喜代仲
所在地:墨田区向島5-18
Photo 2007.10.21
Blog停止中も、全く出掛けなかったわけではなく、写真を撮らなかったわけでもない。家に籠もりっきりというのは不可能で、某所でやってる授業のまちあるきの下見などもせねばならない。
先日は向島界隈をまわってみた。社用族や政治家などの利用が減っているからか、料亭も転業、廃業が増えているらしい。今回見に行ったら、以前は料亭か料理屋だったが、休廃業したと思われる建物がいくつかあった。建て替えて大型化したり、近代化して生き残っているお店がある一方で、小規模なお店は取り残されて普通の家になっている。
写真の戸袋を持つお家も、恐らく既に廃業したと思われる料亭か料理屋さん。まだ建物の入口に看板が付いているので、もしかするとやってるのかも知れないが、外には看板が無く、二階のベランダに普通の洗濯物がぶら下がってたり、玄関先や庭先がなんとなく荒れている様相から考えると、やはり既に仕舞屋なのだろう。
手の込んだ銅板貼り戸袋だ。昔の料理屋などにはしばしばこのような戸袋があったが、最近はこういうのも減ってきた。まちあるきでここを案内したら、受講者の反応は結構大きかった。こういうのは皆さんもやはり気になるようだ。
近代化した立派な料亭で、飲んで食べて遊ぶのが普通なんだろうが、まちあるき的には昔ながらの木造料亭を探しつつ路地をふらつくのが面白い。
#古い建物 墨田区 #遊興施設
エントリーの際この記事にリンク張らせて頂きました。
事後承諾ですみません
他の地域では鏝絵位で銅張り戸袋は見たことが無いのですが、濹東のみの流行だったのですかねえ
面白いですね。
鯉の柄が得意な職人があの辺に住んでたのかも。
でもやっぱり川が近いから、
魚料理が売りだからなのかしら。
向島の料亭街でもちょっと裏通りにあるにも関わらず、
意外に御存知の方がおられるようですね。
建物が古くなってるので、いつまで存続するかわかりませんが、こういうものは何とか残して欲しいものですね。