生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

善人ってどんな人?

2007年12月31日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
社会での善人についての会話を分析してみると、自分の考えに賛同する人が善人で反対する人が悪い人、と言う診断基準が横行しています。さて、幼少時代、青春時代の親友も大人になりそれぞれの道を歩んでいます。数十年ぶりで再会して嬉しいのは道が違っても<自己肯定、他者肯定の思想>を中心に相手の個性の美を尊重して生きている友もいれば、いつのまにか<自己肯定、他者否定>、<自己否定、他者否定>の友もいる現実です。どんな思想、考え方、道を歩んでも、自己肯定、他者肯定の思想を中心に生き抜いて欲しいものです。:<善人論:109-2>:

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神は存在するか?

2007年12月30日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
現代社会ではこの課題はあまり口にされなくなりましたが、個人レベルでは相変わらず大きなテーマです。特に老人ホームで質問されます<わしが死んだら魂はどうなるんじゃ?>。誠実に答えても多分誰も素直に聞かないでしょう。私は比較宗教学の話をします、特に、<信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの>の話をします。両親は本当に自分の親だろうか?と疑問を持っても、DNA検査をするわけにもいきません。信じて初めて親の愛が見えてきます。神の存在を証明する、思索する、探求する時間は生涯かかるかもしれません。不可知論に近いものです。それよりも<信じて見えてくる世界>を楽しみながら研究、思索すると<神の存在問題>がもう、どうでもいいと、思うようになります。いつも傍で暖かく見守って下さる神仏を肌で感じるようになると、存在論は無用となります。:<善人論:109-1>:


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あてにならない<良心の呵責>

2007年12月29日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
日々生きていく人間的指針としての自分の良心は目安にはなりますが、あてにしてはいけません。入院してくる患者さんの中には、このあてにならない良心の呵責を苦にして自殺する人がいるからです。自分の良心の呵責を絶対視している哲学、考え方は病的です。大脳は嘘を言う、という精神医学書がありますが、大脳には過去の体験情報がインプットされていて、その情報に基づき動き出す危険があるので、何が本当の良心の呵責か、単なる独断と偏見による思い込みに基づく呵責なのか、真実の呵責なのかを十分確かめた上で生き抜く必要があります。:<絶対論:108-5>:

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子供は一人では生きられない!

2007年12月28日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
どの動物でも赤ちゃんや子供は何とも可愛らしい、何故、可愛らしいのだろうか、生物学者に言わせると生き抜く条件として<可愛らしさ>をDNAが数万年をかけて可愛くしたらしい、と主張しています。特に男女の間では、意識するしないにかかわらず、愛情保持の為のDNAが働き、相手に気に入られるような表情、体つき、心に発育していくそうです。神仏に気に入られるように変形していく人々も沢山います。子供は変な親がいた場合に変に成長する理由はこの理論が背景にあります。子供は環境で生き抜く為に、どんどん変形します。良い方向に変形させたいものです。:<絶対論:108-4>:

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病的な使命感は世間を乱す!

2007年12月27日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
<親切>と<おせっかい>がどうしても分からない人々がいます。余計なお世話をしてしまう人が何故いるのでしょう?責任をとれないのに浅い配慮で助言をする人、知恵が無いのに軽率な支援活動をして相手に結果として迷惑をかける人、しかもそれが良いこと、親切な事だと確信しているので、いつまでも余計なお世話をし続けている嫌われ者がいるのです。善意ほど怖いものはありません。静かに、困窮している人を観察すると、本当は何を欲しているのか、直ぐ分かりますが、この静かに観察をする、沈黙のうちに、さりげなく、相手に気づかれないように支援をする、というスタンスが中々難しいものです。以上の話は私のことです。:<絶対論:108-3>:

