生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月31日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
身体症状が出るくらい悩む事例の遠因を「学習不足」と捉え、ひたすら症状とその対策技法を誠実に勉強させます。具体的には治療契約をしながら生活習慣を修正したり考え方の幼稚性や愚かさに気づかせて厳しい現実生活を生き抜くように支援していきます。どの理論もそうですが患者さんの現実をどう把握していくかセラピストの能力は大きいものです。要は担当するセラピスト、カウンセラーの愛が患者さんの運命に影響します。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月30日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人の悩みをどう把握するかで理論の流れが変化していきます。この来談者には精神分析がよいか、難しい感情分析よりも自己理論のほうがいいか、と考えては、その事例に応じた現象の把握につとめます。世界の各地の大学病院では、だいたい、そのように患者の役に立つ手法を自由に使いこなしています。自己理論はその患者の生育史上の理想と現実の解釈に病理の原因をおいています。こうありたい、あらねばならない、という思い込みと現実の解釈のギャップがストレスに追い込んでいくという理論です。誰でも簡単にある程度把握出来る手法です。患者さんとの暖かい関係を重視しながら、患者さんのセルフイメージ(自己概念)の再構成を図ります。どちらかというと人間愛の豊かな雰囲気を大事にしています。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月29日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
世界には有名な臨床心理学の理論が流布されていますが、今回は「精神分析理論」を考えてみましょう。この理論の良い所は人間の感情をなによりも大事にしています。赤ちゃんから高齢者まで朝、目が覚めて夜寝るまで色々の感情が湧き出しますが小さな悩みから大きな悩みまでその原因の大半を感情の抑圧が原因だとしてその対応を考えていきます。治療にあたってはセラピストは来談者がカチンとくる会話を上手にあぶり出し感情の転移の有り様を冷静に観察していきます。精神分析理論はとても人間の感情を大切にした理論です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人間は必ず死にますが、その死は単なる通過儀礼であって一瞬のことだ、と信じて生きている友人がいます。本気に信じているので、はたでお付き合いしていても私のほうが、ついつい気楽になり人生が明るくなってしまうのです。若い時から、そう信じている人なので、いつ会っても表情が明るく、いきいきとしています。辛い事があるとブツブツは言いますが失望はしないで自分の人生を乗り越えています。この信仰の力は強く既に自分の魂は永遠に生きているんだ、という意識が強いので、周囲の人々にいつも平安感を与えています。彼がいる場所はいつも平安感が漂うのが不思議です。このような人物を友に持つ私は幸せです。:
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月27日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「何となく心が痛む」と思う時は、ふた通りに考えるのが良いようです。無視するか、真面目に考えるかです。無視した場合、それでも、何となく心にひっかかる場合は、やはり少し真面目に処理する方法を考えないと、案外、生涯の傷になる場合もあるようです。若い内はいいのですが、老後の無意識の世界で段々と「人生の惨めさ」を生む背景のものとして蓄積されていくのです。施設にいきますと、しばしば生育史からくるまだらぼけとか暗い表情の高齢者に遭遇しますが、泣き寝入りの人生、良心の呵責を無視してきたつけ、隠蔽した犯罪などか、どんどん露呈してくる事例が案外多いのです。心が痛む事は多分、魂の領域の問題が多いので、やはり愛し、愛される人間関係から生じる心の痛みはきちんと解決していくほうが良さそうです。愛し愛される関係を大事にしつつ生き抜いていきたいものです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月26日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人類が誕生して以来、実に色々の事件が起き歴史があり現在でも価値観が多様で若い人々は、どの思想が自分にとり大事なのか混乱しているようです。好き嫌いは人間の大事な感情ですが一つの好き嫌いな思想に固執して身体症状が出るくらい没入するのは少々考えものです。さらりと横目で流しなながら今の自分の心を平安に導いてくれる思想を先ずは勉強していくのです。思想史を勉強していかないと自分が好きな思想が案外、危険な思想だったり、異常な世界に巧みに導入するカルトであったり、本当に善意の人ばかりでないこの世は哀しいです。人類が発生して現代まで、どんな考え方があったのか、一度、真面目に勉強すると益々、生きるのが楽しくなり自信もついてきます。原初感情と言われる「好き嫌いの感情」は重要ですが危険な感情でもあります。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
