竹内好――中国の核実験に感動する異邦人(エトランゼ)

共産主義者、および共産政権の讃美者は、すくなくともわが国においての場合、思想の殉教者たろうなどとは夢にも思わず、自分たちだけが“進歩的”であると自任する優越感に酔い、ススンデイル己れたちに較べてオクレテイル国民を軽蔑する“反(そ)っくり返りの姿勢”を楽しみました。 . . . 本文を読む
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「金本位制」がやってきた!――上念司さん

本書の目的は「愚かな決断、判断の誤りは気の迷いから生じ、気の迷いは経済的な困窮に誘発される」という壮大な仮説を検証することです。その検証に最も有効なツールが、「ジオ・エコノミクス(地政経済学)」です。ジオ・エコノミクスとは、経済をひとつの手段として相手国をコントロールする戦略を研究する学問です。その観点から見ると、当時多くの国が自国の利益だと信じて突き進んだ道(金本位制)は、相手をコントロールするどころか自分を縛る最悪の選択であり、戦争への道だったのです。 . . . 本文を読む
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記紀抜きで日本人の「現実」は理解できない――渡部昇一教授

古代史は何といっても書かれた歴史を中心とし、それをそのほかの分野の研究で解釈する考証的史学のほうが誤るところが少ないのではないかと思う。これを超えて「科学的」ということ自体が、すでに非科学的なのである。われわれは、6世紀以前のことに関する記紀の記述は、ほかを以て替えがたく貴重な、われわれの先祖の現実(リアリティ)の描写と考えて解釈していくべきであろう。 . . . 本文を読む
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こんな毎日なら不幸もかけ足で逃げていく――ジョン・トッド

われわれは精神も肉体も健全に保ち、自分の境遇を現在も将来も何の恐れもない好ましい状態にすべく努めければならない。しかし、精神が弦楽器の弦のように常に張り詰めていたのでは、そうはいかない。勉強のことや心配事などぱっと忘れてすぐにリラックスできる人間だけが、本当に有意義な知識を自分のものにできる。 . . . 本文を読む
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「隠居=権力者」の日本的構造――渡部昇一教授

義満のやったことで奇妙なことはそのほかにもいろいろあるが、一つは出家であり、もう一つは自分の妻を国母にしたことである。彼は応永(おうえい)元年(1394)に急に将軍を辞めて、将軍職を当時9歳の義持に譲ったのである。そのとき、義満は37歳で、すぐに頭を剃って出家するつもりだった。しかし後小松天皇のがしきりに止めたので、実際に頭を剃ったのは翌年であった。 . . . 本文を読む
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子畏於匡。顔淵後。子曰。吾以女為死矣。曰。子在。回何敢死――『論語』

子、匡(きょう)に畏(い)す。顔淵、後(おく)る。子曰く、吾れ女(なんじ)を以て死せりと為す。曰く、子在(いま)す。回(かい)、何ぞ敢て死せん。 . . . 本文を読む
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子路問聞斯行諸。子曰。有父兄在。如之何其聞斯行之――『論語』

子路、聞けば斯(ここ)にこれを行う、(の語)を問う。子曰く、父兄の在(いま)すあり、これを如何ぞ其れ、聞いて斯にこれを行わんや。冉有(ぜんゆう)、聞けば斯にこれを行う、を問う。子曰く、聞いて斯にこれを行うなり。公西華(こうせいか)曰く、由(ゆう)や、聞けば斯にこれを行う、を問いしに、子曰く、父兄の在すあり、と。求や、聞けば斯にこれを行う、を問いしに、子曰く、聞いて斯にこれを行うなり、と。赤(せき)や惑う。敢て問う。子曰く、求(きゅう)や退く。故にこれを進む。由や人を兼ぬ。故にこれを退く。 . . . 本文を読む
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子曰。論篤是与。君子者乎。色荘者乎――『論語』

子曰く、論の篤きに是れ与(くみ)す、とあり。君子者か。色荘(しきそう)なる者か。 . . . 本文を読む
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子張問善人之道。子曰。不践迹。亦不入於室――『論語』

子張、善人の道を問う。子曰く、迹(あと)を践(ふ)まざれば、亦(ま)た室に入らず。 . . . 本文を読む
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都合の悪いことは聞きたがらないドイツ人――西尾幹二教授

なお最後になるが、梶村氏が批判したもう一点、ドイツはナチ犯罪にのみ個人補償をし、国家賠償をしていないとの私の主張はデタラメだという批判に答えておきたい。「深き淵より ドイツ発日本」1月1日付に図表が出ており、それによると、ドイツは94.3%が個人補償である(氏が挙げている東ドイツの巨額の賠償はソ連などによる収奪の数字ではないか?)。 . . . 本文を読む
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八方美人になろうとしない――ウエイン・W・ダイアー

自分が感じたり、考えたり、話したり、行なったりすることには、必ず多少とも反対があるものだと心得ていれば、絶望のトンネルを容易に抜け出ることができる。反対があることを予測していれば、そのために傷ついたりはしなくなるだろうし、同時に、自分の考え方や感じ方が否定されたのは自分自身が否定されたのと同じだ、などと考えなくなるだろう。 . . . 本文を読む
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「世界史」の意識は昔からなかった――西尾幹二教授

結局日本はヨーロッパでもなければ、中国でもない、そのどちらもが所属しているユーラシア大陸文明そのものから独立した、別体系の一固有文明なのではないでしょうか。ただその点での自覚を十分に持たないできた。だから地上の他の地域と比較して自己測定せざるを得なくなると、昔は大陸の支那文明だけをモデルにして自己を測定し、明治以後は西欧文明を尺度にして、近代的進歩の速度を測ってみるなどしてみました。 . . . 本文を読む
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今こそ必要な「流れに逆らって泳ぐ力と勇気」――S・スマイルズ

今の時代に必要なのは、社会的地位のある教養人の支持だけではない。貧しい人びとの人気も集めなければならない。選挙にはできるだけ多くの票が必要だからである。社会的地位の高い人も金持ちも教養ある人も、票を得るために無知な人の前で平身低頭してみせるのだ。人気を失うぐらいなら、いつでも信念を捨てて不正を働きかねない手合いなのである。 . . . 本文を読む
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「裁判」と「復讐」を混同したマッカーサー――渡部昇一教授

これは、たとえばA暴力団とB暴力団が喧嘩して、A暴力団が勝った時、A暴力団の組長の命令で、その配下の11の組から出てきた組長が、B暴力団の幹部を裁く、という構図と本質的に変りはない。裁判官は中立国からのみ出るか、あるいは、中立国と敗戦国からも代表を入れなければ、公平な国際裁判にならない。判事の出身国を見ただけでも、裁判の名に値しないことは、誰にも明瞭であろう。それは紛うことなく勝者が敗者に復讐する形なのである。 . . . 本文を読む
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竹内好――「中国の核兵器だけが核戦争を防ぐ」という倒錯

いっとき共産主義者が唱えた迷文句に、「帝国主義国(自由経済諸国を指す)が核実験でまきちらす灰は黒く汚れているが、共産主義国が核実験で生みだす灰は白く清らかである」という抱腹絶倒の珍論がありました。しかるに竹内好は百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)一歩を進めて、アメリカやソ連が保有する核兵器は核戦争の可能性をはらんでいるが、北京政府が持つであろう核兵器は、これだけは例外的に格別に、核戦争を防ぐ力になる、と保証したわけです。 . . . 本文を読む
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