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<神仏の声><天の声>を勘違いしている人々

2007年12月26日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
どの時代にも子羊のように素直過ぎる心優しい人々が生きています。両親、先生、指導者の言う教えをそのまま素直に受け入れた為に、あたかも操られたかのように、自由意志がないかのように生きていきます。恐ろしいことです。子供時代、中高生くらいは素直なことが良い場合もありますが、指導者を冷静に批判する力が無いと大きな悲劇が誕生してしまいます。正常な人々は実際に神仏の声、天の声は聞こえません。聞こえたらまず精神病院に行く必要があります。経典、聖書、宗教指導者の言葉を誤って解釈するとテロリスト、虐殺、サリン事件等を平気で断行してしまいます。愛と許し、和解と平和、無償の愛以外の神仏の声、天の声には注意しましょう。:<絶対論:108-2>:

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良心の呵責は本物か?

2007年12月25日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
患者さんが、自分の治療の過程で気づく馬鹿馬鹿しい悩み、何故、こんな事を真剣に悩んでいたのか、人々はこうして大人になつていきます。幼児時代の教え、学生時代の教訓、ニューギニアの人食い社会でのおきて、ロンドン、ニューヨークの現代社会での倫理、時代の流れ、国それぞれの文化環境での人類の<良心の呵責>の問題を思索していきます。自分を苦しめる良心の呵責と心の発病経過の内容について、もう一度考えてみましょう。:<絶対論:108-1>:

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辛い秘密を誰に明かしたら良いのか?

2007年12月24日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
何ともない秘密なら心身の健康を左右しませんが、人生を辛くしたり、自殺願望の原因だったり、身体症状にまで出る秘密を保持する事は不幸の始まりです。殺人等は法の裁きを堂々と受ける決意と共に解消しますが、法に触れないけれども生涯苦しむ秘密の場合はどうしたらいいのでしょうか?心理療法の場面で時々遭遇する問題です。何故苦しむか?その人の<理想と現実のギャップ>が原因ですが、何が理想(こうあるべき、こうありたい)か、体験の解釈はどうなつているのかを心理療法ではきちんと分析していきます。90パーセントは解決します。しかし残りの10パーセントは神仏の前で偽善的にではなく正直に許しを乞いながら、自分の心を明かしつつ許しを祈る手法が最適です。神様は<真剣に許しを祈れば>必ず無償の愛で返答してくれます。:<秘密保持:107-5>:

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隣に昔の恋人が引越してきた!

2007年12月23日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
よくある事例ですが、とても大切な事柄です。偶然、隣に昔の恋人が、その家族を引き連れて引っ越してきます。突然の現象の場合、平素思索し訓練している<愛と許し><過去への固執障害>の健康度が試される事例でもあり、厳しい運命の時でもあります。このような場合こそ、明るく健康的に爽やかに幸福を享受しつつ生き抜いていきましょう。人生の秘密保持の思想が試されます。身体症状(眠れない、食欲がない等)が出た場合は、この運命の解釈に問題点がありますから、ストレス曲線(不安、怒り、身体症状、欝、錯乱)と解釈しないで、幸福曲線(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感)として解釈出来るよう考え方を修正しましょう。:<秘密保持:107-4>:

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告白したがる人

2007年12月22日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
この講座は複雑な人間の心理の世界を意識しながら、人々が本物で悔いのない生き甲斐を感じていただきたい一念で毎日書いています。生き甲斐支援活動を通して思う驚きの一つに<告白したがる人、しかも、あちこちで告白し、同じ内容の繰り返しの人>が居ることです。この現象はストレス曲線(不安、怒り、欝など)を未解決のまま生きている時に起きる現象です。告白する内容はその人の理想と現実のギャップから生まれるストレスなので、その理想の内容と現実の解釈に病的なものがないかどうか点検する必要があります。この点を上手に対処すると同じ告白はしなくなります。:<秘密保持:107-3>:

