歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

銀座チョウシ屋のコロッケパンと林家「こぶ平」師匠 その2

2006年10月22日 | 食事の話し

それで、そのコロッケパンなのです。見た目ボリューム感はOKですね。

コロッケの味は「う~ん、まァ~そのォ~、合格点かな」期待を裏切らない味でした。

コロッケパンは庶民の味ですから、そう「ぶったまげる」美味しさではないですからね、美味しさに「感動」・・・ということはないですけどね。

それとですね、銀座3丁目と聞いていたので、それなりの構えの店と思っていたのですか・・・・・・。

同じ、庶民の食べ物を商う、「漬け物、佃煮」の店のなかには、ピカピカで豪華な店構えのビルの一つも建っていますが、やっぱりコロッケ屋は「利幅」が少ない?

贈答品・東京みやげ・地方発送・全国展開とは行きませんよね、コロッケパンは、裏通りでひっそりが似合いますね。
表通りのピカピカ豪華なお店で「コロッケパン」を売っていても、買わないよね、きっと。

「コロッケパン」は裏通りで「ひっそり」と商うものなのですね。
そうです、そこでなんです。

そこで、そこでですね「こぶ平」師匠の話です。
「正蔵」襲名の前にですね、お合いして話しをした・・・・・・訳ではなく、タダ、テレビでしゃべっていたの、ビールを飲みながら聞いてただけなんですが・・・・・・。

そう「裏通り・ひっそり」の「青木屋のコロッケパン」のことなんです。
師匠は『ここのコロッケパンは旨いよ』と言ったのを聞いたのです。

そして、私は直ぐに「青木屋」の「コロッケパン」を食べにに南千住に行ったのです。
しかし、しかしです。青木屋には裏切られました。いや「こぶ平」に裏切られました。

青木屋のコロッケパンの「ポテトコロッケ」がいけませんね。
私的には「コロッケ」として認めることにはできません。

『断じて出来ないのです!!』そんなに「リキ」まなくてもいいのですが     

青木屋のコロッケは「マッショポテトのパン粉揚げ」でした。
じゃがいもを「擂りつぶした」だけの味しかしませんでした。「純粋ポテトコロッケ?」「プレーンポテトコロッケ?」と呼ぶべきものです。

しかし、後で家に帰って考えたのです。
あの、食い道楽のおぼっちゃま゛こぶ平゛師匠が、全国のコロッケパンを食べ尽くし辿り着いたのが、青木屋の「純粋ポテトコロッケパン」ではないのか?

あの「こぶちゃん」いや。「正蔵師匠」が「旨い」と仰ったのですから、あの味こそが「究極」の「ポテトコロッケ」ではないのか、あの味が判らない私こそ、修行が足らない未熟者であると・・・・・・・。

「庶民」の食べ物・・・・・、「おやつ」として、ご飯の「おかず」として、ビールの「つまみ」として、最近では、「そばのタネ」として・・・。

コロッケは最高です。


いつか、青木屋のコロッケを食べて「旨い」「感動した」と言えるように頑張る所存です。 

寄席の客席で、青木屋のコロッケパンをかじりながら正蔵師匠の落語を聞いている客がいたら、それが私です。

今日の結論
「コロッケパン」は青木屋に始まり、青木屋で終わるのだ!!!


コメント
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