テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

やってくれるね、新・うさぎのピーターくん!

2013-11-26 21:30:07 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 まずはお詫びを――昨日11月25日は
 文章が不完全なまま記事を投稿してしまい、まことに失礼いたしました。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァいッ! ネーさはァ、はてしなくゥ~まぬけでスッ!」
「がるる!ぐるるっるぅるがる!」(←訳:虎です!やんなっちゃうです!)

 申し訳ありません、
 今後は二度と同じことのないよう努めます……と胸に誓って、
 さあ、本日も読書タイム!
 今回は、こちらの絵本を、どうぞ~!

  



 
       ―― ピーターラビット クリスマスのおはなし ――



 文はエマ・トンプソンさん、絵はエレノア・テイラーさん、
 原著は2013年に、画像の日本語版は2013年11月に発行されました。
 英原題は『THE Christmas TALE OF PETER RABBIT』、
 《 Inspired by the original tales of BEATRIX POTTER 》と
 表紙に記されているように、
 この御本は『ピータラビット』の著者・ベアトリクス・ポターさんをリスペクトしつつ
 制作刊行された新版『うさぎのピーター』の物語です。

「むむゥ! にてるけどォ~」
「ぐるがぅるる!」(←訳:本物じゃない!)

 本物ではありませんが、
 さりとて偽物とは言い切れませんよ。
 ちゃあんと出版社さんの許可は取ってあります……っていうより、
 出版社さん主導で、この御本は生まれたらしいのね。

 いまや100歳を超えた、世界一有名なうさぎ・ピーターくん。

 ピーターくんの新作の語り手は
 女優としても有名なエマ・トンプソンさんです。

 エマさんによれば、
 クリスマスが近付いてくると、
 どうにもそわそわが止まらないんですって、うさぎたちは。

「きよしィこのよるゥ!」
「がるぐるるる!」(←訳:聖夜だものね!)

 いつも以上に落ち着きをなくしているピーターくんは、
 えへん、昨日の私ネーさのようにミスって、
 えー、つまり台所でのおふざけが過ぎて、
 お母さんに用事を言いつけられました。

   おばさんのところにいって
   ミンスパイに使うあぶらみを貰ってきてちょうだい、と。

 おばさんの家へ、森の中を歩くピーターくんが出会ったのは……

「あはァ! あれはァ、いとこのォ!」
「ぐるるぅるるがる!」(←訳:ベンジャミンくん!)

 いとこ同士の、
 どちらもイタズラ者の、
 ピーターくんとベンジャミンくん。

 言いつけられた用事を放り出して遊んでいた二匹(二人?)は、
 後でしっかり叱られましたけど、
 ええ、でもね、遊んでばかりじゃなくて……

 クリスマスに向けて、
 ピーターくんとベンジャミンくんは
 或る極秘作戦を練っているんです!

「ごくひィ??」
「がるる?」(←訳:秘密の?)

 それがどのような作戦なのか、
 残念ですが、ここで明かすことは出来ません。
 ネタばれになっちゃいますからね。

 ただひとつ、言えるのは……

 爆笑ですっ!

「ええェッ??」
「ぐるる?」(←訳:大笑い?)

 文章のすべて――
 語りのリズム、文字の字体、ページ構成、それらすべてを駆使して
 エマ・トンプソンさんは
 ユーモア煌めく物語を著しました。

 英国らしい、この笑い、このセンス!
 コメディも見事にこなす名優さんならではの
 ストーリーテリングです♪♪

「なにをォしたのッ、ぴーたーくんッ?」
「がるがっるるぐるるぅるるがる!」(←訳:何をやったのベンジャミンくん!)

 モンティ・パイソン再結成の報に欣喜雀躍した英国好きな活字マニアさんに、
 クリスマスに贈る絵本を探している方々に、
 そしてベアトリクス・ポターさんの絵本を愛する御方に、
 激おすすめの一冊ですよ。

 さあ皆さま、笑いと盛大な拍手を、ピーターくんとベンジャミンくんに!

 
「しィ~ッ!
 ひみつのさくせんはァ~」
「ぐるがるぅぐるるる!」(←訳:バラしちゃだめです!)



 
 

 
 
コメント
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