こんにちは、ネーさです。
今日は、先ず残念&申し訳ないお報せがございます……
前回記事で御紹介しましたトヨタ2000GT車の展示は
昨日(5月10日)限定だったようです。
同じ場所へ、今日の午後行ってみましたらば、
ああ、もう、いない……。
「こんにちわッ、テディちゃでス!
もういちどォ、みたかッたァでスゥ!」
「がるる!ぐるがるぐるるる!」(←訳:虎です!特に後席まわりを!)
名車を見られるかしら♪と期待されて現地へ行かれた御方に、
お詫びする気持ちもこめて、
本日の読書タイムは頑張ります。
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
―― ゴッホのひまわり 全点謎解きの旅 ――
著者は朽木ゆり子さん、2014年3月に発行されました。
『フェルメール全点踏破の旅』で美術評論界を唸らせ、
最近は『東洋の至宝を世界に打った美術商-ハウス・オブ・ヤマナカ』が評判の
著者・朽木さんによる《ひまわり》解読の旅の記録です。
「ごッほさんといえばァ、ひまわりィ!」
「ぐるるるがるるぐっるるる!」(←訳:向日葵と言えばゴッホさん!)
ルドゥーテさんがバラの画家なら、
モネさんが睡蓮の画家なら、
ゴッホさんはひまわりの画家、と言えましょうか。
実際には、アイリスの花などもゴッホさんは描いているのですが、
どうしても、印象に残りやすいのは、
ひまわり……。
「きょうれつなァ、ふォるむッ!」
「がるるる!」(←訳:独特の色!)
フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさん(1853~1890)。
ひまわり、というモチーフに
ゴッホさんは特別な愛着…てんそれとも執着を持っていたようです。
でなければ、短い生涯の間に
ひまわりの画を何度も、
憑かれたように何度も描きはしなかったでしょう。
実に、11回も。
「ふァ? じゅういちィ!?!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:そんなにぃ!)
確認されているだけで11作品も、というべきかしら。
各作品を収蔵しているのは
ベルン美術館、ファン・ゴッホ美術館に2作、
メトロポリタン美術館、クレラー=ミュラー美術館、
ノイエ・ピナコテーク、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、
損保ジャパン東郷青児美術館、
フィラデルフィア美術館……
「むッ? たりないィ??」
「がるぐぅるるる?」(←訳:11じゃないよ?)
ええ、足りません。
8ヶ所のミュゼが所蔵する9作品。
残る2作品は、どこに?
世界中の研究者さんたちが見逃していたその疑問を
著者・朽木さんは追いかけます。
2作品にうち、ひとつは、個人蔵……らしい?
もう何十年も公開されていないので、
しかも所有者がはっきりしないので、
対面は叶いそうにない……?
そして、もう1作品は、
日本に……?
「にッ、にほんにィッ?」
「ぐるるがるっ?」(←訳:日本のどこっ?)
おそらくは1920年頃のこと、
一枚のひまわりの画が西日本の某所へ運び入れられました。
文学者・芸術家グループ《白樺派》の同人さんたちが
資金を集め、
いつか白樺派美術館を造って展示したい、と
パリの画商から購入したのです。
しかし、
ひまわりと白樺派の同人たちを見舞ったのは
避けようにも避けられない運命。
その運命とは――
「むむむゥ! しらなかッたでスゥ!」
「がるぐる!」(←訳:初耳です!)
この御本は、ミステリではなくノンフィクション作品ではありますが、
画の運命をここで明かすことは止めましょう。
どうか、詳細は皆さま御自身で
本文を読んでみてくださいね。
丁寧に、じっくりページをひもといてゆく価値のある力作を
アート好きさんも活字マニアさんも、ぜひ!
今日は、先ず残念&申し訳ないお報せがございます……
前回記事で御紹介しましたトヨタ2000GT車の展示は
昨日(5月10日)限定だったようです。
同じ場所へ、今日の午後行ってみましたらば、
ああ、もう、いない……。
「こんにちわッ、テディちゃでス!
もういちどォ、みたかッたァでスゥ!」
「がるる!ぐるがるぐるるる!」(←訳:虎です!特に後席まわりを!)
名車を見られるかしら♪と期待されて現地へ行かれた御方に、
お詫びする気持ちもこめて、
本日の読書タイムは頑張ります。
さあ、こちらの御本を、どうぞ~!
―― ゴッホのひまわり 全点謎解きの旅 ――
著者は朽木ゆり子さん、2014年3月に発行されました。
『フェルメール全点踏破の旅』で美術評論界を唸らせ、
最近は『東洋の至宝を世界に打った美術商-ハウス・オブ・ヤマナカ』が評判の
著者・朽木さんによる《ひまわり》解読の旅の記録です。
「ごッほさんといえばァ、ひまわりィ!」
「ぐるるるがるるぐっるるる!」(←訳:向日葵と言えばゴッホさん!)
ルドゥーテさんがバラの画家なら、
モネさんが睡蓮の画家なら、
ゴッホさんはひまわりの画家、と言えましょうか。
実際には、アイリスの花などもゴッホさんは描いているのですが、
どうしても、印象に残りやすいのは、
ひまわり……。
「きょうれつなァ、ふォるむッ!」
「がるるる!」(←訳:独特の色!)
フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさん(1853~1890)。
ひまわり、というモチーフに
ゴッホさんは特別な愛着…てんそれとも執着を持っていたようです。
でなければ、短い生涯の間に
ひまわりの画を何度も、
憑かれたように何度も描きはしなかったでしょう。
実に、11回も。
「ふァ? じゅういちィ!?!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:そんなにぃ!)
確認されているだけで11作品も、というべきかしら。
各作品を収蔵しているのは
ベルン美術館、ファン・ゴッホ美術館に2作、
メトロポリタン美術館、クレラー=ミュラー美術館、
ノイエ・ピナコテーク、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、
損保ジャパン東郷青児美術館、
フィラデルフィア美術館……
「むッ? たりないィ??」
「がるぐぅるるる?」(←訳:11じゃないよ?)
ええ、足りません。
8ヶ所のミュゼが所蔵する9作品。
残る2作品は、どこに?
世界中の研究者さんたちが見逃していたその疑問を
著者・朽木さんは追いかけます。
2作品にうち、ひとつは、個人蔵……らしい?
もう何十年も公開されていないので、
しかも所有者がはっきりしないので、
対面は叶いそうにない……?
そして、もう1作品は、
日本に……?
「にッ、にほんにィッ?」
「ぐるるがるっ?」(←訳:日本のどこっ?)
おそらくは1920年頃のこと、
一枚のひまわりの画が西日本の某所へ運び入れられました。
文学者・芸術家グループ《白樺派》の同人さんたちが
資金を集め、
いつか白樺派美術館を造って展示したい、と
パリの画商から購入したのです。
しかし、
ひまわりと白樺派の同人たちを見舞ったのは
避けようにも避けられない運命。
その運命とは――
「むむむゥ! しらなかッたでスゥ!」
「がるぐる!」(←訳:初耳です!)
この御本は、ミステリではなくノンフィクション作品ではありますが、
画の運命をここで明かすことは止めましょう。
どうか、詳細は皆さま御自身で
本文を読んでみてくださいね。
丁寧に、じっくりページをひもといてゆく価値のある力作を
アート好きさんも活字マニアさんも、ぜひ!