とかく学者は色々言いますし、それが学問が発達していく良さですが、憲法が認めてくれている信仰の自由を持つ日本は本当に幸福な国でもあります。奈良の正倉院の宝物の写真集を見ると古代から日本人が愛した素晴らしい世界各地の作品に感動していきます。そこには世界各地の宗教の影響を受けた名品が現代の私達を感動させていきます。日本人は良い文化を大切にしていく習性があるようで、それが多少矛盾した思想だろうが、良いものは良い、とする広い心をいつの頃からか育まれてきあようです。多神教であろうが一神教であろうが、美しいものは美しい、と素直に受け入れていく文化は正に人類愛の一形態だと私は思います。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
私の青春時代の混乱感は相当激しいものでした。自律神経、ホルモン分泌の影響を強く受ける時代なのでやむを得ませんが、これも大自然の摂理なのでしょう。全ての人類はこの青春時代を乗り越えていかねばなりません。大人になり青春時代を省みると当時の日記が読むだけで苦しくて破り捨てました。この苦しさの原因は錯乱に近い混乱感でしたが、その荒波を超えた後の統御感は実に嬉しく遂に人生の目的,使命、役割を意識できて生活も安定しました。心も身体も統合されひたすら自分の仕事に嬉々として専念した思い出はとても美しいものです。このように錯乱、混乱の現象のすぐ裏側には統御感があることを認識しておくと勇気が湧きます。混乱と統御は表と裏の関係にある方程式を見つけた臨床心理学者に感謝です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月23日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分の「生きる喜び」って何だろう?と意識化した途端、人は「幸福感」を意識するそうです。一度、挑戦なさって下さい。何かを意識すると、その答えが何となく心に浮かんでくる神秘を研究した人は沢山います。ソクラテスやプラトンがそうですし最古の人類の文書「ギルガメッシュの叙事詩」にも見られます。自分の生きる喜びが真善美の範疇にあると益々魂に響いたきます。何が善くて何が悪いかは長い人生の間では判断しにくい領域ですが先ずは自分は何の為に生きているのかを思索しつつ、生きる喜びとは何かを意識してみましょう。案外、思わぬ大きな生き方が見えてくるかもしれません。生きる喜びを模索するのが生き甲斐だ、という人もいるくらいです。宇宙誕生の意味、地球上の可愛い小動物、美しい花や大自然と比較しつつ楽しみましょう。:
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「相手を肯定する意味」を誤解している人が多いようです。相手を肯定する意味は、どんなことかと言いますと、先ず、どんな場合でも許される範囲、時間の中で、まずは相手が言う言葉を頷いて聞く事から始まります。うん、うんと頷いても賛成しているわけではありません。そして最後に自分の意見もきちんと言う義務があります。状況によっては言えない場合もありますが財産、貞操、権利侵害、名誉に関する範囲の問題では争いになろうとキチンと意見を言う必要があります。意見が違うのが当たり前なので泣き寝入りは自分を破壊していきます。:
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月21日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
どうでもいい関係の相手でしたら放置しておけば済むのですが、夫婦とか、親戚、職場などの、逃げていけない関係の場合は本当に困ります。治療を頼まれれば対応出来ますが、そうでない場合は本当にどう対処したらいいのでしょうか?相手を直ぐ否定する人は本質的に自己否定のタイプが多く、自分は自己否定のタイプだ、とすら気づいていません。相手を否定することは自分を否定することに気づいていないのです。人間関係の理想は「自己肯定・他者肯定」ですが、なかなか、そう簡単にいきません。相手に対していかに自分が迷惑を受けているかをタイムリーに明確に反論する必要があるのですが、その前に下記の人間関係図を意識化しておく必要があります。人間関係は4つに分類しています。