テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

甘系柑橘グミ。

2009-01-09 22:31:28 | 美味
 久しぶり~♪のグミネタです。
 『カバヤ』さんの《ピュアラル 日向夏みかん》、
 宮崎産日向夏みかん果汁が使用されているそうよ、テディちゃ。

「さッそくゥ、いただいちゃゥのでスよッ、ネーさ!
 もぐもぐッ!」

 はーい、いただきましょう、もぐもぐっ。
 ……むむっ、甘いぃ~っ?!
 夏みかん味って、もっと酸っぱいものかと思いましたが。

「でもォ、なつみかんでスゥ~♪」

 そうですね。
 オレンジではなくて、
 普通の蜜柑でもない、
 ワイルドさを抑えた夏みかん……風味、かしら?

「ひとあじィちがうゥ、みかんあじィ、でしたッ♪」
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王と、女王と、王女たちの肖像。

2009-01-09 12:47:27 | ブックス
 東京地方は雪、の予報でしたが……ここ、八王子では雨模様。
 こんにちは、ネーさです。雪ではないけれど、寒いですね。

「ぶるるッ、こんにちわッ! テディちゃでスゥ~」

 本日は、このお天気に合わせたかのような、
 寒気を伴って怖ろしく、しかし業火の熱をも併せ持つ
 或る血族を描いた一冊を御紹介いたしましょう!
 はい、こちらを、どうぞ!



     ―― 名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 ――


 
 著者は中野京子さん、’08年8月に発行されました。
 以前に御紹介しました『怖い絵』『怖い絵2』の著者・中野さんが
 ハプスブルク家の面々を取り上げ、
 解析したのがこの御本です。

「わほッ!
 しょうぞうがァ、いッぱいィでスゥ~」

 表紙こそ色調控えめな新書スタイルですが、
 本文中には肖像画・版画・写真等の図版が
 数多く掲載されています。
 おお美男美女が山ほど!といいたいところ、なんですが……

 スイスの田舎に発した豪族ハプスブルク家の
 特徴とされるお顔は、そのう、
 いわゆる美人顔とはちょこっと違っていて、

「わしばなッ!」

 はっきり言ってくれましたね、テディちゃ。
 そうです、始祖ルドルフの鷲鼻と、突き出た下顎が、
 一族後代に受け継がれていったのでした。

 しかし、嘲笑などもっての外です。
 この鷲鼻の上の頭には、
 王冠が載っていたのですから。

「ふァ~、おうさまァ!」

 双頭の鷲を紋章とする男女の肖像の、
 背景にあるもの、
 巧妙に隠蔽されている事々を、
 中野さんは流麗に、劇的に、
 また繊細に解き明かしてゆきます。
 
 彼らはどう生まれ、
 何に動かされ、どう滅びていったのか――

「ほろびるゥ、おうさまッ?
 さうろんッ、みたいィでス!」

 『指輪物語』の魔王サウロンは、
 力ある指輪を滅ぼす火の山を
 おのが領土に抱えていました。
 同じように、双頭の鷲の一族も、
 滅びを身の内に抱え保ちつつ、
 それでも《世界》へ、《時間》へ、
 剣をふりかざし続けざるを得ませんでした……

 歴史好きさんなら、
 いいえ、歴史マニアさんでなくとも、ぜひ!
 教科書よりも百倍面白い!わかりやすい!
 ヨーロッパ史をぐぐーっと身近にさせてくれる御本です。
 波乱万丈の大河解説記、お奨めですよ~!

「ふァ~、
 むかしにィ、うまれなくてェ、よかッたかもォ~」
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