都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

墓地裏の小径を辿る

2006-09-25 | 新宿区  

 前回記事の階段を下りると墓地裏の小径に出る。

新宿区榎町と矢来町の境界の小径
Photo 2006.9.11

 中段部分に道があり、左側の擁壁の上が住宅地、右側の道の下方は墓地。擁壁と墓地の間を行く不思議な道が南北に続く。

宗柏寺墓地と小径
Photo 2006.9.11

 墓地南端には無縁仏の塚かなにかがあり、頂部に石仏が立っている。小道を進み、振り返ると、ひょえーっ、有り難い風景であります。夜一人で来るのはやっぱりやだかも・・・。

Photo 1995.1.27

 今回も約10年前の写真を掲載。おばちゃんが慣れた感じでとことこ奥へ歩いていく。よく見るとこの頃はまだコンクリート舗装がされておらず、飛び石の露地だったことが分かる。東京都新宿区、山手線の内側なんだけど、都心とは思えない風景が大通りのすぐ裏側に広がっている。

#階段・坂 新宿区  #街並み 新宿区  #路地

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 矢来町の階段 | トップ | マンホール階段 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「門」の舞台 ()
2006-09-25 21:18:02
ここ、知ってます。なかなかあの路地を進むには勇気がいりますよね。ところがこの崖下は漱石「門」の主人公宗助の住まいがあったあたりと設定されています。彼の借家の裏は崖になっていて、その上に住む家主が坂井家。ご存知酒井若狭守の屋敷がありましたし、「裏の墓地から木魚の音が聞こえる・・」というのも宗伯寺をさしていると思われます。参考:「漱石の東京」
返信する
ふむふむ。 (asabata)
2006-09-26 02:28:48
文学にはあまり詳しくないので、よく知りませんでしたが、そういう場所だったのですね。確かに漱石旧居跡は谷の反対側だし、小さい頃に通っていた小学校もここの南方。漱石はこの周辺にかなりの土地勘があったのでしょうね。漱石がこの路地を歩きながら思索にふけったなどということもあったのでしょうか。
返信する

コメントを投稿