「自己肯定・他者肯定」という理想の形、、「自己肯定・他者否定」これはどちらかと言うと傲慢なタイプ、「自己否定・他者否定」と云う希望の無いタイプ、「自己否定・他所肯定」という劣等感の強いタイプ。この4つのタイプを意識化していると改善のチャンスが激増してきます。泣き寝入りは人生の敵です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自己を否定する事例の代表として「相手が言う言葉を先ず先に否定する人」と言えるでしょう。しばしば親に見られます。自分の子供が何か言うと必ずケチをつける親です。従って子供達は段々と自信を失います。何を言いましても親が自分が主張する意見に対して反論するので嫌になり正々堂々と自分の意見を言わなくなり、それだけでなく長い人生で必要な生き抜いていく自信すらも喪失していくのです。青年期になり良い先生や先輩、恋人に遭遇して初めてその傾向に気づけばまだいいようです。大人に成長してもまだこの傾向に気づかずに生きている人々が沢山います。恐ろしいことです。もし人の意見をすぐ否定する人に会いましたら、その人は自己否定の傾向があるのかと警戒して観察して付き合わないと自分が惨めになるだけです。職場、家庭、恋人、すべての人間関係を冷静に観察して巻き込まれないよう注意しましょう。:
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月19日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
精神科医、カウンセラー、セラピスト、先生、両親、友達等に対して人は人生の途上での悩みをこれらの人々に相談してきました。これらの人々の中には「自己否定タイプ」の人が案外大勢いるのです。出来るならば「自己肯定タイプ」の人に大事な悩みは相談したほうがいいでしょう。人類の悩みは自己否定から始まります。自己否定とはどんな事なのでしょうか?ここでいう自己否定の人の特長は(1)何となく暗い感じ(2)人生に希望を置いていない(3)屈折した感じで素直でない(4)劣等感が強い(5)生き甲斐が感じられない(6)他者をも案外否定している、こんな感じの人の場合は自分の生育史を大事にしていない傾向があるようです。自己否定とは何か、を思索していきます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月18日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
愛は本能の一つですが、やはり心から人を愛するのは相当の訓練が必要なようです。人を愛するのが一番の幸せですがスコットペックという大学者が書いた名作「愛と心理療法」創元社:を読まないで心理療法をしている精神科医、セラピスト、カウンセラーがいたとすると、その患者さんは悲劇です。ここでくだくだと言うのすら恥ずかしい気分ですが是非お読み下さい。世界の名作です。「心理療法での愛は患者さんが愛を感じない場合、それは愛とは言わない」から哲学が展開していきますが、その背景には実に深い精神医学、臨床心理学の知識と体験があり、その上での言葉だけに、愛は訓練なり、との哲学は納得出来るものとなっています。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年03月17日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
生涯の思索課題のようです。今まで、その目的が定まっていたのに、津波と放射能で人生が激変してしまいました、と大勢の人々から聞かされました。会社の倒産、進学の失敗、突然の病気、その度に人生の生きる目的が変わるのは、もう疲れ果てました、とも聞かされました。さてプラトン、ソクラテス、ブッダ、キリスト、マホメト等、色々の伝統的な宗教の創立者に共通した意見は、どうも、少々違うようです。人生が激変しようとも、共通の目的があるようです。この共通目的とは何でしょうか?その共通の答えとは「どんな試練も変動も関係なく最終的な生きる目的は神仏の愛を悟る為に人生がある」との事らしいのです。つまり生涯をかけて神の愛を知る努力が生きていく目的のようです。少年時代に神の愛を知ってしまうと、どんな激変、試練を受けても喜んで厳しい現実を受け入れ、その上で進学校を決めたり会社を決めたり嫁さんを決めたりしつつ、安心して現実を感謝をもって突き進んでいきながら、かつ、具体的な目標を生き甲斐追求として生きていく、そんな信仰の力が少年時代に持てた人、中年で悟った人、臨終直前で意識化した人、とまさに人生様々のようです。出来れば早めに悟ると人生が楽になるようです。健全な信仰は人生の妙薬かもしれません。宗教は毛嫌いするものではなく学問として追求するのが科学を何よりも大切にする現代人の良さかもしれません。
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