生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

現実とは何か?

2006年11月30日 | 第1章:愛の領域
心理療法での<現実>とは何か、について思索します。その人にとっての<現実>は<解釈>により変化していきます。Aさんはお金と時間を十分持っていますが、何故か自分は不幸だ、不幸だ、と嘆いています。大きな理由はもっとお金が欲しい、時間が欲しいと嘆いていますし、それに関連した色々の不安感、怒り、身体症状、鬱が含まれています。暗い感情の領域で生活しています。この暗い感情はその人の生育史上から生まれてくる<理想:こうありたい、あらねばならない>と<現実:その人の解釈で変化します>の<ギャップ>を心理療法では<暗い感情の領域>と定義しています。現実を明るいと解釈するか、暗いと解釈するか、で<現実>の受けとめ方が決まります。森羅万象を明るく解釈しようと思えば、考え方を変えれば、いつでも出来ます。人は考えた通りの人間になります。
:<NPD2:30-2>:

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理想と現実を見分ける勇気

2006年11月29日 | 第1章:愛の領域
朝、目が覚めて、夜、寝るまでに、日々、aかbか、選択を迫られます。その選択の結果がその人の人生ですが、自分のせいなのに<運命と諦めている場合>を考えます。確かに神仏の摂理のような出来事も沢山ありますが、自分の人生は自分で開拓している人も沢山居ます。人は考えた通りの人生となる、これはヒンズーの昔からの知恵ですが<何を考えているか>でその人生が決まるとすれば<その内容>を時々、立ち止まりチェックしてみましょう。その場合、その人の<現実の解釈>が少々病的な程、暗い希望の無い傾向を持つ人が案外多いのです。明るく希望のある解釈が出来る人、どんな場合でも悲観的で暗い傾向のある人、この違いは理想と現実を洞察する訓練で相当修正されます。人は考えた通りの人生を歩む、求めよさらば与えられん、さあ、いつも勇気をもつて、自分の悔いのない人生を歩む為に、aかbかを選択する場合に、明るい理想がある方向を選択して生き抜きましょう。:<NPD2:30-1>:

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あたかも、^であるかのような政治家に注意!

2006年11月28日 | 第1章:愛の領域
人々の為に信念をもって生涯を全うする政治家もいますが、身辺には正に、as、if、person的な政治家が多いのはとても哀しい事です。あたかも、何々であるかのように、振る舞う、しかし、実体はどうでしょうか?審判権を憲法と各種法律で保証され所持する国民は政治家には厳しい目をむけましょう。真実を尊び、嘘を言わない政治家を大切にしたいものです。沢山の色々の職業を持つ患者さんを見てきましたが、心を病むような政治家は殆どいませんが、その秘書の方々が私の対象でした。不思議な現象でした。政治家を志す人々は逞しく図太い神経が必要です。しかし、信念と志を持たず、あたかも、何々かのように振る舞う姿は正に精神病理学の対象になります。政治家に限らず、大きな権力を持つ立場の人間がこの<偽善と騙し>につながるこの<自己愛パースナリテイ障害>の場合は、あとあとまで大きな悲劇を周囲ももたらします。改めてこの<自己愛パースナリテイ障害>に関心を向けて下さい。:<NPD2:29-5>:

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いつの世も、子供が哀れ!

2006年11月27日 | 第1章:愛の領域
このところテレビドラマをよく見ます。昨日は三浦さんの<氷点>を見ました。子供は哀しく辛い事があると父母の原罪や悪のせいにしないで、全部、自分が悪い、と思うようです。私もそうでした。<as,if:あたかも、^であるかのように>振る舞う人間の本能は、良くても、悪くても、重要な要素です。特に、父母と子供の関係では、親の立場は子供に、絶大な力(限りない成功、権力、知性、美、あるいは理想の愛といった空想への没入:心理学の教材にある自己愛パースナリテイ障害の8つの定義の中の一つです)を持っています。心の仕組みの、この基本的な知識が無い親子の場合は、あのテレビドラマ・氷点、ばかりでなく、これからも、いつの世も、親は子供にとって良い場合が大半ですが、この親の無配慮が生む悲劇は永遠に続きそうです。親が子供に自分の理想、願いを託する前に、子供の自律性とたくましさを育てて貰いたいものです。:<NPD2:29-4>:

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どちらを選びますか?

