。関門からがりー2の谷筋を登りました。最初の取り付きのドロ壁、滑りやすい足元、手がかりもありません。ここからザイルを使用しました。前回は第一キレットまでザイルの必要なところはなかった。20から30mごとにビレーポイントがあるがなんとなく脆弱でさびたハーケンや片方が抜け落ちたものもあります。先行者の動きやザイル操作のたびに落石が起きる。一抱えもある岩が動く。ジャンダルム、赤壁を慎重に乗り越え鷲ヶ峰北壁の下部に着いた頃より雨が激しくなる。不安定な岩質に加え、雨で滑りやすくなるとちょっと躊躇する。不安に感じたら登れない。ノーマルルートに変更する。北壁下部を斜上に上ったはずがトレースがない。注意すると方々に踏み跡らしきものがあるがすぐに消えてなくなる。易しそうな岩場を登ろうとしたが手も足も脆く力を入れれば崩れてしまう。途中に支点に使えるような木や支点もない。北壁を登るのが一番安全なようですがこの状況では登れない。引き返す。引き返す下降するのも大変です。支点を確認。不安があるとシュリンゲやカラビナを追加する。もったいないが安全のためには仕方がない。注意したつもりであるがザイル回収のときや懸垂下降の時には落石が起きる。引く人、監視する人役割を分担して降りる。私の一番の気がかりはドロ壁の下降でした。如何に降りるか。仲間は私が確保して下ろせるが最後の私は確保するものがない。確保なしで滑りやすいドロ壁を下る。滑落すればとめられない。雨は降り、視界も悪い、気温も低下、日暮れも近く暗くなる。あせりは禁物。確実な行動を心がける。安全な所で休憩、防寒技着を着用、雨具のズボンも着用。ドロ壁の上に来た。日没時、気流が変化する一時風が止む。霧が晴れた。左に踏み跡があり少し行くと立木があった。やったこれで危険なところを安全に下降できる。行くときにはこの斜面に気がつかなかった。今降りてみてもとても登れそうに見えなかった。下山路は暗闇で迷ったがここは舗装道路、全員無事に降りたのだから少々歩いても少しも気にならない。仙酔道路に出ると親切な人に拾われ車に乗せていただいた。
今回の教訓。アルパイン登攀はゲレンデと異なり支点があるとは限らない。自分で支点を作って登るべく、ハンマー、ハーケン等の道具を持参すべきでした。軽量化のため車までは持参しながら残してしまった。必要なものは省略してはしけない。
4日はすばらしい快晴の天気。根子岳天狗のコルから西峰の岩峯を縦走しました。交代でトップをやり豪快なクライミングを楽しみました。西峰から地蔵尾根ー西峰新道を案内していただいた市原さん本当にありがとうございました。
その夜は阿蘇ファームランドに宿泊、温泉と食事を堪能、5日は黒川温泉の露天風呂を3箇所巡り九州一のすばらしい露天風呂を堪能しました。3箇所も梯子をすれば山に登るより疲れました。
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