生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:孤独感:その4:幸福な日々の為の自問自答集

2014年07月19日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
白蓮さんの孤独感を思索する場合でも、自分の孤独感を思索する時も、常に意識化しておく必要があるのが、その時代背景です。戦時中の青年の孤独感と現代の青年の孤独感を思索する場合でも、いつもその時代背景や文化を考えの中に入れて解釈していかないと、救いはありません。今日の白蓮さんの寂しさ(歴史に名高い白蓮事件:逃避行の場面でした)を考える場合でも、白蓮さんが大正天皇のいとこであること、その同じ大正10年2月10日には昭和天皇が皇太子時代(裕仁)には有名な「宮中某重大事件」と呼ばれている事件が報道されています。歴史書の解釈が色々ありますが、どうも皇太子妃決定を巡る粉飾事件があり、その背景には未だ薩摩長州の陰謀めいた陰がみえかくれしています。そんな時代背景を意識して、今日の白蓮さんの孤独感を考えていました。人が真面目に自分の孤独感を解決すべき時は、孤独感をもたらす遠因を自分がいたらない人間であるとか、修行が足りないとか、色々考えますが、時代背景が自分を大きく支配している歴史解釈を大切にすると、自信喪失状態から健全な自己肯定的な解釈が出来ます。昔、安田講堂事件があり学生達が激烈な活動をしている時、某職場で心理療法の仕事を手伝っていました。あまりの惨めな患者さんの対応に自信喪失したものですが、恩師が時代背景を説明してくださると、私は自分に実力が無いのではなく、この異常事態での心理療法の有り様が今は、異常なのであって、実力不足ではない、と仕事に立ち迎う勇気を得た経験があります。自信喪失による孤独感が恩師のアドヴァイスで回復した思い出があります。時代背景と孤独感の関連解釈とは、こういう事です。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:344>

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「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく探究」していきましょう。

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