2006年11月26日 | 第1章:愛の領域
さてさて結婚なさる時は、どちらを選びますか?<私とあなた>の関係の中で<現実吟味力>と<自己実現>の関係を少し思索してみましょう。イマジネーションが豊かで、感受性もあり、現実吟味力のある人間は理想的ですが、果たして共存出来るか、答えは共存できます。共存出来ますが、ここではNPDの相手を選ばないように、この問題を考えようとしています。イマジネーションが豊かな人は仕事も成功しやすいことは承知ですが、何故、大組織に、自己愛パースナリテイ障害(NPD)の人が多いのでしょう?小さな組織、個人的な関係ですと、相手がNPDですと、病理学的な理由は把握出来なくても人々は嫌になり、逃げ出しますが、大組織の場合は、余裕があるので、ごまかしがきき、何とか共存しているようです。NPDはカリスマ性が高く、一見、魅力的な人柄もあるので、ついつい巻き込まれていきますが、最終的にまわたで首を絞められたようになり、自己実現を妨げられます。巧妙な吸引力がありますから、泥沼からはい上がる事が難しくなります。この見分け方の一つが<AS、IF:あたかも、^かのように>振る舞う人の異常と正常を見抜く事がコツでしょう:<NPD2:29-3>:

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大好きなおとぎ話を大切に!

2006年11月25日 | 第1章:愛の領域
子供の頃の大好きなおとぎ話を大人になってからも想い出すと、厳しい生活が楽になります。イマジネーションの豊かな人は、仕事での計画も豊か、日々の幸福感も豊かになります。戦後、神奈川県の葉山から新潟県栃尾市栃堀村の山奥に疎開しましたら、そこに静御前のお墓(NHKのドラマ:義経にもでましたが)にまつわる美しく哀しい伝説に少年の私は何度も泣かされ、しばしばお墓の前で静御前を慰める歌を歌っていました。高徳寺のお坊様はその姿を見て、戦犯の息子が変になつたと心配していたようです。この想い出は私の歴史、心理学、哲学の勉強に大きな影響を与えています。少年であつた私のイマジネーション能力を大きく豊かに育ててくれました:<NPD2:29-2>:

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<AS、IF>の正常と異常

2006年11月24日 | 第1章:愛の領域
<as,if>と言うと<あたかも美しい女優かのように><あたかもケネディ大統領かのように>と言う意味です。この<あたかも、^かのように>という気分がもし、人類から無くなると、進歩、成長が止まります。この気分、想いは人間の成長にとって、大切な傾向なので、この問題について思索していきます。どこまでが正常で、どこからが異常な精神作用となるか、その基準は難しいのですが、とどのつまりは<私は弥勒菩薩><私は聖母マリア>と本気で考え出すと、入院していただく必要があります。今回はこの重要な傾向について考えます:<NPD2:29-1>:

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愛の混濁とは何?

2006年11月23日 | 第1章:愛の領域
今回の主題は理想と現実の混濁をしてしまう人、特に、愛し愛される関係に於ける混濁、いつてみれば、好きになられて迷惑、と感じている方に愛の混濁が多い、という話なのですが、心理学は色々の理屈をつけますが、大切な事を忘れています。それは人類発生以来、目に見えない領域に人間の場合は非常に重要な真実が隠されているという事実で、その一番重要な考え方が<魂同志は愛しあつている>という法則があります。例えばイラクのフセインとアメリカのブッシュの魂は愛しあっているけれども、心と身体は戦争をしている、という考え方なのです。好きになられた、迷惑だ、と傲慢に叫ぶ人は、この尊い人類の魂の本質を知らない人です。人は魂と心と身体から成立している事実を意識した上で全ての領域の学問を学びましょう。心理療法の領域での事例研究の際に、過ちがちな考え方を正す一番重要な真理について思索しました:<NPD2:28-5>:

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自分の魂に相談する!

2006年11月22日 | 第1章:愛の領域
オックスフォード大学研究室での一番面白いセッションは比較宗教学でした。教授は日本の場合は座禅の例で説明していました。フランスの場合は瞑想を、アメリカはカール・ロジャースのワークショップを、いずれの場合も<気づき>を上手にする方法でした。33,000年前に、現生人類が誕生し、神話が生まれ、宗教が生まれ、哲学、学問が誕生する過程で、その知恵を与え続けたエネルギーが人間の魂だと知らない人は、変な言い方ですが、大損をしています。尊いエネルギーそのものである知恵の固まりが、実は人間一人一人が所有している自分の魂である真実を知らない現代人が激増しています。オカルトは駄目ですが、学問としての聖霊論、とか、魂論を真剣に勉強して欲しいものです。座禅のように一人静かに瞑想して、自問自答をする際は、自己肯定、他者肯定的な自問自答の会話をしていると、自然、自然に、今、必要な答えが心に浮かんできます。自分を愛し、人を愛する思想の中での自問自答の訓練をしていくと、明るい、のびのびとした日々を送る事ができます。何かに囚われていると自分の魂まで見えなくなりますから、自然にのびのびと生活すると魂がいつも相応しい答え、指針を与えてくれます。:
<NPD2:28-4>:

