電脳筆写『 心超臨界 』

歴史とは過去の出来事に対して
人々が合意することにした解釈のことである
( ナポレオン・ボナパルト )

自分を鍛える! 《 こんな“魂胆”は手もなく見ぬかれる――ジョン・トッド 》

2024-04-18 | 03-自己・信念・努力
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誰でも自分の無知は認めたくない。人が自分の教養を並べたてる時は、いかに自分がすぐれているかを相手に認めさせ、他の人はすべて無知だと思い知らせようとの魂胆があるのだ。こんな暗黙の催促ほど不愉快なものはない。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p196 )
6章 人間関係がうまくいく「話し方・交際術」

◆こんな“魂胆”は手もなく見ぬかれる

誰でも自分の無知は認めたくない。人が自分の教養を並べたてる時は、いかに自分がすぐれているかを相手に認めさせ、他の人はすべて無知だと思い知らせようとの魂胆があるのだ。こんな暗黙の催促ほど不愉快なものはない。

かつて私の知っていた若者は、社交グループの人気を集めようと必死になったが、うまくいかなかった。なかなかその理由がわからなかったのだが、ある晩すべてが飲み込めた。この若者はラテン語を引用し、ギリシア語でしゃべり、言葉の語源については滔々と弁じたてるのだった。

たとえば、「コメディ」という単語は今では本来の意味がほとんど失われている、本来は「路上」と「歌」という語から成っており、つまり路上で歌われる歌の意味であって、昔は町の路上の荷馬車の中で演じられたのだ。ということを仲間に説明するのに並々ならぬ努力を払っていたのである。

彼の説明は確かに一つも間違ってはいないが、たかだか30分ぐらい辞書を調べて学んだからといって、その説明でグループ全体を一晩中悩まし、学者ぶられたのではかなわない。本当の学識を持っている者は、そんな程度のことをことさら仰々しくまくしたてたりはしない。中途半端な学問しかない医者に限って、自分が無知だと思われはしないかと、かえってむずかしい専門用語を使い、わかりきった薬物の名前すら仰々しく言うものだ。衒学者に嫌気がさすのも同じ理由からだろう。

ラテン語をひっきりなしに口にして、ギリシア語であなたをうんざりさせる人間がいたら、その人間の知識の程度は、主人の家の前を人が通るたびに吠え回る、こしゃくな犬の勇気と大差ないと思って間違いない。友人同士の集まりの場合は別としても、いろいろな立場の人が集まった時は、聞きなれない外国語でどんな偉そうなことを言っても歓迎されることはまずない。
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