テンソルの添字の上下、反変成分と共変成分への導入の章があって、代数的にはこのように進めるのか、ふむふむ、と。キーワードは商ベクトル空間、みたいです。ここはいわゆるアフィン幾何になっていますが、その文言は出てきません。次章でユークリッド空間の話(距離と角度)になります。
固有値問題に入り、固有方程式に重根がある場合に云々と。ここがなぜか難解に見えます。
要するに2つの固有値が同値だと楕円で無く真円になってしまうので軸が取れなくなり、したがって固有ベクトルが決められない、と言いたいだけに見えるのですが、延々と何やら特別な用語で解説しています。
どうしようかな。無理矢理理解しないと先に進めなさそうだし、理解したとしても何だか当たり前の事を当たり前に言っているだけのような気がして、いまいち意欲が湧かないし。とりあえず先に進むことにします。うむ、今回も攻略失敗かも。知りたい事項は数章先に書いてあるみたいです。
ま、まあ、いつものように多少とも先には進んだ気がするので、それで満足すべきなのでしょう。先は長い。他の解説書もあるし。
そう、ちょっと古いベクトル解析の教科書の復刻版を手に入れたのでした。集合論が普及する教育数学の激動の時代に書かれていて、その影響が記述に表れていたら面白そうです。