テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

浮かれサクラ♪

2009-01-20 22:52:24 | 花雑記
 花屋さんにて激写!シリーズ、
 今日のお花は、ほ~ら、テディちゃ、
 桜のブーケさんです♪

「きせつゥさきどりィ、でスねッ、ネーさ!
 かわゆいィでスゥ!」

 姿の愛らしさもさることながら、
 香りがとっても良かったんですよ。
 サクラの花の、その周りだけ、春が来たような……

「くんッくんッ!
 なるほどォ、さくらッ!」

 お花屋さんでサクラを見かけたら、
 はいっ、チャンス!
 くんくん、っと、鼻をひくつかせちゃいましょう!
 
「くんくんッ!――ふぁッくしょんッ!」

 あららら、花粉症の御方は近寄り過ぎちゃだめですよ!
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― 変遷の東京《文士》地図 ―

2009-01-20 12:41:45 | ブックス
 今日は《大寒》、寒いのも道理ですね。こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ! テディちゃでスゥ~」

 寒さのためか、お天気が良い日の関東地方は
 夕焼けがとてもきれいです。
 本日は、夕雲に似た昔をしのびたくなる、
 昭和の香り漂うこちらの御本を、はい、どうぞ~!



            ―― 東京遊歩東京乱歩 ――


 
 文と絵は磯田和一さん、’04年4月に発行されました。
 副題に『文士の居た町を歩く』とあります。

「ぶんしィ??」

 文筆家さん、文豪さん、と申せばよろしいのでしょうか。
 著者の磯田さんがスケッチブック片手に訪れるのは、
 昭和にその名をとどろかせた文士さんたちゆかりの場所。

 可愛いイラストてんこ盛り!の内容は、
 『江戸川乱歩篇』、
 『芥川龍之介篇』、
 『中原中也篇』、
 『向田邦子篇』、
 『樋口一葉篇』、
 『永井荷風篇』、
 以上六つの章で構成され、巻末付録として
 『池波正太郎の書斎探訪記』が添えられています。

「らんぽさんッ!
 みすてりィのォ、まえすとろォでス!」

 『少年探偵団と怪人二十面相の原風景を歩く』と題したパートで、
 磯田さんは東京のあちこちをさまよいます。
 おお! いわくありげな古いビル!
 蔦が這うレンガの塀!
 明智探偵の事務所はこちらでしょうか?な建物も!

「むむゥ~、それッぽいィでスよゥ!」

 多くの作品を著しながら、
 乱歩さんは引越しを繰り返しました。
 早稲田大学界隈だけで十ヶ所以上、
 上野不忍池近くや、神保町、麻布、田町……
 乱歩さん、引越し魔さんだったのです!
 そして昭和9年、
 立教大学近くに家を構えます。
 あの有名な、お蔵のあるお家ですね!

「ふんいきィ、ありすぎィッ!」

 こうしている間にも、
 姿を消してゆきつつある
 古く懐かしい東京の街角。

 向田邦子さんファンの方々、
 中也さん大好き!という文学ファンさんも、
 きっと、へえ~!と唸ってしまう御本です。
 文士さんたちの暮らした場所、
 眺めた風景、
 歩いた坂道。
 
 東京にお住まいの御方、
 東京以外にお住まいの御方も、
 この御本を頼りにちょこっと想像してみて下さい。
 昔むかしの、つい昨日の、
 東京の夕暮れを――

「にがおえのォ、いらすとにィ、ごちゅゥもくをッ!」
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