天来の個性も、本人や周囲がその処し方を知らないと、変わり者扱いされて悩むこととなります。本人の個性の美なのか、病理なのか、その判断は大変難しく心理療法の分野では時々プロセススケールを使用します。この種の専門の勉強をしませんと識別は難しいのですが、それだけに折角の個性の美を本人も周囲も駄目にしていきます。人は悪いところを平然と気楽に口にしますが、良い所、美しい個性を誠実に見出し、それを育てる親も先生も、周囲の人も、案外いないのです。ここで注意したい点は、周囲が自分を否定してきても、まてよ、これは案外、天来の個性の美なのかもしれない、と疑う事が必要なようです。自分は変な人間だと簡単に思わず、明るく元気に生きるために、変だと言われても、ひょうっとして、それは個性の美なのかもしれない、と考えてみて下さい。
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