まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

龍頭峡沢登りに参加す。

2023-08-21 11:57:46 | 日常
(見事な龍頭滝です。)

令和5年8月20日
今日は我会・ジュニア部主催の5000回記念行事でもある福山市、山野町の龍頭峡沢登り行事に久しぶりに参加しました。
(参加した皆さん。子供さんもたくさんおられます。将に会の将来を担うジュニア部です。)
参加者は27名、そのうち子供さんが9名参加されました。
3歳くらいから86歳高齢女性会員まで初めての方も多く参加者は多彩です。
毎年定期的に開催されている行事なので準備は万全。
沢登りに必要なヘルメット、沢靴、ライフジャケット等が準備されています。
充実した対応がなされているので初心者でも安心して参加できます。
龍頭滝は山野峡県立公園の一部にあり入口から1400mくらいの渓谷の先にあり、高さ30mあまり大きな滝つぼがあります。その途中は小滝、急流、早瀬、渕等変化に富んだ沢歩きが楽しめます。
渓流の周囲は常緑広葉樹に覆われ猛暑のこの時期でも涼しい。
所要時間はゆっくり行っても2時間余りでちょうどよい、帰りは遊歩道がありますから楽に帰れました。
(滝を滑り台にしてまっしぐら滝つぼ目がけて…お尻大丈夫かな)
私も安全を期してザイルを持参しましたが、楽に通過するのではなく、激流に逆らい、苦労を克服して登るのが趣旨とのことで引っ張り上げるのではなく、皆さん自力で登り切り達成感が得られるよう様に懸命に頑張っておられました。
ここに教育的価値があるのです。
親子さんたちも同様な考え方で子供が自力で歩くことを目的とされているようで自由に任せて登らせ、最後まで頑張った息子、娘たちに達成感を感じておられるようでした。
子供たちも年齢差がありましたが高学年の子供たちにつられて低学年の子供たちもそれを見習って淵を泳いだり、飛び込んだり、小滝を登ったり、滑ったりと大はしゃぎ、文字通り自然人になりきり、大満足のようでした。
(子供だけでなく、大人もつられて飛び込みます。「あー怖い。」ドボン)

家族のきずなも深まり、きっと思い出に残る沢登りになったことでしょう。
会がこのような素晴らしい自然教育システム実施にご尽力されていることに感謝します。
本当に有難うございます。
来年も参加しますよ。
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岩谷観音にお礼参りに上る。

2023-08-17 14:00:33 | 日常
(岩小屋にペットボトル5本を飲んでいただくため置きました。)

令和5年8月14日
先の南八ヶ岳縦走も順調に終えることが出来たのでそのお礼に岩谷観音様に登りました。
岩小屋に置くために飲用水のペットボトル5本、階段整備の段木角材1本、お泊りで寝るための敷板2枚、温度計等を持参しました。
登山者の方は飲用水を持参されますが散歩がてらに手ぶらで登ってくる方もおられるので岩小屋に水や置傘、薬等を置いています。
かなりの重量のためと猛暑のため、汗が噴き出てやっとのことで出発地点から300mの休憩所の東屋にやっと着きました。
心臓でも悪いのかな。
このようなことは初めてで中止しようかと思いましたが、しばらく休み、ゆっくり行くことにしました。
観音様まで約1400m、やっとのことで観音様までたどり着き、お礼を言いました。
いつもは多くの登山者に出会いますが今日は2人のみでした。
それだけ厳しい暑さといえるのでしょう。
気になっていた岩小屋入口の段木を設置し歩きやすくなりました。
完成にはあと2か所くらい必要です。

施工前・・・(階段の角材段木・・・右側の鉄筋部分が腐食しています)
施工後・・・角材段木を新しいものに交換しましだ。段差解消のため土嚢も置きました。

この登山道の最初の200m以内に3か所の階段段木が壊れていました。
外観は変わりませんがいずれも内部が腐食していました。
もう設置して10年は経過するから当然です。
これからは新設より修理が増えることでしょう。
悪いところはすぐに直すのが私のやり方。
翌日、久しぶりに3本の重い角材段木を背負い、修復しました。
明日からも多くの登山者に上っていただけることでしょう。
良いことをしたのでなんだか膝の調子もよくなったような気がします。




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素晴らしき南八ケ岳縦走

2023-08-09 20:38:04 | 日常

(あと少し、目の前のピークが赤岳山頂だ。でもその間には深いキレットがあり、一度降りてまた昇らねばなりませんね。右の白い雲に覆われた建物が頂上小屋です。直ぐ近くです。)

令和5年8月5日から7日
この度、八ケ岳連峰の南側を占める赤岳(2899m)を中心とする南八ヶ岳の峰々を会員3名で縦走しました。
はじめは4名の予定でしたが直前1名のコロナ感染が判明し不参加となりました。何が起きるかわかりませんね。
いつも赤岳に行くには赤岳鉱泉を起点に行動していましたので赤岳より南方には行ったことがありませんでした。

(観音平の樹林帯を歩く。さわやかです。)
(編笠山を下ると青年小屋の屋根が見えます。小屋の手前は岩塊に覆われ歩きにくい。小屋に着くと水が提供できないので、受付前に「ここから5分くらい歩いて水を汲みに行くよう」に言われました。)

