電脳筆写『 心超臨界 』

人は自らの信念の産物である
( アントン・チェーホフ )

なぜ「夫婦」を「めおと」と読むの――山口仲美

2024-05-11 | 04-歴史・文化・社会
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「夫婦」は、むろん「フウフ」と読む。でも、ふと演歌の世界の「めおと」を思い出した。石川さゆりの「夫婦善哉(ぜんざい)」、小林幸子の「夫婦しぐれ」、村田英雄の「夫婦酒」。すべて、「めおと」と読んでいる。


◆「夫婦」 めおと、と読むのはなぜ?――埼玉大学教授・山口仲美
(「クマムシ」2007.07.24日経新聞(夕刊))

テレビをつけたらバラエティー番組「わかってちょーだい!」をやっていた。この日のテーマは「夫婦ってどこまで愛し合えるの?」。「夫婦」は、むろん「フウフ」と読む。

でも、ふと演歌の世界の「めおと」を思い出した。石川さゆりの「夫婦善哉(ぜんざい)」、小林幸子の「夫婦しぐれ」、村田英雄の「夫婦酒」。すべて、「めおと」と読んでいる。

「夫婦」を音読みすれば、「フウフ」。「夫」の音は「フ」が普通だけれど、「フウ」と読むときもある。「工夫(くふう)」のように。

では、演歌のように「夫婦」と書いて、なぜ「めおと」と読むのか? 日本人は古くは「妻」のことを「め」、「夫」のことを「をうと」「をっと」と言っていた。だから、「妻夫」と書いて「めをうと」「めをっと」。そこから「めおと」という語が誕生。「妻」が「夫」より先に来ている! 「めおと」が古来の夫婦をさす呼び名だった。

ところが、江戸時代になると「夫」を先に書く「夫婦」の表記が一般的に。それに、日本古来の言い方「めおと」を当てて読んだ。だから、「夫婦」を「めおと」と読むのは当て字読み。古い男と女の情愛を歌う演歌の世界に「妻」が前に来る「妻夫(めおと)」が残っているのは面白い。

テレビ画面では、「夫婦っていいものですか?」というアンケート結果が出ていた。妻の77.1%は「はい」、22.9%は「いいえ」。「はい」と答えた「妻」は、昔の「妻夫」の言葉どおりに「妻」が元気な家庭であろう。
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