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<身体症状>と<秘密保持>の関係

2007年12月21日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
人生の秘密を上手に保持し、身体症状が出ないようにセルフコントロールを上手にしながら明るく元気に爽やかに生きている人々も沢山います。両親が誰だか分からない、父親があの人か、この人か、そんな環境の中でも、実に健康に生き抜いている人もいます。過去に固執する人、しない人、この違いは全て考え方と体験の解釈いかんで決まります。秘密保持の中には、あれは本当に自分が悪かった、と思う事柄の場合は、愛である全知全能の神様の前で謙遜に頭をたれて、許しを乞う必要がります。今流行の霊感商法ではだめ。愛そのものである神様は全て無償の愛です。無償の愛、祈祷料を求めるような祈り方ではなく、一人お部屋に正座して静かに許しを乞う祈りで十分です。病的な償いをしようと人生を棒に振る人もいますが、愚かなことです。本物の神様は無償の愛を喜んで提供する存在です。:<秘密保持:107-2>:
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棺桶までも秘密に!

2007年12月20日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
生き甲斐の心理学は、心が病んでいれば家族友人として対応努力をしつつも、とにかく、それぞれの人生の場面で、健康的で明るくいきいきと生き抜く知恵を共に探ろうとします。そんな中で、時々棺桶まで秘密にして死んでいっていいのに?、あえて周囲を混乱させ密かに喜んでいる人に遭遇します。秘密保持と身体症状の関連は根が深く素人には手におえない事例がありますが、身体症状に出さないで上手に健康的に秘密を保持する方法もあります。このあたりを思索していきます。:<秘密保持:107-1>:

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<心の流れ>を言語化出来る人、出来ない人の違いは?

2007年12月19日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
心を病みやすい人は、自分の感情の流れを言語化出来ない傾向があります。健全な人は倫理道徳に関係なく、感情の流れを堂々と意識化できますし、いちいち何故、自分がそんなことを感じるのか、など気にしません。感情は激流のようにどんどん変化しながら流れる性質である事を知っているからです。現実吟味力が健全なので、口にするか、しないか、行動に移すか、移さないかをきちんと判断出来る自信があるからです。さて、堂々と生き抜く為に、この自分の感情の流れを倫理道徳で裁く事なく、一度、意識化して下さい。感情の流れは一見、見てはならないものを見る恐れはありますが、実は神様からの賜物である事に気づきます。感情の流れを大切に取り扱いましょう。:<多忙論:106-5>:

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古代人の感情予測から将来の自分を予測する!

2007年12月18日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
数千年前のシュメール人の古文書やギリシャ神話などの資料を研究する深層心理学者の話から考えると、古代の人々も現代の人々も<感情の流れ>は同じようです。歴史的な出来事の内容は違いますが、森羅万象を解釈する人間の感情の流れは同じだからです。つまりストレス曲線と幸福曲線は同じだという法則です。それを根拠に私たちの将来の具体的な出来事は予測出来ませんが、どんな感情の流れがあるかは予測出来ます。<自分の成育史>で経験した<感情の流れ>以外の感情はありえない、という予測です。経験した感情の流れを意識し覚悟さえしておけば、将来の人生を恐れる必要はありません。人生は経験した感情の繰り返しだからです。:<多忙論:106-4>:
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ああ、神様!

2007年12月17日 | 第3章:心を健全にする目のつけどころ
珍しく興奮して4回も読み返している本があります。ニコラス・ウエイドと言う優れたサイエンスリポーターが書いた本<5万年前:このとき人類の壮大な旅が始まった>です。アフリカで誕生した現生人類が地球に拡散していったDNAミトコンドリアを中心とした素晴らしい本です。アフリカを出て未知な世界に飛び出して拡散(生き延びた)した理由は3つありました。言語の誕生(自己の伝達)、原始宗教の誕生(偉大なものへの祈り)、GIVE AND TAKEの精神(共存の思想)の3つでした。さて、この3つは、現代でも通用しますが、明るく元気に生き延びていける知恵のうち、一番忘れられている大切な心、ああ、神様、何とかして下さい、という謙遜な祈りの心かもしれません:<多忙論:106-3>:

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