高齢のため最後に行きたいところは・・・八ヶ岳「青年小屋」だ。
「青年小屋」という名前にあこがれ、初めての観音平から赤岳・夏沢峠を経て夏沢鉱泉まで18㌔を縦走、夢がかなった2泊3日の山行でした。
実にすべてが素晴らしい、私の長い登山経歴においても記憶に残る素晴らしい山行でした。
このような幸運は通常は「ラッキー」というのですが、いまはみんな「観音様のお陰」といってくれます。
またお礼参りに岩谷観音様に来られることでしょう。

まず第一の幸運は「天候に恵まれました。一度も雨に会いませんでした。」
台風6号が直撃するはずが沖縄地方を迷走しこちらに来ませんでした。
この時期よくある夕立の雷雨にも会いませんでした。

(権現岳をすぎると最初の階段、61段もあります。この山の岩はもろいが梯子や鎖の安全施設はどこの山よりもしっかりと工事されていますので安心です。
しかし、登山道は小石や浮石だらけですべりやすい。岩塊や岩を飛び越えるようなところもありバランスが悪い人は要注意なところも多い。
事故が多い理由もわかります。)

(赤岳の雄姿。目の前に数々の岩峰が立ちはだかります。左の高峰が山頂です。)
(赤岳縦走の核心部。ガラ場を登ります。下りの登山者もあり落石注意です。
白い丸印を確認して登ります。
登っても登っても頂上は遠いです。)

第2の幸運は「赤岳は素晴らしい岩峰でした。」
赤岳鉱泉側から登ると赤岳は稜線上の最高地点にすぎませんが観音平から登ると、急峻な天を衝く岩峰をよじ登ってもよじ登っても頂上に着かない。
まだ登るとようやくその先に先端のそびえたつ王様のような威厳に満ちた突先のピークがある。
このよう見事な岩峰、登りごたえのある岩峰は他にはありません。
大キレットの登りか、西穂高岳から奥穂高岳間にある天狗のコルからの急峻な岩峰登りが記憶にありますがここはそれ以上な厳しさでした。
登りごたえがありました。

(迷いやすい所。左に行くと文三郎尾根ですから迷わぬように。何も考えずそれに行き、15分余りロスしました。右の尾根を直登すると真教寺分岐を経て頂上に至る。地形を頭に入れておかねばなりません。)

第3の幸運は「硫黄岳山荘は素晴らしい山荘でした。」
また泊まりたい山小屋です。
今日の予定は4時青年小屋発。15時夏沢鉱泉着の予定でしたが私の膝の故障のためペースが上がらず赤岳到着が11時35分と予定より1時間40分遅れている。
このままでは予定した夏沢鉱泉着は3から4時間余り遅れる。
到着時間が遅くなるため小屋に連絡して、予定を変更、系列のこの山小屋に宿泊することにする。遅れは早立ちすればカバーできる。
ほっと一安心だ。
この山小屋は比較的新しい建物ですが稜線上にありながらお水が制限なしで使用でき、シャワーもありました。
料理も若い女性の責任者らしい洋風なもので、野菜たっぷりのサラダも美味でデザートもありました。

(頂上からの眺め、下の小屋が赤岳天望山荘、かなり下になります。次の険しいピークが横岳、その先の平らな山が硫黄岳です。頂上小屋でラーメンを食べ今12時45分、今日の泊りの硫黄岳山荘まで約4時間かかりました。
(仲間が事故を起こした「地蔵の頭」付近の登山道。
左側の斜面に落ちたようですが何故でしょうか。理解できませんね。気のゆるみでもあったのでしょう。事故とはこのようなものでしょうか)

硫黄岳山荘の部屋はカプセルルーム風で個人ごとの個室のようなもので落ち着きます。
20時消灯ですがその直前洗面に行くと若い従業員の方が洗面所のシンクタンクの水礫をタオルできれいにふき取っておられましたので声をかけて使わせていただきました。
こんな光景は初めてです。心の行き届いた気持ちの良い山小屋でした。
この硫黄岳山荘だけでなく、オーレン小屋も夏沢鉱泉の方も皆さん親切で感じよかった。

第4の幸運は「何よりも素晴らしいチームワークでした。」
長年苦労を共にしてきた仲間、言わなくても以心伝心で気持ちが伝わります。
小屋変更の理由もすぐに理解いただきました。
最近わたくしの膝の状態が悪く治療中です。
今回はさらに寝不足と食事がとれず最低の体調でした。
反省することが多くつくづく年齢を感じました。
6月の大万木山縦走の訓練山行の時も傷めていましたが、距離14キロで速さは110、で歩けましたのでそのスピードで計画しました。
しかし、今回は18㌔で速度は70のややゆッくりのスピードでした。
そのスピードの遅れにより、お昼前には宿泊地予定地を稜線上の硫黄岳山荘に変更し、翌朝は4時と早く出発し対応しました。
最後まで歩けたのは私のわがままを聞いてくれた仲間のご理解の賜物でしょう。
(麓の豊かな樹林帯を歩いても楽しいですね。)

元気な若い登山者も多く見られましたが高齢登山者の中にはピークを目指すより、森を楽しむ、豊かな自然の中に身をおくことを楽しむ人の姿もありました。
余裕のある日程の組み方、今後の高齢者登山の在り方の参考になりました。
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