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現実を避ける人の心の仕組み

2006年11月21日 | 第1章:愛の領域
この絵を美しいと解釈するか、気味が悪いと解釈するかは人の自由です。さて、
現実を避ける事は決して悪い事ではありません。どんな健全な人も現実を避けた方が賢明な場合もあるからです。ここでは<元気が良く、よし挑戦してみるか>、という精神状態になった時、人生を益々幸せにする基礎となる考え方を紹介します。<暗い人生がいつも堂々巡りをしる>という不満を言う人は、ほぼこの心の仕組みの所有者です。長崎の26聖人と言われるキリシタンの1少年は十字架刑にされるまで裸足で連行されるのですが、心底天国に向かい、一歩一歩歩んでいる自分を幸せだなあ、と解釈していました。現実の解釈をそのように解釈していたのです。理想と現実を混濁している人には、この少年のような解釈をする事は出来ません。どんな厳しい現実でも避ける事なく、その深い厳しさの意味を<幸福への試練>と解釈出来る人は健全です。このあたりを明日、もう一度深く考えてみます。:<NPD2:28-3>:

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感謝しない人の心の仕組み

2006年11月20日 | 第1章:愛の領域
NPDの特色は8つありますが、専門的な識別は今は、あまり意識しないで、思索しましょう。さてあなたの身近に<感謝する事を知らない人>はいませんか?長い臨床経験と学問の集積からの話ですが、感謝しない人は表面には出しませんが、無意識の世界に幼少時代からの愛の孤独感とそれに関連した深い、深いストレス、不満の固まりを所有している事例が多いのです。意識出来るようになると案外、早く解決します。それを意識出来ない理由は愛の正常な経験を知らないからです。赤ちゃんが生まれても、どうして可愛がったらいいか、分からないのです。何とかそれなりの愛を見つけて結婚しても相手をどう愛したらいか、分からないのです。成田離婚、赤ちゃんの養育拒否等は、その典型でしょう。どんな不満、孤独感が潜在しているか、それを問題意識化が出来るかどうか、心理療法家の腕の見せ所です。下手に対応すると秋のひとひらの紅葉が簡単に風で散っていくように、かえって発病する危険があるので慎重に対応しましょう。感謝しない人には長い長い、辛い歴史が潜在しています。:<NPD2:28-2>:

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恋の勘違い

2006年11月19日 | 第1章:愛の領域
同じクラスの学友同士のA君はBさんに恋されて迷惑なんだ、と言う。心配したCさんがBさんに聞いたり調べると、Bさんは恋をしたりしていません。さて今回は誰にもある(勘違い)と(自己愛の病理からくる勘違い)の識別方法を思索してみましよう。識別方法で一番間違いの無い方法は(1)有難うと言わない人(2)理想と現実が混同している人。この2点が自己愛に病理を持つ人の大きな特徴ですが、今回はこの問題を考えます。:<NPD2:28-1>:

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楽の音色を楽しむ

2006年11月18日 | 第1章:愛の領域
人の心に与える心地良い音色は沢山の智恵と健康的なエネルギーを与えます。更に暗い感情と明るい感情を意識して五感と体感で識別すると心が整頓されてきます。何が暗くし明るくしていくかは人により逆な場合もありますが光と陰、陰と陽、表と裏を音楽で意識すると段々と心が爽やかになります。これが音楽鑑賞による心理療法の極意です。心理療法を志す人は是非聴覚を楽しみましょう。自己愛の歪みは適正な音楽が無理なく修正してくれます。:<NPD2:27-5>:

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空想に耽る!

2006年11月17日 | 第1章:愛の領域
ここで今、何を思索しようとしているか、と言いますと、NPD2,と言う愛の病理の話をしています。権力、理想、美、愛、への異常な没入から、愛する、愛されるという力が不足してくる心の病気です。専門的な勉強をしなくても、こんな心がけで十分良くなりますよ、という話をしています。異常な何かへの没入問題点は(1)自他混合、(2)理想と現実の混濁、(3)五感と体感の麻痺、この3つの問題だけなので、空想に耽る場合に、現実吟味力を修行する事を忘れないように注意しましょう。緊張せず、気楽に、楽観的に、楽しんで、現実吟味力の修行をして生きていきましょう。:<NPD2:27-4>:

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テレビドラマ

2006年11月16日 | 第1章:愛の領域
人間の本能的傾向で一番注意すべき問題は日々の体験の解釈をどうするか、どの解釈を大切にすべきか、という処理問題が一番難しいようです。Aさんはいつも暗い感情になるような選択をしますが、Bさんは明るい感情になるような選択をします。どんなに暗いドラマを見ても、解釈いかんで<明るく爽やかな道>を選択するBさんは幸せです。ドフトエフスキーの<罪と罰>は青春の私の性格形成に大きな影響を与えましたが、今、見ている<嫌われ松子の転落人生>は神の存在を深く信じさせます。あのドラマを見て神仏の存在を否定する人と肯定する人の解釈は大変面白く刺激的です。あのドラマを見て人間が好きになるような考え方を樹立出来る人はこの厳しい人生を明るく生きていく事が出来るでしょう。人間の愛の孤独の裏にある綺麗な魂に感動しています。:<NPD2:27-3>:

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